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2013-06-21[n年前へ]
■「ハッカーに立ち向かうための方法」という名の「ハッカーになる方法」
「暗号解読戦争 」から。本書中の「ハッカー」「クラッカー」という言葉については意見が分かれそうだけれど(本書中ではハッカー=クラッカーなので)、けれど、とても心に残った一節が下記。「ハッカーに立ち向かうための方法」として書かれている、こんな言葉。
ハッキングというのは強烈な体験であるが、今日思い立って明日経験できるといったお手軽なものではない。ある種の献身的かつ集中的な努力といったことが必要である。真のハッカーには長い年月をかけてコンピュータに関する全てを知り尽くす努力が必要であって、彼らは文字通り寝食を忘れてそれに没頭する。失敗を重ねても決して怯むことのない強靱な身体的、精神的スタミナの持ち主である。(中略)失敗に学び、慎重さを身につけ、そしてテクニックを完成させていくのである。(中略)格好がよいから, ちょっと手を出してみようかというのは、本当の意味でのハッカーではない。
このような相手に立ち向かうにはどうすれば良いかということが重要な問題であるが、シュオタウ氏の『サイバーショック』(Cybershock)は次のような指針を示している。
- 視野を広くして考えること
- 古い方法に執着しないこと
- 先入観を持たないこと
- とにかく実行すること。上手く行かなかったら、別の方法を試してみること。
- 我々の直面している唯一不変の事柄は、変化ということである。