1999-01-24[n年前へ]
■「私と好みが同じ人」
analog Windows版用のサブドメイン解析ソフトを作る
はじめに
http://www.hirax.net/(このサイト)にどのような人がアクセスしているか知りたくなった。何しろ、作者の私でさえ辿り着くのにかなり苦労するようなサイトである。そこにわざわざ辿り着くような人はどんな人なのか、知りたいと思うのは自然の摂理である。その人達は私と好みが似ている人かもしれない。analog windows版(日本語)
このサイトではhttpサーバーとしてApacheが使われている。このログ解析をするために、ログ解析ソフトであるanalogを使ってみる。そこで、まずはhttp://jolt.ime.yamagata-cit.ac.jp/
からanalogのwindows版(日本語)をダウンロードする。
これを使うと例えば、
というような解析ができる。もちろん、上の画像は結果のごく一部である。
ドメイン解析をするためには、analogの設定ファイルである"Analog.cfg"の中に、
DNSFILE dnsfile.txt
DNS LOOKUP
DNS WRITE
と記述をしてやる。これをしないとIPアドレスからドメイン名への検索をしてくれない。
そうすると、こんな感じになる。
canon.co.jp
sony.co.jp
atr.co.jp
infocom.co.jp
saitama-u.ac.jp
kokushikan.ac.jp
ritsumei.ac.jp
keio.ac.jp
rr.com
しかし、これでもまだよくわからない。日本人としては漢字で、しかも、もっとわかりやすい名前で知りたい。
そこで、"Analog.cfg"の中でサブドメインの指定をしてやる。こういう記述である。
SUBDOMAIN aichi-gakuin.ac.jp '愛知学院大学'
SUBDOMAIN aitech.ac.jp '愛知工業大学'
SUBDOMAIN anabuki-c.ac.jp '穴吹情報専門学校'
SUBDOMAIN ashigei '芦屋芸術情報専門学校'
SUBDOMAIN aist-nara.ac.jp '奈良先端科学技術大学院大学'
そうするとこうなる。
canon.co.jp
sony.co.jp
atr.co.jp
infocom.co.jp
saitama-u.ac.jp (埼玉大学)
kokushikan.ac.jp (国士舘大学)
ritsumei.ac.jp (立命館大学)
keio.ac.jp (慶應義塾大学)
rr.com
Whois解析プログラムをつくる
acドメインなどはanalogのwindows版(日本語)に付属のもので間に合うのだが、co.jpドメインなどはほとんど記述されていない。そのため、coドメインに関しては何らかの方法で"Analog.cfg"の中の記述を補充してやる必要がある。 そこで、ドメイン名から詳しい名称を調べて、"Analog.cfg"用に加工するソフトをつくることにした。
私の設定ではanalogはdnsfile.txtというファイルにアクセスしてきたdomainのリストを出力する。
DNSFILE dnsfile.txt
という指定のためである。そこで、このファイルを元に
whois プロトコル
でそれぞれドメインの詳細を調べてやれば良いだろう。
まずはwhoisプロトコルの情報を
rfc-jp ML (http://www.imasy.or.jp/~masaka/rfc-jp/)
から辿って
Referral WhoisProtocol (RWhois) (http://www.imasy.or.jp/archives/rfc/rfc1714.txt)
を手に入れる。また、whoisのサーバーとしては
whois.nic.ad.jp
にポート43でアクセスする。あとはプログラムを組むだけである。
今回はC++Builder Professional版を使うので、TCP/IP関連にはあまり気を遣う必要がない。日本語コード、改行コードの変換には、
EarthWave Soft(IKEDA Takahiro)氏作成の
Delphi 用 文字コード変換ライブラリユニット jconvert.pas 1.4
http://www.os.rim.or.jp/~ikeda/
を使用してやる。今回はjpドメインの検索だけにした。それ以外のドメインについては検索をしない。
以下の画像が今回作成したプログラムの動作中の画面である。ドメインの詳細について解析しているのがわかるだろう。
これが今回作成したプログラムである。
WhoisPro.exe (whoispro.lzh 165kB) プログラム本体
domain.txt (domain.lzh 2kB) ドメインの詳細のキャッシュファイル
これらを解凍したものを"analog.exe"と同じディレクトリ(つまり、dnsfile.txtと同じディレクトリ)において実行すればよい。解析のスピードはトラックバーで変えることができる(はずだ.しかし、.あまり早くすると動作しなくなるだろう。)。
解析が終わったら解析結果を手動でコピーして"Analog.cfg"に貼り付けてやれば良い。最後の所は手動の方が安心できて良い。何しろ自分のプログラムほど信用できない物はないからである。
このプログラムは解析が終了するのに、かなりの時間がかかる。何しろ一つのドメインあたり数秒かかる。したがって、このようなプログラムを使えるのはアクセスがほとんど無いようなサイトだけだろう。アクセスが激しいサイトでは、とても使えないと思う。また、whois.nic.ad.jpに負担がかかってしまうだろう。
「私と好みが似てる人」
さて、このプログラムを使い、"Analog.cfg"を補充した上でanalogで解析した結果の一部が以下である。これが「私と好みが似てる人」である。もっとも、この中の一つはそうとも言えないのだが... : 16.61%: canon.co.jp (キヤノン)
: 15.64%: sony.co.jp (SONY)
: 5.60%: atr.co.jp (株式会社国際電気通信基礎技術研究所)
: 4.22%: infocom.co.jp (日商岩井)
: 2.80%: waco.co.jp (ワコービジネス)
: 5.44%: odn.ad.jp (オープンデータネットワーク)
: 4.22%: nttpc.ne.jp (ISP事業者向けネットワーク提供サービス)
: 1.26%: att.ne.jp (日本AT&T株式会社)
: 5.76%: saitama-u.ac.jp (埼玉大学)
: 1.08%: kokushikan.ac.jp(国士舘大学)
: 0.90%: ritsumei.ac.jp (立命館大学)
: 0.50%: keio.ac.jp (慶應義塾大学)
関西系の大学が多いのは「鴨川カップル」のせいだろうか? また、慶應義塾大学といっても、全てがSFC(湘南キャンパス)であったのは面白かった。
1999-02-15[n年前へ]
■NotePCの発熱分布を比べてみたい
お熱いのがお好き SOME LIKE IT HOT
前回の「感温液晶でNotePCの発熱分布を可視化する」で行った方法を使って、色々なNotePCの発熱分布を調べてみたい。NotePCを使う際にはパームレストの「気持ち良さ」が重要であると思う。そのパームレスト周りのアッチッチ具合はパンフレットには載っていない。そこで、周りにあるNotePCのキーボード周りのアッチッチ具合を調べてみることにする。
本来ならば、各マシンへの負荷を一定にした状態での比較を行うべきだが、私のマシンでないものも多く、注文を多くするのも、ちょっと...というわけで、平等な比較にはなっていない。
それぞれの結果の見方は、青=温度が低い、赤=温度がちょっと高い、黄色=温度が高い、水色、もっと温度が高い、である。前回の手形の跡などを参考にしてもらいたい。
まずは、私もずっと愛用しているToshiba Libretto50である。このマシンは全くのノーマルである。前回のLibretto50は150MHz駆動であり、別のマシンである。動いているアプリケーションはプリンタポートをたたくソフト。
本来ならここに、Toshiba Portege320が入るのだが...
次は、同じく、Toshiba Libretto100である。このマシンはずいぶんとアッチッチになっている。キーボードが全体的に熱くなっている。キーボードから熱を外に逃がしているのだろう。
動いているアプリケーションはプリンタポートをたたくソフト。
次はIBM ThinkPad235 (Chandra2)である。Chandra1も同様であるが、キーボードの右半分がずいぶんとアッチッチである。ハードディスクがある場所かな?
動いているアプリケーションはデータ収録ソフト。
次がChandra1。メーカーは、あれ、どこだっけ?
動いているアプリケーションはエクスプローラのみ。
前回も紹介したPanasonic Let'sNote mini。これもchandraと同じく、右側がアッチッチである。たしか、この機種は放熱板がその部分にあったような...
動いているアプリケーションはプリンタポートをたたくソフト。
左側はLet'sNote miniのHDを入れ替える際に撮影した写真。右側に放熱板が見える。 パームレストの右側には何があるのか? |
次は、鬼っ子FMV。まずは、FMV-5133。ここから下はA4以上のサイズとなる。
動いているアプリケーションはプリンタポートをたたくソフト。
次はFMV-5100。サイズが大きい機種になると、局所的なアッチッチというものは減少する。
動いているアプリケーションはプリンタポートをたたくソフト。
お次はSony Vaio PCG-707。大きいけれど、アッチッチ。キーボード左上にある熱い部分は一体何?
動いているアプリケーションはスクリーセーバのみ。ノートで何をセーブする?
PCだけでなく、Macintoshも、というわけでPowerBookG3。でかさと熱さには驚くばかり。とはいえ、確かに速い。動いているアプリケーションはグラフ計算機。
今回のような測定の場合、通常サーモグラフィーで温度分布を測定するのだが、家でやるにはかなり敷居が高い。それに比べて、感温液晶シートを乗せるだけのお手軽計測ならば簡単である。これからも、色々な測定を行う予定である。
1999-02-25[n年前へ]
■微小4次元計測をしてみたい
デジタルカメラ、実体顕微鏡、動画の三題話
最近はデジタルカメラ(以降、デジカメと呼ぶ)が大流行りである。実験の記録に使うと大変便利だ。ところで、実体顕微鏡の接眼部からデジカメで撮影するという話題が
の辺りにある。この撮影法の難しさは、デジカメの種類によって違う。例えば、FujiFilmのFinePix700では光軸合わせに結構苦労する。ところが、ソニーの「DigitalMavica(技術者向けのオプション(例えばオシロスコープ・フード)などもあって便利)」ではこの撮影方法はとても簡単である。「Mavica」のレンズを実体顕微鏡の接眼部に合わせるだけで、視野をうまく合わせることができる。といっても、実体顕微鏡にはCCDなどを接続してあることが多いため、単に実体顕微鏡の接眼部をデジカメで撮影するだけでは面白味が少ない。もちろん、高いCCDカメラの代りにメガピクセルのデジカメを使えるメリットは大きいとは思う。
しかし、実体顕微鏡(双眼式)で何が良いかといえば、立体に見えることである。しかし、CCDカメラの接続は一眼式になってしまう。これまで、一つの実体顕微鏡に2つのCCDを接続できるような実体顕微鏡は見たことがない。そこで、接眼部からデジカメ撮影をする方法なら、立体撮影をすることができるので、実体顕微鏡の長所を生かすことができる。
これがそのサンプルである。交差法と平行法の両方を示す。立体に見えるはずである。
それでは、3次元計測を行ってみる。まずは、マーキングをする。基板上とICチップ上にA,B,C,Dという4つのマーキングを行う。
奥行き方向(Z方向としておく)に違いがある場合には、左右の画像でX方向のずれが生じる。そのずれ量を計算してやれば、Z方向の計測を行うことができる。つまり3次元計測を行うことができる。
左 | X | Y | 右 | X | Y |
A | 124 | 33 | A | 133 | 35 |
B | 13 | 55 | B | 22 | 55 |
C | 136 | 167 | C | 144 | 167 |
D | 101 | 100 | D | 99 | 102 |
左右画像の(x,y)の差をとり視差を出す。すると、(A,B,C)とDの間で違いが有り、Z方向の距離が違うのがわかる。
左-右 | X | Y |
A | -9 | -2 |
B | -9 | 0 |
C | -8 | 0 |
D | 2 | -2 |
この結果から、(x,y,z)を描くと以下のようになる。x-y座標上にzの値を書いてある。Dのポイントのみがz方向に近いのがわかる。
もちろん、本来は光学系から係数などを導くのだが、今回は行っていない。大雑把な説明である。また、同じようなやり方で、3次元表面計測も行うことができる。
ソニーの「DigitalMavica」の素晴らしい所は光軸合わせが簡単なだけではない。動画をmpegファイルとして撮影することができる。というわけで、2台買えば実体顕微鏡の画面を立体動画として保存できる。それが微小四次元計測である。
残念ながら、今回は1台しか使えないので、動画サンプルを示すだけである。mpegファイルをgifに変換したものを以下に載せておく。TFT液晶の拡大画面である。映像の終わりで実体顕微鏡の接眼部からカメラを外しているのがわかると思う。
動画サンプル MPEG形式 507kB
動画サンプル GIF形式155kB (上を縮小したもの)
その他関連情報
1999-05-03[n年前へ]
■「私と好みが似てる人」 その2
ログ解析の6ヶ月点検
本サイトが公に公開されるようになってから6ヶ月経った。新車でも購入してから半年経てば、6ヶ月点検があるのだから、本サイトについても6ヶ月点検を行ってみたい。
まずは、週別のアクセス量変動を挙げてみる。
Overall Accesses |
アクセス数は割に順調に伸びているようである。1999/02下旬辺りにネットワーク不調とログ解析失敗などによるデータ欠損が見られるが、それ以外ではほぼ線形に増加している。1999/4上旬に増加の傾きが変化しているのはinfoseekにページを登録したことによるものと考えられる。
次に、時間別アクセス量である。以下に示すのは、1999/4/18-24の時間別アクセス量である。
これを見ると、深夜3時位にアクセス数がぐんと減ることがわかる。深夜3時位に眠りにつく人が多いのだろうか。
そして、早朝5時過ぎからアクセス数が増えていくことがわかる。5時過ぎくらいから活動を始める人も多いようだ。そして、昼の12時辺りにひとつピークがある。これは、企業の昼休み時間にアクセスしている人達によるものだろう。次に15時位に大きなピークがある。これは、何だろうか?まさか、おやつの時間ではあるまい。企業ユーザーが一服しているのだろうか?小さい18時辺りのピークも、企業ユーザーの就業時間の終わりを示すものと思われる。
そもそも、こういった昼間の時間別アクセス数から見えてくるユーザーというものは、時間に縛られる企業ユーザーになってしまうのだろう。
さて、次はアクセス数のサイトランキングである。ただし、ここでのサイト=IPアドレスであり、ドメイン解析は行っていない。したがって、同じドメインからアクセスがあっても、IPアドレスが異なれば違うサイトとして計算している。そのため、proxyを使っているような所が、ランクインしやすいということになる。もちろん、proxyを使っていれば、実際よりアクセス数は少なくなるわけだが、今回の比較においては、明らかに同じサイトと判断される分有利なのである。
それでは、最近4週間分のトップ10を示してみる。
Rank | 4/18-24 | 4/11-17 | 4/4-10 | 3/28-4/3 |
---|---|---|---|---|
1 | KyotoPneT | MeshNet厚木 | 阪大レーザー核融合研 | KyotoPneT |
2 | 東大情報システム工学研 | キヤノン裾野 | Hewlett Packerd | キヤノン裾野 |
3 | セイコーインスツルメンツ | オーイーシー | キヤノン裾野 | 千葉大情報数理 |
4 | Fermi-lab | 岡山理科大 電子工学 | ホンダエンジニアリング | PSINet |
5 | OCN | 北大 電子科学研究所 | ベッコアメ福岡 | シチズン |
6 | アスキー | NTT PC-Com 諏訪 | 鹿児島大 情報工学 | 東北大加齢医学研 |
7 | 明治大学総合情報ネットワーク | ワコー | デジタルアーツ | 生協インターネット大阪 |
8 | RICOH | IIJ4U | 藤沢インターネット | 九州大学医 耳鼻咽喉科 |
9 | WEB静岡 | 龍谷大情報NetworkSystem | 通商産業省 | InfoPepper府中 |
10 | KansaiMultimediaService | OCN千葉館山 | アレスネット | DTI熊本 |
トップ1に4回中2回も位置しているのはKyotoPneTである。このサイトは京都周りのネットワーク総合体のようだ。色々集まっている分、アクセス数が多いのだろう。
それでは、週別にコメントをつけてみたい。
3/28-4/3 医学関係が2つランクインしている。おや、九州大学医学部耳鼻咽喉科と言えば、私の一番大好きな「今日の必ずトクする一言」で有名な「バーチャル耳鼻咽喉科」と同じサブドメインである。
4/4-10 通商産業省は公益機関のランクインが少ない中でなかなか健闘している。阪大レーザー核融合研究所はこの2週後のFermi研究所と関係あるのだろうか?
4/11-17 MeshNetの厚木からアクセスされている方が一位である。個人のアクセスというのは非常に嬉しい。この週は個人の方が多い。喜ばしいことだ。
4/18-24 常連だったキヤノン裾野が消え、RICOHがランクインしている。このあと、WEBページは会社の顔色- WEBページのカラーを考える 2 - (1999.04.26) でRICOHのWEBのデザインに苦言を呈しただけに、反応が気にかかるところである。おやおや、ASCIIもランクインしている。
それでは、3ヶ月前に「私と好みが似てる人」 - analog Windows版用のサブドメイン解析ソフトを作る- (1999.01.24) の時に調べたドメインランキングとの比較をしてみる(こちらは、ドメインランキングであって、今回のサイトランキングとは異なる。今回の場合、同じ人がアクセスしても、IPアドレスが異なれば、違う人としてカウントしていることになる)。
1: canon.co.jp (キヤノン)
2: sony.co.jp (SONY)
3: atr.co.jp (株式会社国際電気通信基礎技術研究所)
4: infocom.co.jp (日商岩井)
5: waco.co.jp (ワコービジネス)
6: odn.ad.jp (オープンデータネットワーク)
7: nttpc.ne.jp (ISP事業者向けネットワーク提供サービス)
8: att.ne.jp (日本AT&T株式会社)
9: saitama-u.ac.jp (埼玉大学)
10: kokushikan.ac.jp (国士舘大学)
今回と共通してトップ10入りしているのはキヤノンとワコーである。前回も今回も技術系のサイトばかりである。私が技術マニアであるからしょうがないか。それこそ、「私と好みが似てる人」達なのだろう。
次は「できるかな」内の人気ランキングである。こうしてみると、
- 本人が便利なものは、他人も便利(ex./dekirukana/server/)
- 本人はいまいちだが、読まれている(ex./dekirukana/java/)。
- 本人は気に入っているのに、人気がない(ex./dekirukana/harddisk/)。
#reqs: %bytes: last date: file-----: ------: --------------: ---- 4185: 18.07%: 99/05/15 07:49: / 13: 0.04%: 99/05/12 13:51: /? 1855: 2.18%: 99/05/15 02:33: /dekirukana/java/ 1093: 1.24%: 99/05/15 07:38: /dekirukana/server/ 839: 1.74%: 99/05/15 07:08: /dekirukana/snif/ 789: 0.68%: 99/05/15 04:01: /dekirukana/dorae/ 762: 0.58%: 99/05/15 02:36: /dekirukana/screensave/ 633: 0.83%: 99/05/15 05:32: /dekirukana/photoshop/ 623: 1.20%: 99/05/15 07:20: /dekirukana/whois/ 577: 0.99%: 99/05/15 04:20: /dekirukana/1999/ 543: 0.64%: 99/05/14 22:53: /dekirukana/tire/ 501: 0.80%: 99/05/15 01:55: /dekirukana/digicame/ 435: 0.52%: 99/05/15 00:51: /dekirukana/e55/ 435: 1.22%: 99/05/15 02:23: /dekirukana/ufo/ 427: 0.37%: 99/05/15 04:15: /dekirukana/ocilo/ 392: 0.43%: 99/05/15 06:53: /dekirukana/screensave2/ 373: 0.50%: 99/05/15 05:23: /dekirukana/fem2/ 321: 0.63%: 99/05/15 02:49: /dekirukana/wavelet/ 320: 0.56%: 99/05/15 05:28: /dekirukana/ekisyo2/ 279: 0.32%: 99/05/14 22:30: /dekirukana/hamaphoto/ 267: 0.37%: 99/05/14 23:25: /dekirukana/real97/ 264: 0.36%: 99/05/15 02:28: /dekirukana/karaoke/ 263: 0.16%: 99/05/15 02:25: /dekirukana/ocilo2/ 260: 0.41%: 99/05/15 01:15: /dekirukana/moire3/ 256: 0.81%: 99/05/14 21:07: /dekirukana/onkai2/ 256: 0.44%: 99/05/15 01:48: /dekirukana/sacchan/ 252: 0.29%: 99/05/15 05:52: /dekirukana/toolplus/ 247: 0.24%: 99/05/15 03:02: /dekirukana/server2/ 243: 0.63%: 99/05/15 00:17: /dekirukana/bunsukai/ 216: 0.42%: 99/05/15 06:52: /dekirukana/haidi/ 195: 0.06%: 99/05/15 00:24: /dekirukana/1999_2/ 194: 0.41%: 99/05/15 04:05: /dekirukana/kamogawa/ 186: 0.38%: 99/05/15 01:02: /dekirukana/bunpu/ 185: 0.39%: 99/05/15 04:21: /dekirukana/ufo2/ 185: 0.28%: 99/05/15 05:30: /dekirukana/ekisyo/ 180: 0.38%: 99/05/15 07:42: /dekirukana/moire2/ 171: 0.33%: 99/05/15 02:48: /dekirukana/wavelet2/ 169: 0.17%: 99/05/14 20:48: /dekirukana/rocket/ 164: 0.16%: 99/05/15 04:04: /dekirukana/dorae2/ 160: 0.31%: 99/05/14 15:03: /dekirukana/probe/ 155: 0.14%: 99/05/15 07:08: /dekirukana/tamago/ 144: 0.20%: 99/05/14 21:53: /dekirukana/onkai/ 141: 0.23%: 99/05/13 20:15: /dekirukana/ 126: 0.26%: 99/05/15 01:34: /dekirukana/harddisk/ 124: 0.18%: 99/05/15 02:03: /dekirukana/watari/ 122: 0.29%: 99/05/14 20:49: /dekirukana/webcolor2/ 121: 0.59%: 99/05/15 01:29: /dekirukana/moire/ 118: 0.10%: 99/05/14 14:08: /dekirukana/hori/ 118: 0.18%: 99/05/14 09:21: /dekirukana/bunsukai2/ 116: 0.10%: 99/05/14 21:05: /daily/9904.html 105: 0.19%: 99/05/15 07:34: /dekirukana/favicon/ 105: 0.24%: 99/05/15 06:29: /dekirukana/log9905/ 99: 0.20%: 99/05/14 20:49: /dekirukana/webcolor/ 98: 0.05%: 99/05/15 07:08: /dekirukana/photoshop2/ 79: 0.38%: 99/05/14 09:58: /index_e.html 61: 0.01%: 99/05/13 18:27: /dekirukana/fem2/math/ 46: 0.01%: 99/05/12 19:50: /dekirukana/fem2/math/indexlnk1.html 42: 0.07%: 99/05/12 19:53: /dekirukana/fem2/math/indexlnk4.html 37: 0.03%: 99/05/12 19:51: /dekirukana/fem2/math/indexlnk2.html 33: 0.08%: 99/05/13 18:28: /dekirukana/fem2/math/indexlnk3.html 32: 0.02%: 99/05/14 14:22: /dekirukana/toolplus/readme/readme.html 31: 0.05%: 99/05/12 19:54: /dekirukana/fem2/math/indexlnk5.html 25: 0.06%: 99/05/15 00:22: /dekirukana/harddisk/math/ 21: 0.03%: 99/05/12 19:49: /dekirukana/onkai/math/ 4070: 55.84%: 99/05/15 05:52: [not listed: 34 files]こうしてみると、興味が発散している作者であることがよくわかる。
次にログ解析をするのは、おそらく半年先だろう。 その時、健やかに育っているのだろうか?
1999-08-29[n年前へ]
■「私と好みが似てる人」 その3
ドメイン一覧とreferer log
www.hirax.netはレンタルサーバー上で稼動している。1999/6月からレンタルサーバー業者を変えた。業者を変えた一番目の理由は、それまで依頼していた業者の規約で定められているデータ転送量を超えてしまう恐れがあったことである。もし、転送量を超えると割に高額な追加料金が発生してしまうのであった。安い居酒屋がある瞬間からボッタクリバーに早変わりしてしまうのである。
今回、レンタルサーバー業者を変えた後の3ヶ月間のLog解析をしてみた。以前、
私と好みが似てる人 - analog Windows版用のサブドメイン解析ソフトを作る- (1999.01.24)
でドメイン名から機関名への変換ソフトを作成したが、何しろ32kBまでのドメインリストにしか対応していないのでほとんど役に立たない。むしろ役に立ってしまっては(WHOISサーバーの負荷上)困るのである。従って、前回と同様のドメイン名とその名称の解析をするためには、ドメイン名リストの一覧を手に入れる必要がある。今回ドメイン解析をするために、「日本ドメイン一覧」を手に入れることにした。
かつてはJPNICの公開文書( ftp://ftp.nic.ad.jp/pub/jpnic/)から日本ドメイン一覧等の文書は自由に手に入れることができた。しかし、現在はフリーでは公開されていない。ftp://ftp.nic.ad.jp/pub/jpnic/domain-list.txtの中から引用すると、
これまで JPNIC では、JP ドメイン名リストと IP アドレスリストを ftpサービスによって一般公開してきましたが、プライバシー保護およびセキュリティ保全のため、1999年5月11日(火) より原則的に一般非公開といたしました。 JPドメイン名リスト、IPアドレスリストの利用申請については以下のURL をご覧下さい。 http://www.nic.ad.jp/jp/db/application.html関連文書: 『JPドメインのDNSゾーン情報・逆引き情報転送停止および JPドメインリスト等の配布停止について』 http://www.nic.ad.jp/jp/topics/archive/19990401-01.html |
しかし、FTPsearchで探してみると、その残骸らしきものがいくつかあった。例えば、
6.3M 1999 Feb 19 ftp.web.ad.jp /pub/Internet-Document/jpnic/domain/domain-list.txt
などだ。
このファイルを見ると、将来(といってもこのファイルはすでに現在のものではないが)使用されるであろうドメイン名が予約されており、面白い。
(hichiyahigashi-e # *予約ドメイン名* 日知屋東小学校)(hida-sh # *予約ドメイン名* 岐阜県立飛騨養護学校)(hida-sh-b # *予約ドメイン名* 岐阜県立飛騨養護学校高山日赤分校)(hidaka-ao-e # *予約ドメイン名* 阿尾小学校)(hidaka-chisaka-e # *予約ドメイン名* 千栄小学校)(hidaka-fuchu-e # *予約ドメイン名* 府中小学校)
今回はこのファイルを加工して、Logファイル解析ソフトのanalogで使用することにした。そうすると、日本国内のドメインからのわかりやすいアクセス解析をすることができる。試しにCO.JPドメインとAC.JPドメインの解析サンプルを示してみる。
%PAGE %Bytes
1205: 1.51%: SONY.CO.JP (ソニー株式会社)
794: 1.99%: NEC.CO.JP (日本電気株式会社)
607: 0.12%: SQUARE.CO.JP (株式会社スクウェア)
600: 1.09%: ADVANTEST.CO.JP(株式会社アドバンテスト)
548: 0.75%: HITACHI.CO.JP(株式会社日立製作所)
410: 0.66%: CANON.CO.JP (キヤノン株式会社)
395: 0.42%: FUJITSU.CO.JP(富士通株式会社)
313: 0.68%: FUJIXEROX.CO.JP(富士ゼロックス株式会社)
279: 0.54%: TOSHIBA.CO.JP(株式会社東芝)
267: 0.34%: SHARP.CO.JP (シャープ株式会社)
234: 0.30%: RICOH.CO.JP (株式会社リコー)
企業の人数の割にSONY,SQUARE,ADVANTESTといった企業はアクセス数が多いように思う。「私と好みが似ている人」が多いようである。また、namcoもこのすぐ下に位置しているので、SQUARE,Namco,Sonyというゲーム関係の企業が「私と好みが似ている」のかもしれない。
下は、AC.JPドメイン。
%PAGE %Bytes
761: 1.16%: U-TOKYO.AC.JP(東京大学)
672: 1.92%: KYUSHU-U.AC.JP(九州大学)
425: 1.09%: CHITOSE.AC.JP(千歳科学技術大学)
330: 0.45%: KYOTO-U.AC.JP(京都大学)
329: 0.32%: WASEDA.AC.JP (早稲田大学)
265: 0.39%: OSAKA-U.AC.JP(大阪大学)
230: 0.30%: HOKUDAI.AC.JP(北海道大学)
205: 0.39%: CHIBA-U.AC.JP(千葉大学)
168: 0.23%: HIROSHIMA-U.AC.JP(広島大学)
164: 0.80%: TSUKUBA.AC.JP(筑波大学)
163: 0.53%: TITECH.AC.JP (東京工業大学)
WEBのLog解析をして何が一番面白いかというと、知らなかった面白いことが載っているWEBを知ることができることである。どこかのWEBページからwww.hirax.netへのリンクがされて、それによりwww.hirax.netへ辿りつく様子はrefererlogを見ればわかるのである。試しにreferer logを解析した結果のサンプルを示してみる。
#reqs: URL
----- ---
1132: http://www.maqmakmac.com/
355: http://www.cds.co.jp/ff/bbs/minibbs.cgi
155: http://freebee.saccess.co.jp/~gridman/gfx/99summer.html
147: http://www.cds-co.com/ff/main.html
138: http://www.cds.co.jp/ff/main.html
114: http://www.jin.gr.jp/~nahi/link-misc.html
114: http://www2s.biglobe.ne.jp/~chic/pilot.html
82: http://www.puppenhaus.co.jp/mirror-site/fukatsu-eri.htm
63: http://www.cds-co.com/ff/zakki.htm
57: http://www.t3.rim.or.jp/~munemasa/links.html
57: http://www2.saccess.co.jp/~gridman/gfx/99summer.html
そして、そのrefer元の持つ情報は私にとってとても面白いのである。www.hirax.netにリンクを貼っているページの作者というのは大抵「私と好みが似てる人」であるし、なおかつ、私ではない。ということは、そこには
- 私の好みに合っていて、
- 私がちっとも知らないこと
そういったWEBを探そうと思っても、それはとても困難である。何しろ、キーワード検索ができないのである。キーワードで調べるにも「私がちっとも知らないこと」であるから、そのキーワードを私が思いつくはずがないのである。というわけで、「好みに合っていて、(私のちっとも知らないことが多い)新鮮なページを見つけるのは難しい」のであった。
しかし、それも今では違う。www.hirax.netのreferer logを見るとそういったWEBを見つけることができるのである。これがとても嬉しいのである。