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2011-05-08[n年前へ]
■クラスター解析を用いた「風俗店の立地戦略」解析
慶應義塾大学経済学部「研究プロジェクト」の研究成果、「性風俗店の立地に関する研究 ―川崎の南町と堀之内を対象地域として―」から。
各店舗のウェブページと電話調査 によって、距離・路線価・総額・時間・分あたり・在籍数の計6つの指標をもとに主成分分析とクラス ター分類を行った。
…クラスター分類を行った結果、価格帯によって4つのクラスターに分類でき、それぞれ総額が高 い順から高級店・大衆店・割安店・格安店と名づけた。各指標において、それぞれの分類と全体の平均 を比較した結果、距離に関しては総額が高いほど川崎駅から遠くなることが確認された
つまり高級店であるほど駅から遠く、格安店であるほど駅から近くに立地する。しかし、大衆店と割 安店の平均距離が逆転している。この要因を考察すると、大衆店は値段の設定が中途半端で強みがない ためなるべく客を引き付けるべく駅から近くに立地し、一方割安店は分あたりの値段が格安店並みで時 間も長いので、その分強みがあり集客力があるため駅から遠くに立地するという考察に至った。