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2009-04-29[n年前へ]
■ケータイで使う超音波診断装置,Washington大が開発
米Washington University in St.Louis(WUSTL)は,スマートフォンに接続して利用する超音波診断システムを開発したと発表した。手で握れるほどの大きさと非常に小型であるため,頚動脈,肝臓,膀胱,眼球,前立腺,子宮などの状態を気軽に見ることができるとする。
開発したのは,同大学 Computer Science and engineering,Associate ProfessorのWilliam D. Richard氏ら。同システムは,超音波を出し,その反射を受けるUSBケーブル付きプローブとスマートフォンから成る。スマートフォンは,USBインタフェースを備え,米Microsoft Corp.のOS「Windows Mobile」搭載であれば利用可能だ。プローブをUSB経由でスマートフォンに接続した後,例えば首に当てると頚動脈の映像がスマートフォンの画面に出る仕組みである。従来,プローブとは別に必要だった画像処理用の回路は,すべてプローブ内の約2.5cm×7.5cmの基板の裏表に実装した。
今回,WUSTLは発売時期や発売ルートを明らかにしていないが,「発売するとしたら2000米ドル(約20万円)以下,最終的には500米ドル以下にしたい」と価格の目安を述べた。