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2009-02-02[n年前へ]
■「一人の人間を救うためには、何が必要かわかる?」
劇作家である鴻上尚史の演劇(の戯曲=シナリオ)「トランス 」の中にこんな言葉があります。
「一人の人間を救うためには、何が必要かわかる?」
「何?」
「もう一人の人生よ」
この文中の「救う」というものがどのようなものであるか、あるいは、そんな言葉を使いたくなる状況というものは人の数だけ数限りなくあると思います。
ただ、この言葉、一人の人間を救おうと思うなら、他の人を救うことはできないし、その他の人の中には自分も入っている、という言葉は正確すぎるほどに的確な言葉かもしれない、と思います。