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2011-03-05[n年前へ]
■「正しい問題へのおおよその答」と「誤った問題への正確な答」
次の言葉は、「自然の中の数学—数学で見る自然の美しさ 」の中に書かれた一節です。これと同じような言葉はよく見かけるような気がします。
「正しい問題におおよその答を得るほうが、誤った問題に正確な答を得るよりはましである」と言ったのは、統計数学者のジョン・ターキーである。
「正しい問題」を設定し、それに対しておおよその答を導くことはおおよそ正しい答を出しますが、「誤った問題」への「正確な答」は、ほぼすべての場合、役に立たない答しか出してはくれないのです。
異なる領域の問題に対して同じ形式の関係が成り立つということは多いものです。「正しい問題へのおおよその答」と「誤った問題への正確な答」…あなたのまわりにも、そんなことに似たものがあったりはしないでしょうか?