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2009-03-27[n年前へ]
■数学好きの日本人を作り出した「塵劫記」
京都新聞のソフィアで、「誰が数学嫌いにしたのか 」の著者上野健爾の回、「江戸文化理解のために和算研究を」より。
江戸時代、多くの人たちが数学の難問を作りそれを解くことに夢中になっていた。津々浦々に数学の愛好者がいて、老若男女が身分を超えて数学を楽しんでいた。こうした現象を生んだ要因は1627年に初版が出た「塵劫記」によるところが大きい。
「塵劫記」は江戸時代を通してベストセラーとなった数学の教科書であり、美しい図と遊び心をくすぐる問題が多数含まれていた。
ソフィア 「京都新聞文化会議」 上野健璽氏 153