hirax.net::Logos::2012-12-21

2012-12-21[n年前へ]

「おろか者たち」になるヒント 

 「中学生までに読んでおきたい哲学 4巻 ~ おろか者たち 」を読んでみたくなる一節。

 「おろか者たち」という巻の目次を作っているときのことです。以下の4編を並べて1ブロックにしました。自分の得意なところで生きればという松田道雄さんの「だめな人間なんていない」、遅刻は悪くないという梅棹忠夫さんの「遅刻論」、目的地にまっしぐらではなく・遊び迷いながら行く方がいいという森毅さんの「やさしさの時代に」、みんな一緒にではなくという河合隼雄さんの「”明るく元気に”病」です。
 その時、この4人が、かつての「京都学派」だと気がつきました。(中略)…京大には自由奔放・融通無碍な気風があると言われてきましたが、4人の型にはまらない考え方には共通するものがありそうです。

松田哲夫の本とコンピュータのある暮らし 第16回

 型にはまった、さながら金型に高圧注入され・量産されていくプラモデルみたいにならないように、中学生に戻った気持ちになって「おろか者たち」になるヒントを読んでみたくなる。