hirax.net::Keywords::「色空間」のブログ



2000-06-28[n年前へ]

カラープリンターの選手宣誓 

ICCファイルを眺めてみよう その2


 ここ数年間にわたって、報告会の前夜遅く(というより当日の朝近く)になると、インクジェットプリンターを並べて発表用のOHTを印刷しまくるという生活が続いていた。「PC使ってプレゼンのソフト使ってやればOHTを出力しなくて済むし楽なのに」と言う人がいるかもしれない。しかし、ただ単純にそう考える人は私は素人だと思う(その理由はいつかまた詳しく書く)。とにかくOHTは必要なのである。

 そういう深夜に大量のOHTを印刷する際に、出力する枚数が数十枚ともなるとインクジェットプリンターでは時間がかかるし、とても大変なのである。かといって、レーザービームプリンターやコピー機はスピードは速いが、カラーのOHTの出力など汚くてできない。そこで、インクジェットプリンターを何台も並べてOHTを出力しまくるという手段に出ることが多い。OHTの出力作業を並列に行うわけだ。

 しかし、そんな時にまた困るのがそれぞれのプリンターの色特性が違うということである。どのプリンターで出力するかどうかで、全然違う色に変わってしまうのだ。下手をすると「こんなのじゃ使えないぞぉ。やり直しだぁ。」というわけで、私の睡眠時間はさらに削られていくのである。
それぞれのカラープリンターの色特性が違うせいで、私の睡眠時間は減るし、腹は減るし、踏んだり蹴ったりなのであった。そういうわけで、私はプリンターの色特性は興味もあるし、恨みもずっと抱いていたのである。「それぞれのカラープリンターからどんな色の出力がされるのか」、というのは私にとってとても大きな問題だったのである。

 と、前振りはここまでで本題に入ろう。前回、

で、
 また、「カラープロファイルで眺める各社のプリンターの性能比較」というような企画でもしてみようかな、とふと思うのであった。
と書いた。今回はその「カラープロファイルで眺める各社のプリンターの色特性比較」を行ってみたいと思う。カラープロファイル・ファイルには「それぞれのカラープリンターからどんな色の出力がされるのか」という情報が書いてあるわけで、そういうことを知っておけばプリンターで出力するときに何かの役に立つはずだ。少なくとも、私の睡眠時間を減らさない程度には役に立つだろう。

 そこで、今回は試しに4機種のレーザープリンターを選んで、それらのプリンター用のカラープロファイル・ファイルに書き込まれている「それぞれのカラープリンターからどんな色の出力がされるのか」という情報を比較してみることにした。カラープロファイル・ファイルの解析には

から入手できるProfile Maker Pro.のデモ版を用いた。

 まずは、この二機種を比較してみよう。世界のhpと日本のキヤノンのカラーレーザービームプリンターである。選んだレーザービームプリンターの機種はHPLaserJet 4500とCanon LBP-2040である。
 

HP LaserJet 4500 と Canon LBP-2040
リンク先は
( http://www.jpn.hp.com/GRP2/bizprt/lj/clj4500/img/photo.jpg )
( http://www.canon-sales.co.jp/Product/LBP/2040-gif/2040_ph.jpg )
HP LaserJet 4500

Canon LBP-2040

 この写真を見ると実はこの二機種は瓜二つである。車で例えれば、TOYOTAのカローラとスプリンターのようにそっくりである。こういう場合、中身は同じであることが多い。カローラとスプリンターが実は中身は同じであるように、この機械もきっと中身は同じなのだろう(確かじゃないけど)。簡単に言えば、OEM製品である。

 この二つのプリンター用のドライバーを各会社のWEBから入手し、カラープロファイル・ファイルを解析してみた。次に示すのが、カラープロファイル・ファイルの中に記載してあったHPLaserJet 4500(左)とCanon LBP-2040(右)の

  • xy空間 ( 上段 )
  • ab空間 ( 下段 )
における出力可能な色空間である。
 
HP LaserJet 4500(左) と Canon LBP-2040(右)
上段 : xy空間
下段 : ab空間
HP LaserJet 4500

Canon LBP-2040

 こうしてみると、大幅に出力可能な色空間が違うことがわかる。中身は同じっぽいのに、出力できる色空間は異なるのである。本当ならば、面白いことだ(どっか解析方法を間違えたかもしれないが...)。ソフト処理の違いだろうか?

 といっても、プリンター用のカラープロファイル・ファイルは結構複雑だし、「カラープロファイル・ファイルに書いてある内容」が必ずしも正しいとは限らないだろう。カラープロファイル・ファイルは単なるそれぞれのカラープリンターの選手宣誓であって、本当のことが書いてあるとは限らないと思う。どちらかが単にホラを吹いているということも考えられる。本来出力できないはずなのに、「いや、オレは出力できるッスよ。」とホラを吹いているということも考えられるわけだ。

 同じようなことを、「勢いにのってる」Epsonと元祖富士XeroxのEpson LP-8500CとFujiXeroxColorLaserWind 3310について行ってみた結果が次である。ちなみに、FujiXeroxColorLaserWind 3310の写真が見つからなかったので、下の写真にはFujiXeroxColorLaserWind 3320PSのものを用いた。
 

Epson LP-8500C(左)とFujiXerox ColorLaserWind 3320PS(右)
リンク先は
( http://www.i-love-epson.co.jp/products/printer/color/
lp8500c/img/n_lp8500.jpg )
( http://www.fujixerox.co.jp/product/color_laser_wind_3320ps/
images/color_laser_wind_3320ps.jpg)
Epson LP-8500C

FujiXerox ColorLaserWind 3320PS

 こちらも、先のHP LaserJet 4500(左)とCanon LBP-2040(右)と同じく、瓜二つである。ということは、これもまた中身は同じモノなのだろう。

 こちらの方の解析した「出力可能な色空間」が以下である。
 

Epson LP-8500C(左)とFujiXerox ColorLaserWind 3310(右)
上段 : xy空間
下段 : ab空間
Epson LP-8500C

FujiXerox ColorLaserWind 3320PS

 この場合には、若干の違いはあるが大体同じであることがわかる。中身が同じで、ソフト部分のみ違うだけだと思うのであるから、当然とも言えるし、少し意外だとも言える。なぜ意外かというと、この二機種は実際に使ってみると結構出力が違うからである。もちろん、出力可能な領域だけでなくて、その内部でどう出力する色を振り分けるかということの方が実は一番重要だったりするので、「意外」というのは言い過ぎかもしれない。

 また、EpsonのLP-8500Cの場合は印刷のモードに合わせて、ICCファイルが複数用意されていた。「それらの間の違い」、すなわち、「印刷モードが違う場合に出力される(あるいはメーカー側が意図している)色空間がどのように違うのか」などは、次回以降に考察してみたいと思う。

 しかし、今回は書いているうちに内容が少しヘビーだと感じ始めた。私には色々な意味で結構難しい内容なのである。まるで空中分解してしまう飛行機のようであるが、ここらへんでいきなり終わりにしておきたい。というわけで、最後にLab空間でのそれぞれ四機種の「自己申告の」出力空間を重ね合わせたものを示してみる。
 

Lab空間でそれぞれの出力空間を重ね合わせたもの

 こうしてみると、Canon LBP-2040以外はどれも似たようなものである。まぁ、どれも同じ電子写真方式なのだから当たり前である。しかし、それでも少しずつ違うことが面白い。逆に、CanonLBP-2040はあまりに違いすぎて、私がどこかを間違えた可能性が大である。

 さて、いきなり冒頭の話に戻る。私は気分的には「報告会 = 試合」だと思っている。自分の戦力のどこが強くてどこが弱いかを意識しながら、最善を尽くしたい、と思っているわけだ。さらに言えば、自分の戦力のどこが強くてどこが弱いかが判っていれば、例え勝てないにしても、善戦はできると思っている。だから、前回

 icmファイル(カラープロファイルファイル)には、それぞれのディスプレイの出せる「色空間」が書かれている。言わば、それぞれのディスプレイの「守備範囲」が書かれている。それぞれのディスプレイにそれぞれの「守備範囲」がある。それぞれのディスプレイやプリンタ達の「ここの範囲ならまかせとけ」という範囲である。

 その守備範囲をちゃんと知ってさえいれば、「少ない戦力でも勝つこと」ができるかもしれない。

と書いたように「どんなことができるか」を知るのはとても大切だと思っている。カラープロファイル・ファイルには「何ができて、何をしようとしているか」が書いてあるわけで、それはちょうどプリンター達の「選手宣誓」のようなものである。当然、試合の前には「選手宣誓」が必要だろう。

 えっ、何を言いたいか判らないって?とりあえず、今回は「カラープロファイルで眺める各社のプリンターの性能比較」を始めるぞ、という私の「選手宣誓」である。話の本筋に入るのは次回以降ということにしておきたい。
 

2000-07-15[n年前へ]

外の世界を眺めてみれば 

ビデオ入力を活用しよう


 先日、トランジスタ技術の2000/07号を読み直していた。読み直していたのは「色センサー」の記事である。有限会社レンテックが視覚障害者用の製品として発売しているものである。PICをよく使う人だったら、この記事を読んでいなかったとしても、多分よく知っている話だと思う。何しろ昨年の「第三回PICmicroデザイン・コンテスト」で優勝した作品だからである。PICと音声ICの数多い制限と、測定上の制限の中で、「(使用用途を考えた上での)安定した色名決定」を行うルーチンがとても苦労していて、読んでいてとても面白い。

 個人的には、この「第三回PICmicroデザイン・コンテスト」で入賞している「マルチ・チャンネル分光器」と

みたいなものを組み合わせて、「5000円でできるパーソナル・マルチ・チャンネル分光器」なんてものを作ってみたいと思っているのだけれど、こちらはなかなか作業が進んでいない。

 それはさておき、この「色センサー」のように、持ち歩いて色々なところですぐに調べることのできる測定器というのはとても便利なものだ。そして何より、それを作っている側からしても面白いものである。そこで、私も試しに作ってみることにした。といっても、計測器を作り出すと仕事と区別がつかなくなってしまうので、ハード的に作業をするのは気分が全然のらない。そこで、PCに接続されているビデオカメラを用いて、ソフト的に作ってみることにした。やってみたことは、以前作成した「色覚モドキソフト」を、ビデオカメラからのリアルタイム入力用に作ってみただけである。

 以前

ではインターネット上にある画像ファイルに対して、画像処理をかける「色覚モドキソフト」を作ってみた。コンピュータにネットワーク上のものが見える「色覚」を持たせて、ネットワーク上の画像について考えてみたわけだ。そして、ではそれを自分のPCの中にある画像ファイルをいじるようにしてみた。つまり、コンピュータに自分の中のものが見える「色覚」を持たせて、自分の中を覗いてみたのである。

 そして、今回はPCに接続されているビデオカメラを用いて、コンピュータに現実社会を眺める「色覚」を持たせてみることにしたのである。そんな現実社会を眺めることができて個性を持つコンピュータを通して、現実社会を眺めてみたいと思うわけだ。

 最近の持ち歩き用の小型ノートPCにはビデオカメラが取り付けられているものが多い。例えば、こんな感じだ。
 

手軽なノートPCにビデオカメラが取り付けられたもの
あるいは取り付けられるもの
SONY PCG-C1XG
Casio E-50x
Libretto ff1100V
SCOOPY

 私もCasioのPalm-sizePCは使っているし、ノートPCにもUSB接続のビデオキャプチャーを取り付けている。こういう持ち歩けるPCに取り付けてあるビデオカメラを活用しないのは勿体ない、というわけで、以前作った

を改造し、で作ったtruecolorを合体させて、ちょこちょこっと作ってみたのがこれだ。 これを使うと、「色覚」に個性を持つコンピュータを通して、現実社会を眺めてみることができる。あるいは、できた気に少しはなれる。

 例えば、次の画面はTVで放映している「ターミネーター」を見ているところである。一番左の画面がコンピュータのビデオカメラに写っているそのままの画面だ。そして、真ん中がリアルタイムに色調変換をかけている画面である。つまりは、「色覚に個性を持つ」コンピュータが眺めている「ターミネーター」である。また、一番右はシャッターを押したときに取り込まれた静止画像である。
 

truecolor5.exeの動作画面
これはターミネーターを眺めているところ

 くれぐれも勘違いしないで欲しいのだが、上の一番左の画面で「赤い」部分が、真ん中の色調変換をかけた後では緑っぽく見えているからといって、このコンピュータがそこを「緑」と認識しているわけではない。あなたが、この真ん中の画面を見て何かを解釈しようとした瞬間に、それはコンピュータの感覚に加えてあなたの感覚が混入してしまうのである。もし、それでもそう考えたくなる人がいれば、そもそも「赤」とか「緑」という言葉はどういう意味なのかを考えてみると良い、と思う。

 また、今回のL,M,S(これは具体的な何かを指すわけではないので、この意味についてはあえてここでは説明しない)の各スライダーの感度パーセンテージを以前のような0〜100%ではなくて、0〜200%の範囲で動かせるようにしてみた。もし、あなたのPCのモニタがこのLに対応するところが弱くなりがちならば、このLのスライダーをいじってやって、Lに関する情報を増幅してやることができる、と考える人もいるだろう。といっても、いじってみるとわかると思うが、そもそもモニタの出力可能な限界と画像フォーマット上の限界があるわけで、なかなかそういうわけにはいかない。ただ、色々と実験してみるのには面白いかもしれない。

 ちなみに、次の画面は「週間アスキー」の広告を眺めている画面だ。おやおや、この広告はこのコンピュータには今ひとつアピールしないようだ。
 

「週間アスキー」の広告

 さて、先ほど

そもそも「赤」とか「緑」という言葉はどういう意味なのかを考えてみると良い、と思う。
とあっさり書いたが、「言葉」とか、「現実」とか、あるいは「感覚」といったものはすこしづつ重なり合ってはいるけれど、それは一致し得ないものだと私は思っている。まして、それらは一人の人の中で完結できるものでもないし、同時に万人にとって同じでもない。以前書いた「クジラは哺乳類か魚か?」とかと同じで、心底考えてみることに意味があるんじゃないか、と思ってたりするのだ。

2000-07-27[n年前へ]

あなたと好みが似てるトコ 

私と好みが似てる人 その5

 
 

 もう暑い夏が始まったようだ。東京にいた頃は、夏ともなれば就職活動中の学生を数多く見かけたものであるが、引っ越してしまってからはそんな風物詩も見かけなくなってしまった。田舎に住んでいる私には判らないが、今でもリクルートスーツに身をくるんだ学生が街の中を歩いていることだろう。

 HIRAX.NETにも様々な学校からのアクセスがある。その中には今年就職活動をしている学生や、数年後に就職を控えた学生もきっといるのではないだろうか?そこで、今回は就職を控えた学生のためにHIRAX.NETへのアクセス数が多い会社を調べて、「あなたと好みが似ている会社」を調べてみたい、と思う。また、いつもと同じく*.ac.jpからのアクセス順位も調べてみることで、大学入試を控えた学生・その他の人のために「あなたと好みが似ている学校」も調べてみることにしたいと思う。

 そう、今回は題して「あなたと好みが似てるトコ」である。さて、前回HIRAX.NETへのアクセス元を解析してみた

の時は、*.co.jpドメインのトップ11は
%PAGE %Bytes
1205: 1.51%: SONY.CO.JP (ソニー株式会社)
 794: 1.99%: NEC.CO.JP (日本電気株式会社)
 607: 0.12%: SQUARE.CO.JP (株式会社スクウェア)
 600: 1.09%: ADVANTEST.CO.JP (株式会社アドバンテスト)
 548: 0.75%: HITACHI.CO.JP (株式会社日立製作所)
 410: 0.66%: CANON.CO.JP (キヤノン株式会社)
 395: 0.42%: FUJITSU.CO.JP (富士通株式会社)
 313: 0.68%: FUJIXEROX.CO.JP (富士ゼロックス株式会社)
 279: 0.54%: TOSHIBA.CO.JP (株式会社東芝)
 267: 0.34%: SHARP.CO.JP (シャープ株式会社)
 234: 0.30%: RICOH.CO.JP (株式会社リコー)
となっていたし、*.ac.jpドメインは
%PAGE %Bytes
 761: 1.16%: U-TOKYO.AC.JP (東京大学)
 672: 1.92%: KYUSHU-U.AC.JP (九州大学)
 425: 1.09%: CHITOSE.AC.JP(千歳科学技術大学)
 330: 0.45%: KYOTO-U.AC.JP (京都大学)
 329: 0.32%: WASEDA.AC.JP (早稲田大学)
 265: 0.39%: OSAKA-U.AC.JP (大阪大学)
 230: 0.30%: HOKUDAI.AC.JP (北海道大学)
 205: 0.39%: CHIBA-U.AC.JP (千葉大学)
 168: 0.23%: HIROSHIMA-U.AC.JP (広島大学)
 164: 0.80%: TSUKUBA.AC.JP (筑波大学)
 163: 0.53%: TITECH.AC.JP (東京工業大学)
となっていた。つまり、1999年度の「あなたと好みが似てるトコ」ベスト1はソニー株式会社であったし、「あなたと好みが似てる学校」は東京大学であった。それでは、最近はどうなっているのだろうか?

 先月の2000/06の一ヶ月の間にHIRAX.NETへは計174,914ページのページ・アクセスがあった。そして、アクセス数が多いアクセス元はこんな感じになる。電気OA機器メーカーからのアクセスが多いのが本サイトの特徴でもある。といっても、技術系サイトであればそれはどこも同じなのだろう。なお、おそらく有限会社回路設計サービスに関してはロボットだと想像している。

 こうしてみるとアクセス数の多いところは、前回とそれほど変わっていないことがわかる。ただし、前回のダントツ一位(そして技術系学生には人気No.1)のSONYが少し落ちてきているのが残念である。

 #reqs: %bytes: domain
------: ------: ------
162873: 87.13%: .jp (Japan)
 89828: 41.35%:   ne.jp (日本のネットワークサービス)
 31709: 20.72%:   co.jp (日本の企業(または営利法人))
  1577:  1.72%:     nec.co.jp (日本電気)
  1520:  3.02%:     cds.co.jp (有限会社回路設計サービス)
   764:  0.57%:     hitachi.co.jp(株式会社日立製作所)
   726:  1.65%:     canon.co.jp(キヤノン)
   670:  0.33%:     toshiba.co.jp(東芝)
   588:  0.33%:     sony.co.jp(SONY)
   539:  0.31%:     fujitsu.co.jp(富士通)
   385:  0.04%:     square.co.jp(square.co.jp)
   370:  0.20%:     fujixerox.co.jp(富士ゼロックス株式会社)
   369:  0.18%:     mei.co.jp(松下電器産業株式会社)
   304:  0.22%:     sharp.co.jp(シャープ 株式会社)
   244:  0.13%:     ricoh.co.jp(リコー)
   218:  0.16%:     ibm.co.jp(IBM Japan)
   211:  0.27%:     ntt.co.jp(NTT)
   152:  0.09%:     epson.co.jp(Epson)
 ......

 13997:  8.46%:   ac.jp (日本の教育および学術機関)
  2740:  0.70%:     KYOTO-U.AC.JP(京都大学)
   941:  0.68%:     U-TOKYO.AC.JP(東京大学)
   592:  1.13%:     BUNKYO.AC.JP(文教大学)
   536:  0.14%:     HOKUDAI.AC.JP(北海道大学)
   395:  0.16%:     NAGAOKAUT.AC.JP(長岡技術科学大学)
   358:  0.29%:     KYUSHU-U.AC.JP(九州大学)
   352:  0.12%:     JAIST.AC.JP(北陸先端科学技術大学院大学)
   318:  0.20%:     OSAKA-U.AC.JP(大阪大学)
   295:  0.32%:     TITECH.AC.JP(東京工業大学)
   256:  0.24%:     TOHOKU.AC.JP(東北大学)
 .......

 13811:  8.23%:   or.jp (日本の団体)
 11156:  7.23%:   ad.jp (日本のJPNIC会員ネットワーク)
   761:  0.48%:   go.jp (日本国政府機関)
  480:  0.10%:   gr.jp (日本の法人格を有しない団体)
 10662:  6.80%: [unresolved numerical addresses]
  4294:  2.19%: .net (Network)
  3855:  2.25%: .com (Commercial)
  3685:  0.11%: .org (Non-Profit Making Organisations)
  2321:  0.72%: [domain not given]
   192:  0.19%: .edu (USA Educational)
    82:  0.17%: .gov (USA Government)
    61:  0.04%: .be (Belgium)
    45:  0.03%: .fr (France)
    44:  0.04%: .de (Germany)
    38:  0.02%: .to (Tonga)
    34:  0.03%: .my (Malaysia)
    22:  0.03%: .arpa (Old style Arpanet)
    22:  0.02%: .uk (United Kingdom)
    20:  0.02%: .ca (Canada)
    20:  0.02%: .br (Brazil)
  .......

 ただ、こうしてしまうとどうしても人数の多いトコロはアクセス数が増えてしまう。もちろん、人数が多いところはProxyのキャッシュなども結構あるので、見かけ上のアクセス数はかなり減るだろう。ただ、それにしても人数の多いトコロはどうしてもアクセス数が増えざるをえない。

 そこで、アクセス数上位の企業の従業員数を調べて、「従業員一人あたりのアクセスページ数の順位」を調べてみた。それが次の表である。
 

従業員一人あたりのアクセスページ数の順位を調べてみると...
ページアクセス数順位会社名ページアクセス数従業員数従業員一人あたりのアクセスページ数従業員一人あたりのアクセスページ数の順位
1NEC1577370780.042532
2回路設計サービス1520???
3日立製作所764596920.012807
4キヤノン726210230.034533
5東芝670567460.0118110
6SONY588191870.030654
7富士通539436270.012359
8SQUARE3856860.561221
9富士ゼロックス370152580.024255
10松下電器3692759620.0013413
11シャープ304238000.012778
12リコー244673000.0036312
13IBM Japan218214010.0101911
14NTT211???
15Epson152110000.013826

 ただし、

  • 有限会社回路設計サービス
  • NTT (こちらは私が調べるのを面倒くさがっただけ)
に関しては人数がよくわからなかったので、「従業員一人あたりのアクセスページ数の順位」からは外している。ただ、技術系の人にとっては、有限会社回路設計サービスといったサイトを通して、知らない人はいないことと思う。おそらく、「回路設計サービス」からのアクセス数の殆どがロボットだとしても、そんなことはどうでもいいのである。

 さて、結局「従業員一人あたりのアクセスページ数の順位」で一位となったのは、SQUAREでなんと従業員一人あたり、0.56ページ/月を見ていることになる。おやおや、これはおかしい。かなり、多すぎる。こりゃ、SQUAREも更新チェック用のロボットかな。それ以外の企業の場合だと「従業員一人あたりのアクセスページ数」は大体0.0*ページ/月である。平均すると、100人いたらその内の数人が一回見に来たことがある、という感じか。まぁ、実際にはもっと少ないだろうが。

 前回、アクセス数一位だったSONYはアクセス数では6位にランクを落とし、「従業員一人あたりのアクセスページ数の順位」ではそれでも4位と健闘しているが、それでも苦戦していると言えるだろう。いやいや、これはもしかしたら先月の「できるかな?」のコンテンツ

  • オッパイ星人の力学 - 胸のヤング率編 - (2000.06.29)
  • カラープリンターの選手宣誓 - ICCファイルを眺めてみよう その2 - (2000.06.28)
  • 「色っぽい声」の秘密 - キャバクラ嬢は英語が上手い!? - (2000.06.24)
  • プリクラの中の物語 - プリクラもどきソフトを作ろう 第一回 - (2000.06.19)
  • ヘルメットの色空間分布 - 学生運動の色空間とグラフ配置 - (2000.06.16)
  • [Scraps]コンクリートの隙間に - 足元にあるカメラオブスクラ - (2000.06.13)
  • 毛髪力のガウスの法則 - ハゲの物理学 「第五の力」編 - (2000.06.07)
  • WEBページの迷路の中で - 未来の地図を手に持って - (2000.06.04)
の傾向に技術のSONY魂がそっぽを向いてしまったのかもしれない。これはマズイ。確かに、ここ最近ちょっとマズイ。二年ほど前の「できるかな?」が始まった頃の初々しい内容から少し、いやかなりズレてしまっている。いや、本当にマズイ。

 うーん、この場を借りて言っておきたいのだが、先月の6月後半から今月に至るまでのコンテンツについては、ある事情により「私の趣味」とはかなり異なるものが多い。それを強くここに断っておきたい。いや、本当に本当なのです。

 ちなみに*.ac.jpドメインに関しては、新顔「文教大学」が登場している以外は定番どころが集まっている。ちょっと不思議なのが、慶応大学・早稲田大学のような人数も多いマンモス校が11位、14位とトップ10に入っていないことである。何故だろう?

 とりあえず、今回の結論は「あなたと好みが似てるトコ」ベスト1は学校で言えば京都大学で、企業で言うとSQUARE(とりあえず)ということになる。また、大学に関しては人数比率からすれば文教大学もお薦めかもしれない。なお、念のために書いておくが、本サイトはその真偽については保証しないの。念のため。
 

2000-09-02[n年前へ]

もうすぐ二歳の「できるかな?」 

初心に帰ってみましょうか?


  「できるかな?」が始まったのは二年近く前の秋のことだった。

でも触れたが、当初(実は今も続いているが)は某社内の某サーバー内でこっそりと始めてみたのだった。それから二年あまりでずいぶんと色々な話が増えた。某社サーバー内でしかアップしていない
  • プリンタドライバーは仮免
  • 続 電子写真プロセスを分数階微分で解いてみよう
  • 続々 電子写真プロセスを分数階微分で解いてみよう
等の外部未公開の話も含めれば、もうすぐ200回近くになる。そして、公開場所の変化もあってずいぶんと話の傾向も変わってきた。最近では「ここのところの話題は何か変じゃないですか?hirabayashiさんどうかしたんですか?」とか、「大丈夫?hirabayashiくん?」などと言われる始末である。

 そして話が増えてきたせいか、自分自身でも「アレッ、あの話はどこにあったけ?」というように迷ってしまうことが多々ある。迷うどころか、最後まで見つからないこともしばしばあるのだ。そして、それは私でもない他の人であればましてやそうだろう。というわけで、

では簡単にそれまでの話の紹介をしたし、ではhirax.net内の全文検索機能を付けてみた。

 今回は、これまでの話題をもう一度自分で読み直して、その中から「自分のお気に入り」を調べてみたいと思う。そして、最近少し話題が変になってしまっている反省をして、もう一度初心に帰ってみようと思うのだ。

 まずは、1998年の話題からいくと

というあたりが、良い感じだ。京都の風物詩である「鴨川カップル」達が人目を気にしながら寄り添う合う姿を考えてみたものだ。後の「恋の力学」シリーズなどはここらへんから始まっていた、といっても良いだろう。そしてこの頃の[Scraps]系の話題としては、がある。少し前に、この「さなえちゃん」を描いた漫画の作者からメールを頂いたのがとても私には印象深かった。

 そして、1999年の上半期から選んでみると、まずは

というところだろう。ハードディスクの情報を可視化することで情報圧縮・エントロピーを考えてみた一話である。そして、同じような「可視化シリーズ」の一つであるはこの後「感温液晶はどこで売っていますか?」という質問メールを多々頂くことになった。そして、[Scraps]系のが私の「お気に入り」でもある。ここら辺から「できるかな?」の中に全然技術的な話題でない物が登場し初めたような気がする。

 そして、1999年の下半期はもう自分で言うのも何だが傑作揃いである。大体、書いているペースが自分でも驚くくらいのハイペースだ。月当たりの話の数を数えてみると、

  •  7月 9話
  •  8月 9話
  •  9月 8話
  • 10月 8話
  • 11月 11話
  • 12月 9話
という感じでいやもうビックリしてしまう。平均すると三日に一話である。どうも、本業が忙しいとそれに比例して制作ペースが増加するという、「恐怖の睡眠時間減少の法則」が成り立つようだ。

 この頃の「お薦めの話」はいっぱいある。例えば、

に始まった「文章可視化シリーズ」や、で始まった「ASCIIアートシリーズ」だろう。から始まる「江戸五色不動シリーズ」は江戸にロケまで行ったので、とても思い出深い話の一つである。しかも、妙な偶然のせいでまるで小説の中に迷い込んだような気持ちになったものだ。

 そして、WEBページを作る上では

などもどうしても外せない。そして、この後結構続くことになるという「恋の力学」シリーズもこの時期に始まっている。そして、この頃の一番人気が何と言ってもだろう。この「ミニスカート」系の話の流れは以降も続くことになるのが自分では意外でもあり、残念でもある。それはさておき、ナンセンス系ではなんてのも面白い話だと思う。そして、1999年の終わりはやはりこれが「お気に入り」の話である。また、[Scraps]系の話がこの時期にはやたらいっぱいあるのが面白いところだ。その内からいくつかピックアップするとこんな感じだろうか? さて、2000年上半期にもなると、すいぶんとペースも内容も落ち着いてしまう。その中でも、「恋の力学」シリーズに夏目漱石をトッピングしてみたという辺りは「文学と科学が合体」した話で、自分の中では書いてて結構面白かった話である。そして、ナンセンス系のもクダラナイところところが外せないと思う。そして、この辺りで始まり未だ継続中のは最近の変な流れを予感させるのが哀しいところである。

 さて、今回は2000年上半期までの話の中から「私の好きな話」を振り返ってみた。とはいえ、私の好きな話=他の人の好きな話ではないようだし、他の話も適当に眺めて頂いたら良いかなぁ(私が)、と思うのだった。
 

2000-10-25[n年前へ]

虹の彼方に。 

色覚モドキソフトを作る その7

 今年は好きなWEBサイトがいくつも店じまいしてしまった。「わきめも」もそんなサイトの一つだ。その今はもうない「わきめも」の中で、
 きれいな虹が見えた。だからビールを飲んだ。だけど、目に見えている虹の色は写真のフィルムには写らない。どんなフィルム・CRT・プリンターの出力色空間もとても狭くて、虹の中に見える色は出せないからだ。ビールも虹も「生」に限る。
という話があった。もう元のWEBページがあるわけじゃないから、細かいところは違っていたかもしれないけれど、大雑把な内容はこんな感じだった。- ビールも虹も「生」に限る - なんてとてもシブイセリフで良い感じだ。
 

 このセリフの中の「どんなフィルム・CRT・プリンターの出力色空間もとても狭くて、虹の中に見える色は出せないからだ。」というのを図示してみると、下の図のようになる。
 

 

 例えば、虹の中に見えるスペクトル色はこの図で言うと、黄色の矢印で描いた側の、色で塗りつぶした領域の外枠の色だ。波長の長い単色光、つまり最初は赤色から始まって、波長が短くなるに従い「赤→黄色→緑→青→紫」というようにスペクトル色はつながっている。

 この図中に、とあるCRTとプリンターの出力可能な色空間(CCMファイル中に埋め込まれているプロファイル情報を参考にしたもの)を白点線と白実線で示したが、とても狭い領域の色しか出せず、とてもじゃないが虹の中に見えるスペクトル色はこれらの機器では出ないことが判るだろう。

 だから、「生」の虹を見たときの感じは写真でもCRTでもプリンターの出力でも味わえないわけだ。おいしいビールは「生」に限る(私の趣味では)のと同じく、虹も「生」に限るのだ。
 

 だから、虹の色と同じ

の時に撮影したような太陽光のスペクトルも、こんな風にWEBページの上で眺めても、それはやっぱり分光器を「生」で覗いている感じはとてもじゃないが味わえない。
 
太陽光のスペクトル

 こんな、「赤→黄色→緑→青→紫」というスペクトル色を眺めていると、中学の頃の美術の授業を思い出した。その授業の中で、こんな色相環が教科書か何かに載っていて、「こんな色のつながりは「赤→黄色→緑→青→紫」というスペクトル色に対応しているんだよ」と美術の先生に言われた。それを聞いていた私はよく判らなくなって、「すると、何で紫と赤のところで繋がってるのでしょうか??」と先生に聞くと、その先生も「う〜ん。」と悩み始め、しまいには「いつか調べて答えが判ったら、私にも教えてくれたまえ。」と言うのである。今考えてみると、それはとても素晴らしい言葉だった(間違っても皮肉でなくて、本当に素晴らしいと思うのだ)。
 

色相環

色覚のメカニズム 内川恵二 朝倉書店 口絵より

 だけど、「赤→黄色→緑→青→紫」という単色光のスペクトルが波長としては単に一方向に変化していくだけなのに、グルっと一周する感覚を受けるのはとても不思議である。そこで、色感覚モドキソフトを作ってそこらへんの感覚を眺めてみる、つまり「できるかな?」の常套手段である「その謎を見てみよう」と思うのである。

 この「色感覚モドキソフト」はいつものように極めて大雑把でチャチな作りである。ソフトの流れとしては次に示すように、

1.光源としては二種類の場合
    • RGBのCRTモニタ
    • 単色スペクトル光
    を考える。そして、RGBのCRTモニタのRGBそれぞれのスペクトルを設定する。次に、RGBのCRTモニタを使用する場合には、以下の作業を行う。

    2.画像を読み込み、画像の任意の場所のRGB値を元に光全体としてのスペクトルを計算する。

    3.錐体の分光感度を適当に設定し、Boynton色覚モデルをもとに

      「赤<->緑」チャンネル
      「青<->黄」チャンネル
      「輝度」チャンネル
    のそれぞれの応答値を計算する。
という感じになっている。自分自身でいじることのできるパラメーターはRGBそれぞれのスペクトルと錐体の分光感度である。少し前に「からーふぃくしょん」のwebmasterと話している時に、錐体の分光感度が違う場合には、その違いに応じた「自然な色のつながり」があるんじゃないか、という話になったことがあったので、今回はそれを考慮して錐体の分光感度を自分でいじれるようにしてみた。

 ここに今回作成したtruecolor7を置いておく。細かい使い方は今回は割愛したい。が、多分少し使えば(使う人がいるともそうそう思えないが)、使い方はすぐに判ると思う。

いつものようにα版なのは言うまでもない。

 truecolor7の動作画面はこんな感じである。
 

truecolor7の動作画面

 左上から下に向かって、RGBそれぞれのスペクトル設定、全体でのスペクトル、読み込んだ画像、右上から、錐体の分光感度、反対色応答の出力値である。

 画像の任意の場所を調べたければ、BMP画像を読み込んでマウスで好きな場所をなぞるなり、クリックすればよいし、「赤→黄色→緑→青→紫」という単色光のスペクトル色の場合を計算したければ、右下にある「SpectrumColor」ボタンを押せば良い。

 さっそく、赤→黄色→緑→青→紫というスペクトル色の反対色応答「モドキ」を見てみたのが次のグラフである。縦軸が「輝度チャンネル」で、向かって左の軸が「青<->黄」チャンネルで、向かって右の軸が「赤<->緑」チャンネルである。この「輝度チャンネル」・「青<->黄」・「赤<->緑」という「感覚的」3次元空間で波長が一方向に変化するスペクトル色を連続的にプロットしてみると、見事に円状につながっていることが判る。「赤<->緑」チャンネルの計算が基本的にはL錐体出力からM錐体出力の差分をとって、さらにS錐体の出力をほんの少しだけ引いてやるという計算をしているため、短波長側でL錐体の感度がM錐体の感度を上回っている(ように実は設定した)のでこんな風になるのだ。単純に波長が短くなるだけなのに、見た感じ何故か紫と赤が近く見える。あくまで、大雑把な話だけれど。

 中学の頃の私がこれで納得するとは思えないが、少なくとも今の私はこの円環構造を目にすることができればこれで満足である。
 
 

赤→黄色→緑→青→紫というスペクトル色の反対色応答「モドキ」

 ちなみに、つぎに示すのは輝度が一定になるようにした画像の周辺部をグルッと計算してみたものである。このグラフでは縦軸の「輝度チャンネル」の値はずっと同じで、「青<->黄」チャンネル・「赤<->緑」チャンネル平面内で円環状にグルッと一周しているのがわかると思う。自分自身が下の画像を眺めたときに、つながりが自然だなぁ、あるいは自然じゃないなぁ、と感じる感覚と重ね合わせながら見てみると面白いのではないだろうか。
 

輝度が一定になるようにした画像の周辺部をグルッと計算してみたもの

 さて、興味がある方がいらっしゃれば、このバッタもんソフトを使って、ぜひ色々なパラメータを振って色々な画像を読み込んで試行錯誤をしてみてもらいたいと思う。そして、その結果を私に教えていただければとてもうれしい。もちろん、このソフトを使うという話に限らず、面白そうなアイデアがあれば大歓迎である。
 

 さて、虹というとミュージカル「オズの魔法使い」の中でジュディ・ガーランドが歌っていた"OverThe Rainbow"を何故か思い出す。実は、このソフトを作っているときも「ふ〜ん、ふ〜ん、ふ〜んふんふふふ〜ん」と歌詞が判らないまま鼻歌を歌いながら作業していた。歌詞が判らないまま、というのも何なので、せっかくなので調べた歌詞で今回の話を終わらせたいと思う。虹の彼方には…
 

 Somewhere, over the rainbow, skies are blue.And the dreams that you dare to dream really do come true.



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