hirax.net::Keywords::「舞台」のブログ



2004-02-17[n年前へ]

安い居酒屋には英会話学校がついてくる 

 格安居酒屋は日本語が苦手な外国人にとって最高に便利だという。価格は安いし、ありとあらゆる料理がある、そしてなんといってもメニューは全て写真付きである。日本語が全然判らなくても、指さすだけでオッケーだ。とはいえ、いかにも欧米系の女性が少数で安い居酒屋に行くと、もれなく周りの客から「ちょっと英語で話しをさせて下さい」オーダーがついてくる。それは、必ずと行って良いほど毎回ついてくる。

 安い居酒屋には学校を出てまだ時間が経っていない若い女性がたくさんいて、そういう女性達は「習った英語を使ってみたい」という好奇心旺盛(遠慮知らずともいうかもしれない)な人も多いからだ。もちろん、アルコールも入っているから少し内気・謙虚さも消えている。そして、そんな好奇心ガールにとって話しかける相手が同じ女性だと気楽に安心に話しかけられる。というわけで、「いかにも欧米系の女性」+「安い居酒屋」=「即席英語学校」という方程式が成り立つの。だから、安い居酒屋では「いかにも欧米系の女性」の周りではいつも英会話レッスンの嵐が始まるのである。

 駅前には英会話学校は乱立している。そこには英会話を学びたい生徒がたくさん通ってきている。しかし、同じように駅前に乱立している安い居酒屋にも実は「英会話を学びたい生徒(その瞬間だけかもしれないが)」がたくさんいて、そして、「安い居酒屋」を舞台とした「英語学校」という状況も実は連立しているというのが興味深いところである。

 それなら、最初から「安い居酒屋+英語学校」という店もしくは学校を作ってしまうのも面白いかも。

2004-09-08[n年前へ]

スポーツとコーラ 

 Tech総研のニュースが更新されました。 オリンピックでの日本選手の活躍と重ね合わせながら、仮装大賞「ピンポン」芸が世界の舞台へで取り上げた日本発のアイデアによるペプシのCMを見た、で始まる「ドーピング検査で精神力も測れる?/脳医学的ペプシとコカコーラの差異/他」です。

2004-11-30[n年前へ]

「ズッコケ三人組の卒業式」 

 ミドリ市を舞台として、ハチベエ、ハカセ、モーちゃんの小学6年生の男の子3人組がさまざまな騒動を起こす「ズッコケ三人組」がついに卒業
Yahoo!ニュース  - 社会 - 読売新聞http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BA%E3%83%83%E3%82%B3%E3%82%B1%E4%B8%89%E4%BA%BA%E7%B5%84

2004-12-29[n年前へ]

2004年のニュースを振り返る 

 今年は、一月に一回いくつかニュースを選んでいた。そんな今年一年に選んだニュースを眺めて、振り返ってみる。というわけで、「IP糸電話」から「うれしいひとこと」までを、まずはとりあえず並べてみました。
 よく出てくるキーワード、私が今年気になったキーワードは…、「未来」「記録」「言葉」「見る・眺める」「科学・技術」…そして「女」「男」なんでしょうか…?2004年も間もなく終わろうとしているわけですが、来年、2005年は一体どんな未来になるんでしょうか?~ 
リクナビNEXT/リクルートの転職サイト■3月10日 「一人と一人を繋ぐ『IP糸電話』」「あなたの発明、印紙代金はさぁいくら?」「チョコレートの箱詰め問題」の「科学とお金とチョコレート」の三つのニュース

■4月7日 「顧客が本当に必要だったもの」「常識はずれの人たちに出会いたい」「好きな『ことば』でつくる砂時計」の「人と言葉」の三つのニュース

■4月9日 「私だけのGoogle検索」「携帯電話に『違う自分』が写る」「Googleが赤ちゃんだった頃」の「Googleも自分も変わる」三つのニュース

■5月12日 「紛争分布の可視化」「動画観察が可能な『高速原子間力顕微鏡』」「カメラ付き携帯とグリッド・コンピューティングで『お肌診断』」の「未来の可視化」の三つのニュース

■5月14日 「自動着色ソフトウェア『はいから』」「電子レンジの爆発タマゴで大ケガ」「仮装大賞『ピンポン』芸が世界の舞台へ」「不惑を迎えてなお現役のBASIC」の「思い込めば見えてくる?」4つのニュース

■6月9日 「自分への視線を発見・記録するメガネ」「米国防省の検閲塗りつぶし語句を解読」「『センター試験』と『二次試験』の得点は無関係?」「2つのスーパーコンピュータ:WindowsとGRAPE」の「見る・見られる・比べる」4つのニュース

リクナビNEXT/リクルートの転職サイト■6月11日 「最新技術でロウ管レコードが美しく響く」「『匂い』と『景色』をつなぐ脳内リンク」「未来アンテナ」「ビル・アトキンソンの講演」の「思い返す・思いを馳せる」4つのニュース

■7月7日 「『叶わぬ望み』の青の薔薇」「チタン製の埋め込むブラジャー」「初の民間宇宙船をM&M'sチョコレートで祝う」「スーパークリエイターたちが描く、未踏の世界」の「未踏の世界は美しい?」4つのニュース

■7月9日 「新書マップで本棚散策」「働きバチが『怠け者』?」「携帯電話をポケットに入れると精子の数が30%減?」の「ちょっと一休み」する3つのニュース

■8月4日 「楽し懐かし、テレビゲームとデジタル科学展」「ホーキング博士も寺田寅彦もミスをする」「アウディがエッシャーの世界を走る」の「自らを振り返る夏休み」三つのニュース

リクナビNEXT/リクルートの転職サイト■8月6日 「理想のカップはCカップ?」「『美人プログラミングスタイル』で心を癒す」「『女性客室乗務員』『女子アナ』の平均顔」の「男と女」三つのニュース

■9月8日 「ドーピング検査で精神力も測れる?」「脳医学的ペプシとコカコーラの差異」「『プロ野球の行方』を回帰分析する」の「スポーツとコーラ」三つのニュース

■9月10日 「遠くへ行きたい……ハトの知恵とカメの脚力」「『温泉』『美人の湯』を科学する」「『男の立ちション』は『的外れ』」の「「男と美女と旅に出る」 」三つのニュース

■10月6日 「『メッセージ』や『ゲーム』を空に浮かべる工作」「FPGAで蘇る懐かしの『マイコン』に落涙」「触れて伝える『人体通信』にドキドキ」の「浮かぶ・伝える・蘇る」三つのニュース

■10月8日 「ゴミ袋と水着の『透けない技術』」「22世紀、世界最速の人類は女性?」「SPAMメールの震源地」「フォント解析で政治が動く」「「女と男で世界が動く」四つのニュース

■11月3日 「ブラジャー(とその中身)への科学的?好奇心」「日本の科学のレベルを上げるには?」「ロゲルギスト今井功氏、死去」の「科学の楽しみ」三つのニュース

■11月5日 「携帯電話は体の一部」「家族の想い出がDVDで蘇る『フォトマイニングサービス』」「WEBログ『食べたものを淡々と記録するよ』は今日も続く 」の「毎日の記録と想い出の写真」三つのニュース

■12月1日 「『25億ピクセルのデジタル写真』以上にこまやかな機能」「全裸ヌードも写す!?空港の金属探知器」「TAROとHANAKOは精子減少を食い止めるか!?」の「景色とヌード?を眺める」三つのニュース

リクナビNEXT/リクルートの転職サイト■12月3日 「『楽器の科学』で、鼻歌まじりにスウィング!」「男性の『悪臭』は究極の『媚薬』?」「Googleの『学術文献検索エンジン』」の「科学と技術と男と女」三つのニュース

■12月22日 「うれしいひとこと


2005-01-08[n年前へ]

「二十年後の未来」 

 「つくば科学万博クロニクル」という本を買った。今から二十年前に開催されたつくば科学万国博覧会についてかかれた本だ。二十年前のあの頃を懐かしく思い出す人たちはもちろん、二十年前の過去に描かれた未来を知らない人たちも一度手にとってページをめくってみると良いと思う。例えば、高さ42メートル幅48メートル、(閉会式後に)2000インチ超大型ディスプレイの「ジャンボトロン」で"We are the world."を上映した「関係者10人だけの閉会式」の話など、「二十年前に描かれた未来の舞台裏」は間違いなく読む価値がある。

「科学技術を考える」 そういえば、つくば科学万博が開催された二十年前の1985年に発行された本が「科学技術を考える」だ。「万博会場の自動翻訳機を使って、エスキモーとケニア人が対話している。いまや、世界中が科学の力で結ばれている。ロボットにピアノを弾かせたり、似顔絵を描かせることが流行している。しかし、そんなことができたからといって、世界中に渦巻いている異民族間、異文化間の問題が何か一つでも解決したわけでもない」という書き出しで始まるこの本には科学技術の(その当時の)現状や未来(特に科学技術が人に対して何をなしていくか)が描かれている。

 この本の中で、坂村健は「新技術が研究されてから一般化するまでに二十年かかる」と言う。つまり、その当時の新技術が今現在2005年の世界を支えている(あるいは近い未来に支えていく)ことになる。科学技術の発展はそんなに速くない。科学技術を作っている側も使っている側も速いように思えるかもしれないけれど、実はそんなに速くない。車輪の再発明でない新しいことがたくさんあるわけではないのだから、二十年前の過去の未来を眺めてみると、今の未来が見えてくるかもしれない。二十年前に作り出された夢を振り返ってみると、自分たちの未来の方向が蜃気楼のように(だけど明瞭に)見えてくるはずだと思う。



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