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2009-12-13[n年前へ]
■スポーツシーンは「読む」に値する
山際淳司が生前に自ら選んだ文章等をまとめた「山際淳司―スポーツ・ノンフィクション傑作集成 」の最後を飾る、「ツール・ド・フランスを”読む”」の一番最後を締めくくる一節。
ところで、もうひとつ付け加えておくと、ここではツール・ド・フランスのことを書いたが、スポーツシーンは「読む」に値するということだ。スポーツを解読していくと、いろいろなものが見えてくる。それは逆から言うと、スポーツが人間に関するもろもろのことを、つまるすべてを含んでいるからにほかならない。もしかしたら、人が力を費やすさまざまなことを、この「スポーツ」という言葉に置き換えてみても、その文章は「真」なのかもしれない。