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2011-04-13[n年前へ]
■チェルノブイリ原発事故起因の推定死者数
テレビで眺めることなどを振り返りつつ、一日一枚スライドを作っています。たとえば、今日作ってみたのは「チェルノブイリ原発事故起因の推定死者数」というスライドです。
スライドに指し添えたイラストは、「チェルノブイリ周辺の位置関係と放射能汚染地図」と「ベラルース・ロシア・ウクライナの15歳以下幼児の甲状腺ガン発症数の変化」です。
スライドの右下のグラフには、賛否両論あるだろうとも思います。ただ、「チェルノブイリ原発事故で亡くなったのは三十数人」という言葉を聞いたなら、話を気をつけながら聞こうか、という気にもなったりします。
もし日本の専門家たちが、いまだにチェルノブイリ発電所事故の被害は消火活動にあたった災害従事者の31人程度であって、住民への被害は思ったより少ないと思い続け真実から目を背けるならば、原子力への住民感情と信頼は専門家の人間性の面で遠く離れてしまうだろう。
「原子力防災―原子力リスクすべてと正しく向き合うために 」