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1999-05-03[n年前へ]

「私と好みが似てる人」 その2 

ログ解析の6ヶ月点検

 本サイトが公に公開されるようになってから6ヶ月経った。新車でも購入してから半年経てば、6ヶ月点検があるのだから、本サイトについても6ヶ月点検を行ってみたい。

 まずは、週別のアクセス量変動を挙げてみる。

1998/12/13-1999/4/24の週別アクセス量
Overall Accesses

 アクセス数は割に順調に伸びているようである。1999/02下旬辺りにネットワーク不調とログ解析失敗などによるデータ欠損が見られるが、それ以外ではほぼ線形に増加している。1999/4上旬に増加の傾きが変化しているのはinfoseekにページを登録したことによるものと考えられる。

 次に、時間別アクセス量である。以下に示すのは、1999/4/18-24の時間別アクセス量である。
 これを見ると、深夜3時位にアクセス数がぐんと減ることがわかる。深夜3時位に眠りにつく人が多いのだろうか。
 そして、早朝5時過ぎからアクセス数が増えていくことがわかる。5時過ぎくらいから活動を始める人も多いようだ。そして、昼の12時辺りにひとつピークがある。これは、企業の昼休み時間にアクセスしている人達によるものだろう。次に15時位に大きなピークがある。これは、何だろうか?まさか、おやつの時間ではあるまい。企業ユーザーが一服しているのだろうか?小さい18時辺りのピークも、企業ユーザーの就業時間の終わりを示すものと思われる。
 そもそも、こういった昼間の時間別アクセス数から見えてくるユーザーというものは、時間に縛られる企業ユーザーになってしまうのだろう。

1999/4/18-24の時間別アクセス量

 さて、次はアクセス数のサイトランキングである。ただし、ここでのサイト=IPアドレスであり、ドメイン解析は行っていない。したがって、同じドメインからアクセスがあっても、IPアドレスが異なれば違うサイトとして計算している。そのため、proxyを使っているような所が、ランクインしやすいということになる。もちろん、proxyを使っていれば、実際よりアクセス数は少なくなるわけだが、今回の比較においては、明らかに同じサイトと判断される分有利なのである。
 それでは、最近4週間分のトップ10を示してみる。

1999/3/28-4/24のアクセス量における週別サイトランキング
Rank4/18-244/11-174/4-103/28-4/3
1KyotoPneTMeshNet厚木阪大レーザー核融合研KyotoPneT
2東大情報システム工学研キヤノン裾野Hewlett Packerdキヤノン裾野
3セイコーインスツルメンツオーイーシーキヤノン裾野千葉大情報数理
4Fermi-lab岡山理科大 電子工学ホンダエンジニアリングPSINet
5OCN北大 電子科学研究所ベッコアメ福岡シチズン
6アスキーNTT PC-Com 諏訪鹿児島大 情報工学東北大加齢医学研
7明治大学総合情報ネットワークワコーデジタルアーツ生協インターネット大阪
8RICOHIIJ4U藤沢インターネット九州大学医 耳鼻咽喉科
9WEB静岡龍谷大情報NetworkSystem通商産業省InfoPepper府中
10KansaiMultimediaServiceOCN千葉館山アレスネットDTI熊本

 トップ1に4回中2回も位置しているのはKyotoPneTである。このサイトは京都周りのネットワーク総合体のようだ。色々集まっている分、アクセス数が多いのだろう。
 それでは、週別にコメントをつけてみたい。
3/28-4/3 医学関係が2つランクインしている。おや、九州大学医学部耳鼻咽喉科と言えば、私の一番大好きな「今日の必ずトクする一言」で有名な「バーチャル耳鼻咽喉科」と同じサブドメインである。
4/4-10 通商産業省は公益機関のランクインが少ない中でなかなか健闘している。阪大レーザー核融合研究所はこの2週後のFermi研究所と関係あるのだろうか?
4/11-17 MeshNetの厚木からアクセスされている方が一位である。個人のアクセスというのは非常に嬉しい。この週は個人の方が多い。喜ばしいことだ。
4/18-24 常連だったキヤノン裾野が消え、RICOHがランクインしている。このあと、WEBページは会社の顔色- WEBページのカラーを考える 2 - (1999.04.26) でRICOHのWEBのデザインに苦言を呈しただけに、反応が気にかかるところである。おやおや、ASCIIもランクインしている。

 それでは、3ヶ月前に「私と好みが似てる人」 - analog Windows版用のサブドメイン解析ソフトを作る- (1999.01.24) の時に調べたドメインランキングとの比較をしてみる(こちらは、ドメインランキングであって、今回のサイトランキングとは異なる。今回の場合、同じ人がアクセスしても、IPアドレスが異なれば、違う人としてカウントしていることになる)。

1: canon.co.jp (キヤノン)
2: sony.co.jp (SONY)
3: atr.co.jp (株式会社国際電気通信基礎技術研究所)
4: infocom.co.jp (日商岩井)
5: waco.co.jp (ワコービジネス)
6: odn.ad.jp (オープンデータネットワーク)
7: nttpc.ne.jp (ISP事業者向けネットワーク提供サービス)
8: att.ne.jp (日本AT&T株式会社)
9: saitama-u.ac.jp (埼玉大学)
10: kokushikan.ac.jp (国士舘大学)

 今回と共通してトップ10入りしているのはキヤノンとワコーである。前回も今回も技術系のサイトばかりである。私が技術マニアであるからしょうがないか。それこそ、「私と好みが似てる人」達なのだろう。

次は「できるかな」内の人気ランキングである。こうしてみると、

など、面白いものである。/dekirukana/java/を読んでいるのは「踊る大捜査線」をキーワードにして辿りついた方だろう。/dekirukana/snif/が人気があるのは、セキュリティー意識が高いせいか、あるいは好奇心が高いせいか、どちらだろうか?。
#reqs: %bytes:      last date: file-----: ------: --------------: ---- 4185: 18.07%: 99/05/15 07:49: /   13:  0.04%: 99/05/12 13:51:   /? 1855:  2.18%: 99/05/15 02:33: /dekirukana/java/ 1093:  1.24%: 99/05/15 07:38: /dekirukana/server/  839:  1.74%: 99/05/15 07:08: /dekirukana/snif/  789:  0.68%: 99/05/15 04:01: /dekirukana/dorae/  762:  0.58%: 99/05/15 02:36: /dekirukana/screensave/  633:  0.83%: 99/05/15 05:32: /dekirukana/photoshop/  623:  1.20%: 99/05/15 07:20: /dekirukana/whois/  577:  0.99%: 99/05/15 04:20: /dekirukana/1999/  543:  0.64%: 99/05/14 22:53: /dekirukana/tire/  501:  0.80%: 99/05/15 01:55: /dekirukana/digicame/  435:  0.52%: 99/05/15 00:51: /dekirukana/e55/  435:  1.22%: 99/05/15 02:23: /dekirukana/ufo/  427:  0.37%: 99/05/15 04:15: /dekirukana/ocilo/  392:  0.43%: 99/05/15 06:53: /dekirukana/screensave2/  373:  0.50%: 99/05/15 05:23: /dekirukana/fem2/  321:  0.63%: 99/05/15 02:49: /dekirukana/wavelet/  320:  0.56%: 99/05/15 05:28: /dekirukana/ekisyo2/  279:  0.32%: 99/05/14 22:30: /dekirukana/hamaphoto/  267:  0.37%: 99/05/14 23:25: /dekirukana/real97/  264:  0.36%: 99/05/15 02:28: /dekirukana/karaoke/  263:  0.16%: 99/05/15 02:25: /dekirukana/ocilo2/  260:  0.41%: 99/05/15 01:15: /dekirukana/moire3/  256:  0.81%: 99/05/14 21:07: /dekirukana/onkai2/  256:  0.44%: 99/05/15 01:48: /dekirukana/sacchan/  252:  0.29%: 99/05/15 05:52: /dekirukana/toolplus/  247:  0.24%: 99/05/15 03:02: /dekirukana/server2/  243:  0.63%: 99/05/15 00:17: /dekirukana/bunsukai/  216:  0.42%: 99/05/15 06:52: /dekirukana/haidi/  195:  0.06%: 99/05/15 00:24: /dekirukana/1999_2/  194:  0.41%: 99/05/15 04:05: /dekirukana/kamogawa/  186:  0.38%: 99/05/15 01:02: /dekirukana/bunpu/  185:  0.39%: 99/05/15 04:21: /dekirukana/ufo2/  185:  0.28%: 99/05/15 05:30: /dekirukana/ekisyo/  180:  0.38%: 99/05/15 07:42: /dekirukana/moire2/  171:  0.33%: 99/05/15 02:48: /dekirukana/wavelet2/  169:  0.17%: 99/05/14 20:48: /dekirukana/rocket/  164:  0.16%: 99/05/15 04:04: /dekirukana/dorae2/  160:  0.31%: 99/05/14 15:03: /dekirukana/probe/  155:  0.14%: 99/05/15 07:08: /dekirukana/tamago/  144:  0.20%: 99/05/14 21:53: /dekirukana/onkai/  141:  0.23%: 99/05/13 20:15: /dekirukana/  126:  0.26%: 99/05/15 01:34: /dekirukana/harddisk/  124:  0.18%: 99/05/15 02:03: /dekirukana/watari/  122:  0.29%: 99/05/14 20:49: /dekirukana/webcolor2/  121:  0.59%: 99/05/15 01:29: /dekirukana/moire/  118:  0.10%: 99/05/14 14:08: /dekirukana/hori/  118:  0.18%: 99/05/14 09:21: /dekirukana/bunsukai2/  116:  0.10%: 99/05/14 21:05: /daily/9904.html  105:  0.19%: 99/05/15 07:34: /dekirukana/favicon/  105:  0.24%: 99/05/15 06:29: /dekirukana/log9905/   99:  0.20%: 99/05/14 20:49: /dekirukana/webcolor/   98:  0.05%: 99/05/15 07:08: /dekirukana/photoshop2/   79:  0.38%: 99/05/14 09:58: /index_e.html   61:  0.01%: 99/05/13 18:27: /dekirukana/fem2/math/   46:  0.01%: 99/05/12 19:50: /dekirukana/fem2/math/indexlnk1.html   42:  0.07%: 99/05/12 19:53: /dekirukana/fem2/math/indexlnk4.html   37:  0.03%: 99/05/12 19:51: /dekirukana/fem2/math/indexlnk2.html   33:  0.08%: 99/05/13 18:28: /dekirukana/fem2/math/indexlnk3.html   32:  0.02%: 99/05/14 14:22: /dekirukana/toolplus/readme/readme.html   31:  0.05%: 99/05/12 19:54: /dekirukana/fem2/math/indexlnk5.html   25:  0.06%: 99/05/15 00:22: /dekirukana/harddisk/math/   21:  0.03%: 99/05/12 19:49: /dekirukana/onkai/math/ 4070: 55.84%: 99/05/15 05:52: [not listed: 34 files]
 こうしてみると、興味が発散している作者であることがよくわかる。
 次にログ解析をするのは、おそらく半年先だろう。 その時、健やかに育っているのだろうか?

2000-11-07[n年前へ]

SEXYタレント売り出し術 

または恋のフライバイ

 
 

 朝のテレビと言えばテレビ朝日の「やじうまワイド」である。私はニヒルな吉澤アナウンサーが大好きなので、毎朝TVのチャンネルを「やじうまワイド」に合わせておくのが日課なのである。

 吉澤アナの素晴らしさを少し語らせてもらえば、コメンテーターが変なコメントを言った場合、吉澤アナは即座に「本当にそうですかねぇ?」といとも簡単に否定する。しかも、深夜番組ではなく、早朝のさわやかな時間帯にである。コメンテーターの威厳などあったものでない。しかし、コメンテーターの威厳というモノがそんな言葉で否定されるようなならば、そんなものは実は「張りぼて」のような威厳であるわけで、その張りぼてを日の下にさらしてしまうそのイケズな感じが私は実に大好きなのだ(そしてそんな斜に構えた吉澤アナがホントーにたまに真剣な目になる感じが私は同時に大好きだ)。

 とりあえず、そんな感じで毎朝「やじうまワイド」を流していると、梨本勝とか福岡翼などの芸能レポーター達が芸能スキャンダルをしゃべりまくり、いやでもそれらが耳に入ってくるのである。朝のTVはと言えば、何はなくともまずは芸能スキャンダルなのだ。といっても、私の耳は興味のないことにはかなりの難聴気味になるらしく、それらの芸能スキャンダルは耳には入ってくるのだが残念ながら頭には入ってこない。

 そんな私でも、芸能オンチの私でもスキャンダルを利用した「SEXYタレントの売名行為」が多いことには驚いてしまう。古くは(そんなに古くない?)「古屋一行のAVギャルスキャンダル」から、「羽賀研二と桜庭あつこ」「岡村隆史と美人巨乳釘師」まで、そんな話は腐るほどある。

 確かにそんな話は腐るほどあるのだが、SEXYタレント売り出し術を科学的に考察したという話は今だ聞いたことがない。私が不勉強なせいかもしれないが、少なくとも私は聞いたことがない。

 一体、それはナゼだろうか?ミョーに科学的な芸能プロダクションあたりが、そんな研究をしないものなのだろうか?もうすぐ21世紀になるというのに、そんな科学的な芸能プロダクションは存在しないものなのだろうか?

 いやもちろん、そんな芸能プロダクションはないだろうし、そんなクダラナイことも誰もあえてするわけもないだろう。しかし、クダラナくて誰もそんなことをしないというのであれば、それはもう本サイトの大好きなジャンルである。というわけで、今回は「SEXYタレントの売り出し術」を考察してみることにした。
 
 

 まず、芸能に疎い私が考えてみるに、なぜかだか知らないが「SEXYタレントの売り出し術」は「愛」を装うのが普通である。「古屋一行のAVギャル」でも、「羽賀研二と桜庭あつこ」でも、「岡村隆史と美人巨乳釘師」でもいずれも「始まりはいつも愛」なのである。こう書くと「ちょっといい話」に聞こえるが、実は全然「いい話」ではないのが不思議と言えば不思議であるが、とりあえず「SEXYタレントの売り出し術」は「愛」の一応用例として考えることができるかもしれないわけだ。
 

 本WEBサイト「できるかな?」でも「愛」ならぬ「恋」の力学は常日頃から考えているわけで、「恋の力学」が解けるなら、「愛の力学」も解けるかもしれないし、だとしたら、「SEXYタレントの売り出し術」も解けると言っても必ずしもウソとは言えないだろう(典型的な詭弁)。そこで、今回はこれまで考えてきた「恋の力学」を応用することで、「SEXYタレントの売り出し術」を考えてみることにした。
 

 とりあえず、登場人物として次のような三人を考えてみよう。

  • 登場人物 男性タレントA : 名実共にA級のタレント。
  • 登場人物 男性タレントB : B級タレント。沖縄に店を経営していたりする。女性に「誠意」を見せるのが得意中の得意。
  • 登場人物 女性タレントC : C級タレント。少なくとも私には「誰だそれ」状態の無名人。だけど、大抵の場合SEXY度だけはバツグン。
この中の女性タレントCが、他のタレント - 男性タレントA,B - にモーションをかけて、「SEXYタレントの売り出し術」を実行する場合を考えてみる。まずは、女性タレントCが、名実共にA級である男性タレントAに接近する場合である。

 つまり、

  1. 女性タレントCがはるか遠くから男性タレントAに近づいていく
  2. 女性タレントCと男性タレントAが最接近する
  3. 女性タレントCが男性タレントAから離れ、ずっと離れた方に行ってしまう
という過程を考えてみよう。このような過程は
  • 女性タレントC
  • 男性タレントA
だけが登場して、その二人の間の運動を考えるわけであるから、の場合と同じく「二体問題」として解くことができるだろう。

 しかも、男性タレントAの存在感と女性タレントCの存在感はあまりに差がある。そのため、女性タレントCが近づいてきても男性タレントAはビクともしない。もちろん、もともと男性タレントA自身は芸能界の中をどっしりと動いているわけであるが、女性タレントCが近づいてきても我関せずである。それに対して、女性タレントCは男性タレントAに近づくことで影響を受ける。

 このような場合は単純なケプラー運動の一例であり、細かい導出はメンドくさい(私が)のでしないが、女性タレントCは男性タレントAの近くでは、彼を基準とした座標系で双曲線軌道を描く。普通であれば「双曲線軌道」という言葉には何の色っぽさもないが、コトが「SEXYタレントの売り出し術」であるだけに、双曲線軌道という言葉でさえ何か色っぽさを感じてしまうのは私だけだろうか?

 そんなことはおいておいて、女性タレントCは男性タレントAに近づいて、そして離れていくのである。その時、彼女は彼を基準とした座標系で双曲線軌道を描くわけだ。
 

ある女性タレントCの双曲線軌道

 この場合、女性タレントCの「イキオイ」(ここでは速度とでもしておこう)は男性タレントAを基準とした座標系では「一番最初に近づいてくる時」と「一最後に離れて行く時」では変わらない。もちろん、方向は違うのだが、大きさは同じである。それを描いてみたのが次の図である。女性タレントCのイキオイは最初と最後では、方向が違うだけで大きさは同じコトがわかるだろう。
 

この場合、女性タレントCの「イキオイ」は変わらない。

 この場合、「SEXYタレントの売り出し術」としては単に女性タレントCの方向転換を図っただけ、である。図に書くとこんな感じだ。
 

「美人釘師」から「AVギャル」への方向転換。

 ちょっと具体的すぎたような気もするが、この例はフィクションにすぎない。別に男性タレントAがナイナイ岡村だと言っているわけではない、と一言だけフォロ〜しておくことにしよう。
 

 さて、この場合の「SEXYタレントの売り出し術」はかなり低レベルなテクニックである。これは単に女性タレントCの方向転換ができただけである。それ以外のさしたる効果は何もない。

 しかし、これまで考えてきた「恋の力学」を応用して考えるに、さらなる高度な「SEXYタレントの売り出し術」が考えられる。それはどのようなテクニックかと言えば、相手すなわち男性タレントAのイキオイを利用するのである。日本のお家芸の柔道のように、相手の力を利用してそれを自分のモノとするのである。

 こちらは、結構ハイテクニックなので判りにくいが、それをなんとか絵にしてみたのが次の図である。この場合、「男性タレント自身にもともとイキオイがある」ことが重要である。すなわち一般視聴者を基準とした座標系に対して、男性タレントA基準系は動いているのである。
 

男性タレントのイキオイを利用した「SEXYタレントの売り出し術」

 すると、一般視聴者を基準とした座標系では、面白いことに女性タレントのイキオイ自体も男性タレントに接近する前と後で変わるのである。もちろん、上の図を見てもらうと判るように、男性タレントA基準系では女性タレントのイキオイは方向が違うだけで、大きさはなんら変わっていない。しかし、それは男性タレントA自身がイキオイがあるためで、一般視聴者を基準とした座標系では女性タレントCのイキオイは増しているのである。赤い線で描いた「一般視聴者を基準とした座標系での女性タレントCのイキオイ」が最初と最後で違っているのが判るだろう。つまり、女性タレントCはこの接近戦でイキオイが増しているわけだ。これが比較的高度な「SEXYタレントの売り出し術」である。このテクニックを使えば、男性タレントの背後から近づけば女性タレントCのイキオイは必ず増すということになる。

 さて、それでは女性タレントCの接近相手

  • 男性タレントB : B級タレント。沖縄に店を経営していたりする。女性に「誠意」を見せるのが得意中の得意。
の場合はどうだろうか?この場合、まず男性タレントB自身にイキオイがない。ということは、男性タレントのイキオイを利用した「SEXYタレントの売り出し術」は使うことができないのである。せいぜい、「SEXYタレントの方向転換」くらいしかできないのだ。

 そして男性タレントB相手の場合には、もうひとつ問題がある。相手が名実共にA級のタレントAであると、タレントAは女性タレントCが近づいたくらいではビクともしない。しかし、それがタレントBの場合だと、あまりに重みがないために女性タレントCがタレントBに近づくと揺れ動いてしまうのである。そんな状態では「SEXYタレントの方向転換」すら上手く行くかどうか判ったものではない。誠意大将軍の彼を頭に浮かべて頂ければ、おそらく納得して頂けると思う。
 

 さて、今回は相手の力を利用して自分のイキオイを増す「SEXYタレントの売り出し術」方法を考えてみた。もちろん知っている人も多いだろうが、これはフライバイ(flyby)とかスイングバイ(swingby)と呼ばれるテクニックで、ロケットの軌道制御などに使われるテクニックだ。それを「SEXYタレントの売り出し術」に応用してみたわけだ。

 最初の方に書いたとおり、今回は「SEXYタレントの売り出し術」は「愛」の一応用例として考えてみたのだから、このフライバイを「恋・愛」に適用してみるのも面白いのではないだろうか?例えば、あなたが誰かに恋をして、その恋をすることで自分自身も輝いたりイキオイが生まれることがあるはずだ。このフライバイを行う限りは、相手とはすれ違うだけで、いずれ遠くへ離れてかざるをえないわけであるが、少なくともその「恋・愛」であなたが成長することもあるだろう。相手の後ろから追いかけて、そして少し方向を変えてまた離れていくときに、イキオイは必ず増すだろう。それは一つのフライバイ、「恋・愛」のフライバイと言っても良いのではないだろうか、と思ったりするのである。もちろん「SEXYタレントの売り出し術」と同じで、それは結局相手次第だと思うけどね。
 

2001-11-22[n年前へ]

あなたと見たい、流星群 

同じ流星が見える距離

 「しし座流星群」が美しく盛んに空を彩った翌朝、Fast&FirstBBSをぼんやりと眺めていると、「アナタとみたい流星群」と題した

「僕たち距離は離れているけれど、同じ星(月)を見ているんだね」
なんて会話をする二人がいます。だけど、一体離れている距離が何km位までなら同じ流星を見ることができるのでしょうか?
という書き込みを見かけた。思わず良い話だなぁ、と見入ってしまった。

 今年の「しし座流星群」のようなきれいな流星群を、深夜同じ場所に佇んで二人で一緒に同じ流星を眺める人達も多いだろうが、離れた場所から、それでも同じ流星を眺めている二人もいることだろう。「そんな遠く離れた二人が、同じ流星を眺めることができるとしたら、それはどの程度の距離までなのだろう?」という「同じ流れ星を眺めることができる二人の距離」だなんて、とてもロマンティックでとても面白い話だなぁ、とその書き込みを眺めながら思った。そして、これはいつか考えた「地平線問題」と同じだなぁと考えて、だけど何故だか少し切ない話だなぁ、とも感じた。

 だから、とても興味を惹かれたのだけれど、その切なさのせいか、ただぼんやりとその話を眺めていた。すると、すぐに「今日の必ずトクする一言」のKOROKAN氏が

 これは計算が可能ですね。…流星の輻射点から地球に接線を引きます。そうすると、
地球の中心、輻射点、接線が地球に接する点の直角三角形になりますね。…(中略)…これに地球の半径をかけると1118kmと出ました。
 つまり半径1118kmの範囲が輻射点から見えることになりますから、(二人の距離としてはその二倍の2000kmで)おそらく東京−福岡、東京−札幌の遠距離恋愛なら見えるかも。
と簡潔な答えを書きこまれていた。暗算で片付けるところはやはりさすがスゴイなぁ、なんて感心していると、それとほとんど同じ頃、hirax.netの「ぐるぐる検索」にも、元の質問を書き込まれていた方から、
 あなたと私、離れていても同じ星を見ている。何kmの距離まで離れていても同じ流星を二人は見ることができるのでしょうか? (F&Fの掲示板に書きこんだ内容に同じです。)
という検索メッセージが送られてきた。そして、さらに
 とても好きな女性が私の住むミネソタから約1000マイルほど離れたオハイオに住んでいまして、彼女に獅子座流星群の話をしながらこの話を思いついたのです。ちょうど1000マイルだったらギリギリって感じかもしれない?遠く離れた場所でも、同じ流星を見ることができるかもしれない?
という話の発端を読みながら、私もちょっと落書きをしてみた。

 KOROKAN氏が簡潔に書かれていた答えをもう少し言い換えると、「私たちが流星を見ることのできる距離」は「流星の地平線」と同じだ。私たちが流星を見ることができるのであれば、逆に流星からも私たちが見通せることになるのだから、「地表に立つ私たちが流星を見通せる距離」=「流星が地表に立つ私たちを見通せる限界」、ということであって、それはすなわち「流星の地平線」そのものということになる。もちろん、本当はもっと色々なことを考えなければならないわけだけれど、とりあえずはこんな大雑把な計算でも十分だろう。
 

流星の地平線
●視点=地表に立つ私達
流星の発光点

 以前、地平線までの距離を計算した

でやったものと同じく(KOROKAN氏が書かれていたことと同じ)、灰色の直角三角形に着目してやると、流星の発光点の高度がわかれば、あとは地球の半径=約6400kmを用いれば、流星の地平線までの距離は簡単に計算することができる。

 流星の発光点の高度は理科年表をめくると、次のような表が載っていて、大体70km〜130kmの間であることが判る。その高度差を100kmほどの長さにわたって、光りながら駆け抜けて行くのである。
 

流星の平均の高さ及び速度(1933) 理科年表

 そして、「流星の発光点の高さY」を変えた場合の、流星から見渡せる距離(=流星の地平線)を計算してみたものが次のグラフになる。この「流星から見渡せる距離」がつまりは「流星を見ることができる最も長い距離」になる。
 

流星の平均の高さ及び速度(1933) 理科年表

 先の「流星の発光点の平均高度」として約70km〜130kmという値を使うと、先にKOROKAN氏が書き込まれていたように1000km前後という数字になるわけである。で、流星の発光点(輻射点近く)を挟んで遠く離れたところに住む二人であれば、その二人の距離が1000kmの二倍で2000kmの距離までは同じ流星が見える、ということになる。
 だけど、これは理想的な話で、現実の話ではない。

 実際にはそんなわけにはいかない。私達が住むほとんどの場所は、海原の真中や高い山の頂きじゃない。私達が流星を眺める場所はビルや鉄塔に囲まれたマンションのベランダだったり、あるいは木々や小高い山が周りを囲む小さな公園だったりする。少なくとも、地平線の果てまで見通せるような場所で眺める人なんかほとんどいないだろう。流星を眺めようとするほとんどの人達がいる場所は、上に広がる空しか見えなくて、地平線近くの空なんか見えない場所だとう思う。きっと、せいぜい天頂から60〜70°位の角度までしか空を見通せないに違いない。
 

 だとすると、さっき計算のときに着目した「灰色の直角三角形」は少し変えてやらなければならない。人の視点での地球への接線をひくのではなくて、もう少し天頂側へ角度を振ってやる。すると、先の「灰色の直角三角形」は下の図のように「青色の三角形」に変化することになる。
 

「地平線近くの空が見えない」場合の「流星の地平線」
●視点=地表に立つ私達
流星の発光点

 そして、先と同じようにこの三角形に注目しながら、「限られた空の下」に住む現実の私達が見ることのできる流星までの距離を計算してみると、下のグラフのようになる。下のグラフで「空を見渡せる角度」が天頂からの角度で90°、すなわち地平線まで完全に見渡せる場合である。つまり、先に計算した「理想的な場合」である。そして、それが1100km程度というのはもちろん先程と同じだ。
 

流星の発光点が高度100km時の、
空を見通せる天頂からの角度と流星の発光点までの距離(km)

 このグラフを眺めてみると、天頂からの角度に対しての「見ることができる流星までの距離」は「地平線近く」の場合とそうでない場合とで全然違うことが判るだろう。

 「地表面」と「その100km上空の面」というのはほとんど平行だから、天頂からの角度が70°位までは「流星の発光点までの距離」は緩やかに増加していくだけだ。天頂からの角度が70°(というとかなり水平にもう近いが)の時でさえ、「流星の発光点までの距離」はたった200km強である。さきほど見えると思われた1000kmなんて遥か彼方だ。

 しかし、天頂からの角度が80°を超え、ほとんど水平間際になってくると、「見ることができる流星までの距離」はぐんぐんと大きくなってゆく。80°で600kmくらい、85°で700kmくらい、そして90°でついに1000kmの彼方の流星まで見えることになる。
 

 ということは、現実の私達、海原の真中や高い山の頂きじゃなくて、ビルや鉄塔に囲まれたマンションのベランダや小さな公園から流星を眺める「限られた空」の下に住む私達は、せいぜい200kmくらいまで離れた場所で光る流星しか見えないことになってしまう。1000kmの彼方の流星なんかとてもじゃないが見えなくて、たった200kmが限界になってしまうのである。

 すると、遠く離れた二人が同じ流星を眺めようとするとき、その二人の距離の限界は高々200kmx 2=400km程度ということになってしまう。東京-大阪でも難しいかもしれない。空が本当に天頂近くに限られて、「空が無い」東京のような場所であれば、きっとその距離はもっとずっとずっと短くなるはずだ。新幹線に乗って会いに行くような二人では、同じ流星を眺めることはできないのかもしれない。

 だけど、とも思う。先のKOROKAN氏の書き込みは

 それに何より、「見ているモノが同じモノ」と信じる力が重要で、それが同じモノか、別のモノかを証明するすべも、否定するすべもありませんなあ。信じる者は救われるというし。
という風に締めくくられていた。私も本当にその通りだと思う。さっきの「せいぜい400kmが限界」なんて計算結果は「同じ流星を眺めようとする二人」には全然関係ないのだろう、とも思う。

 もしも、遠く離れて見渡せる空が全然重ならないような距離であっても、例えそれが昼と夜ほどの違いになる距離であっても、同じ景色を眺めている二人もいるだろう。また、逆にとても近くにいても同じ景色も流星も眺めることのできない二人もいるのだろうと思う。そんな違いを決めるのは、幾何学的な話じゃなくて、きっと別の何かだ。
 

 そしてまた、流星を眺める私たちの視点から、流星の視点に移動するといろいろなものが見えてくるとも私は思う。「限られた空」の下の私たちの視点がもう少し高く、高度100kmほどまで上がれば、周りではついに流星が輝やき燃える高さになる。ここまでくれば、見渡すことのできる地平線の果てまでは1000kmほどになる。その半径1000kmの円の地表が、その流星の視点から見える世界だ。

 そして、その流星の地平線の中にいる人達は、その流星を同時に眺めることができる人達であるが、一体その半径1000km程の領域の中にはどれだけの人達が住んでいることだろう?数千人?それとも、数千万?とてもたくさんの人達がいるに違いない。それは例え、半径200kmの円であってもやはり同じことだろう。その地平線の中にはとてもたくさんの人が住んでいる。

 そんな地平線の中の(あるいは外の)数え切れない沢山の人達の中に、同じ流星を眺めようとする二人がいる(それともいない)なんて、やっぱりとてもロマンティックで、やっぱりちょっと切ない話だなぁ、と思う。
 

2002-12-15[n年前へ]

引っ越し前の大掃除 

私と好みが似てる人 その6

 hirax.netが生まれたのが1998年の年末だったから、はや四年も経ったことになる。最初の頃、ほんの少しの間だけは共用サーバーで動かしていたのけれども、しばらくしてからは専用サーバーに移行したのだった。といっても、別に好き好んで移転したわけではなくて、単に転送量超過料金が怖かったからである。何しろ、その頃借りていた共用サーバーは1GB/月までは一定料金なのだけれど、それを超えると8円/1MBで追加料金がかかるのである。例えば、2GB/月になってしまうと、追加料金で+8000円かかることになるし、それが3GB/月では+16000円になってしまうというなかなかにシビアな料金体系だったのである。

 そんなこともあって移行した先のサーバーマシンは、今となってはかなり心許ないスペックのPentium133MHz, RAM 32MBというスペックであったのだけれど、これまでは特に問題もなく今までせっせと動いてきた。ファイルをただただ転送している分には、こんなスペックのマシンでもノープロブレムだったし、何より転送量を気にしなくていいのが安心できた。

 しかし、最近では「いろいろ」ページのCGIが重くなったりしたこともあって、CGIページなどにアクセスが集中したりすると、マシンの反応が悪くなってしまうことが多くなった。そして、ひどい時にはメールチェックすらできなくなったりするようになってしまったのである。本来ならば、ログ解析でもしてボトルネックになっているところを改善でもすれば良かったのかもしれないけれど、元々が無精であるし、何より面倒くさいことが大キライなので、サーバーをいっそのこともう少し速いものに交換してしまうことにしたのである。とはいえ、サーバー交換記念に今回恒例のログ解析-私と好みが似てる人 -を二年半ぶりにやってみようと思う。ということで、「引っ越し前の大掃除、私と好みが似てる人その6」を始めようと思う。
 

 ところで、大掃除とは言っても、残念ながら以前のログは残っていないので、先月('02/11)の一ヶ月間のログを解析してみると、hirax.netへは45万ページ/月ほどのアクセスがあったようだ。データ転送量で言うとちょうど1GB/日になる。月の転送量が30GBということは、一番最初のレンタルサーバー会社なら+23万2千円/月の追加料金ナリということになるので、サーバーを移転しておいて良かったとしか言いようがないのである。

 そして、まずはこれらのアクセスのアクセス元のドメインを見てみると次のグラフのようになる。異文化コミュニケーション能力に欠けるワタシは日本語ページしか作っていないので、ほとんどのアクセス、おおよそ4分の3が.jpドメインからとなっている。そして、さまざまな国から1%弱(とはいえ、5000ページ/月くらいか)のアクセスが海外の日本人(あるいは各国のロボット)からあるようだ。
 

アクセス元

 そして、ドメイン毎の円グラフを眺めてみると、YahooBBの躍進に驚く。一割近くがYahooBB(bbtec.bet)からのアクセスだった。そして、自宅などからのアクセスが企業や学校からのアクセスを凌駕していることも判る。
 

ドメイン別

 ところで、hirax.netへのアクセスの中でおよそ半分の20万ページほどが「できるかな?」へのアクセスで、残りの25万ページアクセスが「いろいろ」ページへのものだった。「いろいろ(最近はタイトルがinsideoutなんて変わっているけれど)」の方は時折り単なる写真日記になっていたりするし、単なるメモ帳になっていたりもするので、そのページを読む人が判ったところでその人たちが「どんな好み」なのかは結局のところよく判らないとしか言いようがない。そこで、とりあえず「できるかな?」ディレクトリへのアクセスだけを抽出して、"co.jp"と"ac.jp"からのそれぞれのアクセスランキングを調べてみた。そうすれば、「hirax.netと好みが似てる」企業や教育機関、「hirax.netに門戸を開いているところ」が判るというわけである。
 

 まずは、「できるかな?」への"co.jp"アクセスランキングを下に示してみよう。トップ10までの企業のアクセス分で過半数を超えていることが面白いところだ。三位までの富士通、ソニー、富士ゼロックスといった辺りのメンツは前回もトップ10入りしていた「できるかな?」の常連である。そして、昨今の企業や学校・公共機関などで盛んになっている「アクセス制限」をhirax.netに対して行っていない心の広い企業なのである。
 

「できるかな?」への"co.jp"アクセスランキング

 次は、「できるかな?」への日本の教育機関"ac.jp"からのアクセスである。こちらの方もトップ10までで過半数を超えている。こちらの方も先の企業と同じく「アクセス制限」をhirax.netに対して行っていない心のゆとりがある学校なのである。
 

「できるかな?」への"ac.jp"アクセス

 そして、各々のトップ10を並べて、アクセスランキングを見てみると次の表のようになる。
 

2002/11の「できるかな?」へのアクセスランキング
  1. 富士通
  2. ソニー
  3. 富士ゼロックス
  4. 日本電気
  5. IIJ media comunications
  6. 沖電気
  7. 松下電器
  8. 三菱電機
  9. アジェンダ
  10. リコー
  1. 岡山大学
  2. 京都大学
  3. 福岡大学
  4. 大阪大学
  5. 北海道大学
  6. 東京工業大学
  7. 東京大学
  8. 横浜国立大学
  9. 奈良先端科学技術大学
  10. 北陸先端科学技術大学院大学

 というわけで、これが「2002/11の「できるかな?」へのアクセスランキング」である。つまりは、2002年版「hirax.netと好みが似てるとこ」ということで、もしも大学進学や就職活動を考える人がいるならば、このhirax.netお勧めランキングの辺りでも何かの参考にしてもらえればと思うのである。
 

  さてさて、何はともあれ今週からhirax.netは引っ越し作業に入ります。というわけで、何か不具合やリンク切れなど見かけましたら、ぜひワタシ(jun@hirax.net)お知らせ下さい。リンク切れなんかはログ見れば判るはずと思われるかもしれないですが、何しろこんな感じでログ解析をろくにしないワタクシなものですから、ぜひぜひよろしくお願いします。今回は引っ越しの告知代わりの単なるログ解析でした。次回の「できるかな?」は新サーバーからになるか、旧サーバーからになるかは判りませんが、とにかく引っ越し中でどたばたしているのでした、ハイ。

2004-10-29[n年前へ]

大都市における隣駅の法則 

大都市では、拠点駅の隣駅にラブホテルが固まっている。例えば、梅田駅なら隣の十三。大阪駅は桜ノ宮、福岡駅は薬院、上野駅の隣の鶯谷もそう。なぜだ?
という大都市における隣駅の法則.
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