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2000-06-07[n年前へ]

毛髪力のガウスの法則 

ハゲの物理学 「第五の力」編

 現代の物理理論では四つの力が取り扱われている。その「四つの力」を示してみると、次の

  1. 重力
  2. 電磁気力
  3. 弱い力
  4. 強い力
である。これら「四つの力」についての詳しい説明は今回は省きたい。詳しく知りたい方は、inofseekかなにかで、統一理論というキーワードででも調べると良い、と思う。きっと、詳しく説明したWEBがあることだろう。

 ところで、これら「四つの力」に加えて、さらなる「第五の力」が測定されたという報告がされることがある。しかし、(少なくともこれまでは)それらはいずれも眉唾モノの実験ばかりであった。しかし、誤解されることを承知の上で、私も「第五の力」の提案をしてみたい、と思うのだ。

 と書くと、鼻で笑う人がいるかもしれない。物理が大好きな人は私を小バカにするであろうし、物理を好きでない人はとたんに興味を失うであろう。しかし、そんな方々も少しばかり私の意見に耳を傾けるべきである。少なくとも、男性にとっては、この「第五の力」は重要な問題であるはずなのだ。いや、私は決して「理論物理=男性の領域」などと言うつもりはない。もうとうそんな考えはない。しかし、この私が提案する「第五の力」に限っては女性よりも男性にとって重要な「力」なのである。

 私が提案する「第五の力」は、その名も「毛髪力」である。もう、おわかりのはずだ。これぞ、男性の人生をかけた大問題、「ハゲ」に関する問題なのである。「毛髪パワー」が「第五の力」なのである。

 さて、そもそも今回「毛髪力」という「第五の力」に関する理論を提唱するにあたって、素晴らしき先達の研究があったことをここに書いておきたい。それはfreddie氏による「頭髪におけるキルヒホッフの法則」という素晴らしい研究報告である。「ボクテレビ」の2000/05/25に報告されている「物理と頭髪」の中にその詳細は記されている。

 freddie氏は女性の視点から、女性のウィッグに関して、

そこで、僕は束ねられた髪の毛に関する基本法則をここに記したいと思います。
  • 頭髪におけるキルヒホッフの法則:
    • 「髪の毛を束ねる部分に頭皮側から入る髪の本数と毛先側へ出て行く髪の本数は同じ。」
と記している。私はこの「頭髪におけるキルヒホッフの法則」からインスピレーションを受けて、さらに男性の視点から理論を展開したい、と思うのである。

 先の「頭髪におけるキルヒホッフの法則」では、「頭皮側から入る髪」とあっさり書かれているが、男性の場合「頭皮側の髪」がそもそも無い場合がある。そう、「ハゲ」である。こう、私が書くのは、「毛髪力」は私にとって、人ごとでないからだ。自慢ではないが、私の髪はストレートのサラサラである。と言うと、羨ましがる人もいるかもしれない。しかし、それは違う。女性ならともかく、男性の場合は違うのだ。そう、絶対に違うのだ。何しろ、ストレートのサラサラヘアーは「ハゲへの片道切符」なのである。「恋の片道切符」はロマンチックであるが、「ハゲの片道切符」はそうではない。断じて、違う。違うのだ。

 そもそも何故、我々の「長い友達」であるはずの「髪」が消えてなくなるのだろうか?そして、さまざまな「ハゲ頭」は一体どのような理由で発生するのであろうか?これらの疑問について、明快に答えた例は未だかつてない。ましてや、それを物理学的に考察した例は未だない、と思う。そもそも、毛髪とは何であるか明快に答えられる人がいるだろうか?いや、いないはずだ。

 しかし、私はその答えを今日ついに見つけたのである。それが、「毛髪力」なのだ。この「力」が全ての物理現象を決め、我々の人生の喜怒哀楽を支配しているのである。毛髪、すなわち、「髪の毛」は「毛髪力」により発生する物理現象だったのである。

 例えば、電磁気力で言えば、基本をなす方程式はマックスウェルの方程式である。次に、マックスウェルの方程式の一部を積分形で示してみると、このようになる。

これは任意体積を包む閉曲面から出る電束は、その内部にある電荷量に等しい、というガウスの法則を示している。参考までに、から、その様子をグラフィカルに示してみると、以下のようになる。中央の左右にある二つの電荷から伸びる電気力線の様子がよく判るだろう。
 
電荷から発っせられる電気力線

 この画面を見れば、一目瞭然だと思う。次の絵との相似性を感じるはずなのだ。
 

頭皮から伸びる毛髪

 この絵は頭皮から伸びる毛髪を示したものだ。電荷から伸びる電気力線と毛髪は実によく似ているものなのである。電磁気力と毛髪力は実によく似ているのだ。

 ここで、先程の電磁気力と同じように、毛髪力に関するマックスウェルの方程式の一部を積分形で示すと、以下のようになる。

すなわち、これは「頭皮から生えてくる頭髪の総量は頭部内部の毛髪エネルギーの総和に等しい」、という毛髪力のガウスの法則が示されるのである。「頭髪の量」は「頭部内部の毛髪エネルギー」を考えることで、さまざまな取り扱いが可能なのである。頭皮から生える頭髪の量は「頭部内部の毛髪エネルギー」により、定まるのである。

 さて、さらに話を進めれば、重力であればそれは「重力子 = graviton」の交換により作用する。また、電磁気力であれば、それは「光子= photon」の交換により作用する。私は「毛髪力」に関してもこのような説明がつけられるのではないか、と考えている。
 「重力子、光子」、すなわち、graviton,photonの名前の由来からすれば、その作用子は「毛髪子= moukon」と考えるのが自然だろう。私は日本語における「毛根」という言葉はこの「毛髪力」の作用子「moukon」の訛ったものではないか、とすら考えているのである。言語学的にも、「毛髪力」の妥当性が裏付けられた、と言っても良いだろう。

 さて、毛髪は大抵の場合時間の経過にしたがって、少なくなっていく。いや、端的に言えば「ハゲ」ていく。毛髪力が低下していくのである。これも、先程の毛髪力のガウスの法則から考えれば、頭部内部の毛髪エネルギーが低下していると考えるのが自然である。ここで、私は、「頭部内部の毛髪エネルギーが低下」毛髪子の減少によるものだと考えている。毛髪子は何らかの変化により、他の粒子に変化するのだろう、と私は推察しているのだ。

 「たいていの場合、ハゲた頭は光り輝く」ということから推察するならば、「毛髪力」は「光」に変化すると考えるのが自然である。すなわち、毛髪子は光子に変化していくのではないか、と私は現在のところ想像しているのである。毛髪力と電磁気力は表裏一体のものなのである。
 

時間の経過にしたがって、毛髪量が少なくなっていく
この毛髪力の低下は頭部内部の毛髪エネルギーの低下により生じる
さらに、これは毛髪子の光子への変化によるものだ

 今回は、「第五の力」について論じてみた。唐突な話で判りにくいかもしれないが、この「ハゲの物理学」は私の人生と共に、まだまだ続く予定である。これから、先話がどう進んでいくかは私にも判らない。それは、私にとって吉と出るか、凶と出るか不安なところだ。実際のところ、それは誰にも判らないだろう。「毛髪力」の研究は今始まったばかりなのである。
 

2000-07-27[n年前へ]

あなたと好みが似てるトコ 

私と好みが似てる人 その5

 
 

 もう暑い夏が始まったようだ。東京にいた頃は、夏ともなれば就職活動中の学生を数多く見かけたものであるが、引っ越してしまってからはそんな風物詩も見かけなくなってしまった。田舎に住んでいる私には判らないが、今でもリクルートスーツに身をくるんだ学生が街の中を歩いていることだろう。

 HIRAX.NETにも様々な学校からのアクセスがある。その中には今年就職活動をしている学生や、数年後に就職を控えた学生もきっといるのではないだろうか?そこで、今回は就職を控えた学生のためにHIRAX.NETへのアクセス数が多い会社を調べて、「あなたと好みが似ている会社」を調べてみたい、と思う。また、いつもと同じく*.ac.jpからのアクセス順位も調べてみることで、大学入試を控えた学生・その他の人のために「あなたと好みが似ている学校」も調べてみることにしたいと思う。

 そう、今回は題して「あなたと好みが似てるトコ」である。さて、前回HIRAX.NETへのアクセス元を解析してみた

の時は、*.co.jpドメインのトップ11は
%PAGE %Bytes
1205: 1.51%: SONY.CO.JP (ソニー株式会社)
 794: 1.99%: NEC.CO.JP (日本電気株式会社)
 607: 0.12%: SQUARE.CO.JP (株式会社スクウェア)
 600: 1.09%: ADVANTEST.CO.JP (株式会社アドバンテスト)
 548: 0.75%: HITACHI.CO.JP (株式会社日立製作所)
 410: 0.66%: CANON.CO.JP (キヤノン株式会社)
 395: 0.42%: FUJITSU.CO.JP (富士通株式会社)
 313: 0.68%: FUJIXEROX.CO.JP (富士ゼロックス株式会社)
 279: 0.54%: TOSHIBA.CO.JP (株式会社東芝)
 267: 0.34%: SHARP.CO.JP (シャープ株式会社)
 234: 0.30%: RICOH.CO.JP (株式会社リコー)
となっていたし、*.ac.jpドメインは
%PAGE %Bytes
 761: 1.16%: U-TOKYO.AC.JP (東京大学)
 672: 1.92%: KYUSHU-U.AC.JP (九州大学)
 425: 1.09%: CHITOSE.AC.JP(千歳科学技術大学)
 330: 0.45%: KYOTO-U.AC.JP (京都大学)
 329: 0.32%: WASEDA.AC.JP (早稲田大学)
 265: 0.39%: OSAKA-U.AC.JP (大阪大学)
 230: 0.30%: HOKUDAI.AC.JP (北海道大学)
 205: 0.39%: CHIBA-U.AC.JP (千葉大学)
 168: 0.23%: HIROSHIMA-U.AC.JP (広島大学)
 164: 0.80%: TSUKUBA.AC.JP (筑波大学)
 163: 0.53%: TITECH.AC.JP (東京工業大学)
となっていた。つまり、1999年度の「あなたと好みが似てるトコ」ベスト1はソニー株式会社であったし、「あなたと好みが似てる学校」は東京大学であった。それでは、最近はどうなっているのだろうか?

 先月の2000/06の一ヶ月の間にHIRAX.NETへは計174,914ページのページ・アクセスがあった。そして、アクセス数が多いアクセス元はこんな感じになる。電気OA機器メーカーからのアクセスが多いのが本サイトの特徴でもある。といっても、技術系サイトであればそれはどこも同じなのだろう。なお、おそらく有限会社回路設計サービスに関してはロボットだと想像している。

 こうしてみるとアクセス数の多いところは、前回とそれほど変わっていないことがわかる。ただし、前回のダントツ一位(そして技術系学生には人気No.1)のSONYが少し落ちてきているのが残念である。

 #reqs: %bytes: domain
------: ------: ------
162873: 87.13%: .jp (Japan)
 89828: 41.35%:   ne.jp (日本のネットワークサービス)
 31709: 20.72%:   co.jp (日本の企業(または営利法人))
  1577:  1.72%:     nec.co.jp (日本電気)
  1520:  3.02%:     cds.co.jp (有限会社回路設計サービス)
   764:  0.57%:     hitachi.co.jp(株式会社日立製作所)
   726:  1.65%:     canon.co.jp(キヤノン)
   670:  0.33%:     toshiba.co.jp(東芝)
   588:  0.33%:     sony.co.jp(SONY)
   539:  0.31%:     fujitsu.co.jp(富士通)
   385:  0.04%:     square.co.jp(square.co.jp)
   370:  0.20%:     fujixerox.co.jp(富士ゼロックス株式会社)
   369:  0.18%:     mei.co.jp(松下電器産業株式会社)
   304:  0.22%:     sharp.co.jp(シャープ 株式会社)
   244:  0.13%:     ricoh.co.jp(リコー)
   218:  0.16%:     ibm.co.jp(IBM Japan)
   211:  0.27%:     ntt.co.jp(NTT)
   152:  0.09%:     epson.co.jp(Epson)
 ......

 13997:  8.46%:   ac.jp (日本の教育および学術機関)
  2740:  0.70%:     KYOTO-U.AC.JP(京都大学)
   941:  0.68%:     U-TOKYO.AC.JP(東京大学)
   592:  1.13%:     BUNKYO.AC.JP(文教大学)
   536:  0.14%:     HOKUDAI.AC.JP(北海道大学)
   395:  0.16%:     NAGAOKAUT.AC.JP(長岡技術科学大学)
   358:  0.29%:     KYUSHU-U.AC.JP(九州大学)
   352:  0.12%:     JAIST.AC.JP(北陸先端科学技術大学院大学)
   318:  0.20%:     OSAKA-U.AC.JP(大阪大学)
   295:  0.32%:     TITECH.AC.JP(東京工業大学)
   256:  0.24%:     TOHOKU.AC.JP(東北大学)
 .......

 13811:  8.23%:   or.jp (日本の団体)
 11156:  7.23%:   ad.jp (日本のJPNIC会員ネットワーク)
   761:  0.48%:   go.jp (日本国政府機関)
  480:  0.10%:   gr.jp (日本の法人格を有しない団体)
 10662:  6.80%: [unresolved numerical addresses]
  4294:  2.19%: .net (Network)
  3855:  2.25%: .com (Commercial)
  3685:  0.11%: .org (Non-Profit Making Organisations)
  2321:  0.72%: [domain not given]
   192:  0.19%: .edu (USA Educational)
    82:  0.17%: .gov (USA Government)
    61:  0.04%: .be (Belgium)
    45:  0.03%: .fr (France)
    44:  0.04%: .de (Germany)
    38:  0.02%: .to (Tonga)
    34:  0.03%: .my (Malaysia)
    22:  0.03%: .arpa (Old style Arpanet)
    22:  0.02%: .uk (United Kingdom)
    20:  0.02%: .ca (Canada)
    20:  0.02%: .br (Brazil)
  .......

 ただ、こうしてしまうとどうしても人数の多いトコロはアクセス数が増えてしまう。もちろん、人数が多いところはProxyのキャッシュなども結構あるので、見かけ上のアクセス数はかなり減るだろう。ただ、それにしても人数の多いトコロはどうしてもアクセス数が増えざるをえない。

 そこで、アクセス数上位の企業の従業員数を調べて、「従業員一人あたりのアクセスページ数の順位」を調べてみた。それが次の表である。
 

従業員一人あたりのアクセスページ数の順位を調べてみると...
ページアクセス数順位会社名ページアクセス数従業員数従業員一人あたりのアクセスページ数従業員一人あたりのアクセスページ数の順位
1NEC1577370780.042532
2回路設計サービス1520???
3日立製作所764596920.012807
4キヤノン726210230.034533
5東芝670567460.0118110
6SONY588191870.030654
7富士通539436270.012359
8SQUARE3856860.561221
9富士ゼロックス370152580.024255
10松下電器3692759620.0013413
11シャープ304238000.012778
12リコー244673000.0036312
13IBM Japan218214010.0101911
14NTT211???
15Epson152110000.013826

 ただし、

  • 有限会社回路設計サービス
  • NTT (こちらは私が調べるのを面倒くさがっただけ)
に関しては人数がよくわからなかったので、「従業員一人あたりのアクセスページ数の順位」からは外している。ただ、技術系の人にとっては、有限会社回路設計サービスといったサイトを通して、知らない人はいないことと思う。おそらく、「回路設計サービス」からのアクセス数の殆どがロボットだとしても、そんなことはどうでもいいのである。

 さて、結局「従業員一人あたりのアクセスページ数の順位」で一位となったのは、SQUAREでなんと従業員一人あたり、0.56ページ/月を見ていることになる。おやおや、これはおかしい。かなり、多すぎる。こりゃ、SQUAREも更新チェック用のロボットかな。それ以外の企業の場合だと「従業員一人あたりのアクセスページ数」は大体0.0*ページ/月である。平均すると、100人いたらその内の数人が一回見に来たことがある、という感じか。まぁ、実際にはもっと少ないだろうが。

 前回、アクセス数一位だったSONYはアクセス数では6位にランクを落とし、「従業員一人あたりのアクセスページ数の順位」ではそれでも4位と健闘しているが、それでも苦戦していると言えるだろう。いやいや、これはもしかしたら先月の「できるかな?」のコンテンツ

  • オッパイ星人の力学 - 胸のヤング率編 - (2000.06.29)
  • カラープリンターの選手宣誓 - ICCファイルを眺めてみよう その2 - (2000.06.28)
  • 「色っぽい声」の秘密 - キャバクラ嬢は英語が上手い!? - (2000.06.24)
  • プリクラの中の物語 - プリクラもどきソフトを作ろう 第一回 - (2000.06.19)
  • ヘルメットの色空間分布 - 学生運動の色空間とグラフ配置 - (2000.06.16)
  • [Scraps]コンクリートの隙間に - 足元にあるカメラオブスクラ - (2000.06.13)
  • 毛髪力のガウスの法則 - ハゲの物理学 「第五の力」編 - (2000.06.07)
  • WEBページの迷路の中で - 未来の地図を手に持って - (2000.06.04)
の傾向に技術のSONY魂がそっぽを向いてしまったのかもしれない。これはマズイ。確かに、ここ最近ちょっとマズイ。二年ほど前の「できるかな?」が始まった頃の初々しい内容から少し、いやかなりズレてしまっている。いや、本当にマズイ。

 うーん、この場を借りて言っておきたいのだが、先月の6月後半から今月に至るまでのコンテンツについては、ある事情により「私の趣味」とはかなり異なるものが多い。それを強くここに断っておきたい。いや、本当に本当なのです。

 ちなみに*.ac.jpドメインに関しては、新顔「文教大学」が登場している以外は定番どころが集まっている。ちょっと不思議なのが、慶応大学・早稲田大学のような人数も多いマンモス校が11位、14位とトップ10に入っていないことである。何故だろう?

 とりあえず、今回の結論は「あなたと好みが似てるトコ」ベスト1は学校で言えば京都大学で、企業で言うとSQUARE(とりあえず)ということになる。また、大学に関しては人数比率からすれば文教大学もお薦めかもしれない。なお、念のために書いておくが、本サイトはその真偽については保証しないの。念のため。
 

2000-09-02[n年前へ]

もうすぐ二歳の「できるかな?」 

初心に帰ってみましょうか?


  「できるかな?」が始まったのは二年近く前の秋のことだった。

でも触れたが、当初(実は今も続いているが)は某社内の某サーバー内でこっそりと始めてみたのだった。それから二年あまりでずいぶんと色々な話が増えた。某社サーバー内でしかアップしていない
  • プリンタドライバーは仮免
  • 続 電子写真プロセスを分数階微分で解いてみよう
  • 続々 電子写真プロセスを分数階微分で解いてみよう
等の外部未公開の話も含めれば、もうすぐ200回近くになる。そして、公開場所の変化もあってずいぶんと話の傾向も変わってきた。最近では「ここのところの話題は何か変じゃないですか?hirabayashiさんどうかしたんですか?」とか、「大丈夫?hirabayashiくん?」などと言われる始末である。

 そして話が増えてきたせいか、自分自身でも「アレッ、あの話はどこにあったけ?」というように迷ってしまうことが多々ある。迷うどころか、最後まで見つからないこともしばしばあるのだ。そして、それは私でもない他の人であればましてやそうだろう。というわけで、

では簡単にそれまでの話の紹介をしたし、ではhirax.net内の全文検索機能を付けてみた。

 今回は、これまでの話題をもう一度自分で読み直して、その中から「自分のお気に入り」を調べてみたいと思う。そして、最近少し話題が変になってしまっている反省をして、もう一度初心に帰ってみようと思うのだ。

 まずは、1998年の話題からいくと

というあたりが、良い感じだ。京都の風物詩である「鴨川カップル」達が人目を気にしながら寄り添う合う姿を考えてみたものだ。後の「恋の力学」シリーズなどはここらへんから始まっていた、といっても良いだろう。そしてこの頃の[Scraps]系の話題としては、がある。少し前に、この「さなえちゃん」を描いた漫画の作者からメールを頂いたのがとても私には印象深かった。

 そして、1999年の上半期から選んでみると、まずは

というところだろう。ハードディスクの情報を可視化することで情報圧縮・エントロピーを考えてみた一話である。そして、同じような「可視化シリーズ」の一つであるはこの後「感温液晶はどこで売っていますか?」という質問メールを多々頂くことになった。そして、[Scraps]系のが私の「お気に入り」でもある。ここら辺から「できるかな?」の中に全然技術的な話題でない物が登場し初めたような気がする。

 そして、1999年の下半期はもう自分で言うのも何だが傑作揃いである。大体、書いているペースが自分でも驚くくらいのハイペースだ。月当たりの話の数を数えてみると、

  •  7月 9話
  •  8月 9話
  •  9月 8話
  • 10月 8話
  • 11月 11話
  • 12月 9話
という感じでいやもうビックリしてしまう。平均すると三日に一話である。どうも、本業が忙しいとそれに比例して制作ペースが増加するという、「恐怖の睡眠時間減少の法則」が成り立つようだ。

 この頃の「お薦めの話」はいっぱいある。例えば、

に始まった「文章可視化シリーズ」や、で始まった「ASCIIアートシリーズ」だろう。から始まる「江戸五色不動シリーズ」は江戸にロケまで行ったので、とても思い出深い話の一つである。しかも、妙な偶然のせいでまるで小説の中に迷い込んだような気持ちになったものだ。

 そして、WEBページを作る上では

などもどうしても外せない。そして、この後結構続くことになるという「恋の力学」シリーズもこの時期に始まっている。そして、この頃の一番人気が何と言ってもだろう。この「ミニスカート」系の話の流れは以降も続くことになるのが自分では意外でもあり、残念でもある。それはさておき、ナンセンス系ではなんてのも面白い話だと思う。そして、1999年の終わりはやはりこれが「お気に入り」の話である。また、[Scraps]系の話がこの時期にはやたらいっぱいあるのが面白いところだ。その内からいくつかピックアップするとこんな感じだろうか? さて、2000年上半期にもなると、すいぶんとペースも内容も落ち着いてしまう。その中でも、「恋の力学」シリーズに夏目漱石をトッピングしてみたという辺りは「文学と科学が合体」した話で、自分の中では書いてて結構面白かった話である。そして、ナンセンス系のもクダラナイところところが外せないと思う。そして、この辺りで始まり未だ継続中のは最近の変な流れを予感させるのが哀しいところである。

 さて、今回は2000年上半期までの話の中から「私の好きな話」を振り返ってみた。とはいえ、私の好きな話=他の人の好きな話ではないようだし、他の話も適当に眺めて頂いたら良いかなぁ(私が)、と思うのだった。
 

2001-01-17[n年前へ]

主婦の生活 

 お笑いパソコン日誌で「主婦の生活」がSite of the Dayになっていた。このサイトは前に「毛髪力のガウスの法則」の下調べをした時に読んでいた。その時、最初は下の文書を読んで笑って、そして他のコンテンツ、阪神大震災の記事を読んだ。この人の文章はとても良い感じだ。本当に良い感じだ。(リンク)(リンク

2004-02-04[n年前へ]

続々Google Adsenceでコンテンツ診断 

 昨日のさらに続き、です。「ミニスカートの幾何学」「オッパイ星人の力学」ときたら、今度は男の深刻な悩みと物理学の統一理論を作ろうと試みた大作「毛髪力のガウスの法則」に広告を貼り付けたら一体どうなるのか、さてさて見てみることにしましょうか。
毛髪力のガウスの法則
 …そのものズバリの広告が多すぎて、コメントするのもシンドイです。「毛髪の悩み」「抜け毛」「抜け毛大丈夫?」そしてさらには「増毛ドットネット」とまで言われたら、もうクリックするしかないに違いありません。抜け毛の悩みを抱えるワタクシとしては、返す言葉もありません。気分が滅入ってきたので、コメントするのは…止めておきましょうか。

 さて、男の悩みパート2と言えば、やはりアレ、「しょんべん小僧」の物理学 逆風編には一体どんな広告が貼られるのでしょうか?
「しょんべん小僧」の物理学 逆風編
 まずは貼られる広告は、「アデランスの抜け毛の悩みチェック」です…。やはり、男の悩みの真実を見抜いているのでしょうか?一見、「しょんべん小僧」と「抜け毛」だなんて関係なさそうに見えて、実は「男の悩み」繋がりで関連性がとても高い広告かもしれません。やはり、Google AdSence恐るべし、です。
 と、思ったら「ブラジャーカップ」なんて広告も貼られています。「しょんべん小僧」に「ブラジャーカップ」…?いや、追求するのは止めておきましょうか?あまり考えすぎるのは体に毒ですし、下手して18禁サイトになってしまったりしたら困りますからねぇ。いや、もう遅いという話もありますが。

 おやおや、一体何でしょう「つけるだけで8cmアップ」って?あぁ、そうですよね。バストの話ですよね。いや、一瞬アレにアレして8cmアップなのかなんて思っちゃいました。「つけるだけで8cmアップ」だなんて、たかが8cm、されど8cmですからね。いや、そんな想像はおいておいても、なんで「しょんべん小僧」で8cmアップなんでしょうねぇ(しかも実はバスト)?実に実に奥深いですねぇ、Google AdSence。

 さて、最後に貼られた広告は「チタンアクセサリー」です…。一体、「しょんべん小僧」のどの部分にチタンアクセサリーを着けさせようっていうんでしょうね?チタンパワーをドコでどんな風に発揮させようというのでしょうか?「しょんべん小僧」がチタンの魔力で「大艦巨砲」になったりするのでしょうか?恐ろしい話です。

 さて、なんだか話がヘンな方に進んでしまったので、この話は明日で終わることにしましょう。ということで、続きは明日の最終話、です。



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