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2010-10-24[n年前へ]
■押井守の「たまご」
(少女は“たまご”をかかえている。彼女は、たまごがかえって、鳥になると信じている)
“たまごは割ってみなければ、なかになにが入っているかわからない”
私の好きな(たとえば加納朋子の「掌の中の小鳥」のような)「掌の中にあるもの」とは違うテイストですが、この前後にある言葉を書き写しておきます。
「しかし、たまごを割ってみると、なにもない。これにとまどう人も多いと思うんですが」
「たまごは、言葉を変えていえば、夢とか希望だと思う。それは、今ここにはないもので、可能性として存在しているだけである。しかし、夢とか希望を信じているうちは、人は本当の現実には出あっていないのだと思う」