hirax.net::Logos::2009-06-01

2009-06-01[n年前へ]

表に出すもの、内に秘めるものの割合 

 北村薫の「夜の蝉 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書) 」から。

 水鳥の脚使いではありませんが、内に何かを秘めない人はいません。何をどれぐらい表にし裏にするかは人によって違います。どんなにしてもいえないことというのは誰にでもあるのです。・・・ある意味では、その割合こそが、動かしようのないその人らしさを作るのでしょう。
「6月の花嫁」