栗本薫 死去。
ぼくは、一人目覚めて秋の音をきいている夜半、彼女のことを考える。
ぼくは彼女に呼びかける。悲しい夢を見たよ。きみがどこにもいなくなってしまう夢を。でも、よかった。きみはそこにいる。では、お休み・・・そして、ぼくは眠りにつく。 「猫目石(上) 」「猫目石〈下〉 」