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2009-10-26[n年前へ]
■楽天、分散キー・バリュー型データストア「ROMA」のソースコードを公開
楽天、分散キー・バリュー型データストア「ROMA」のソースコードを公開
楽天は2009年10月24日、同社が独自開発した分散キー・バリュー型データストア「ROMA」をオープンソース・ソフトウエアとして公開した。
ROMAはデータを「キー」と「値(バリュー)」の組み合わせとして保存するキー・バリュー型データストアであり、キーに応じてデータを複数のノード(サーバー)に分散・複製して保存できる。そのため、サーバーの台数を増やした分だけデータ容量やスループットが向上するほか、データの複製を複数のノードで保存することから耐障害性も高い。ノードに障害が発生した場合も、ROMAが障害を検出して自律的に障害を復旧できる。
ROMAは分散メモリー・キャッシュ「memcached」互換のAPI(アプリケーション・プログラミング・インタフェース)を備えるほか、独自に開発したコマンドやストレージ・システムなどをプラグインによって拡張できる。