2009-10-27[n年前へ]
■ハイスピードカメラ「EX-F1S PC制御基本開発キット」
ハイスピードカメラ「EX-F1S PC制御基本開発キット」で開拓する業務用市場
カシオ計算機が昨年から販売している「HIGH SPEED EXILIM EX-F1」は、秒間60コマの高速連写や1,200fpsのハイスピードムービーが撮影できるデジタルカメラ。従来高価な業務用機器でしか撮影できなかったハイスピード写真の世界を、一般消費者レベルでも手軽に味わえるようにしたものだ。
カシオが9月から法人向けに販売を開始したのが、「EX-F1S PC制御基本開発キット」だ。これは、EX-F1S(※)をPCから遠隔操作するソフトを制作するための開発環境(SDK)で、ハイスピードカメラを利用した画像系のシステムを構築することが可能になる。
※EX-F1に遠隔制御機能を追加した法人向けモデルで、カメラとしてのスペックはEX-F1と共通。「EX-F1S」「PC制御基本開発キット」ともにオープン価格だが、販売代理店における実勢価格は「EX-F1S」が20万円前後、「PC制御基本開発キット」が30万円~40万円)
なお、SDKを利用して開発したソフトウェアは、法人向けモデルの「EX-F1S」でないと動作させることはできないが、既に購入済みのEX-F1をEX-F1S相当のソフトウェアにアップデートする有償サービスも用意する予定だ。
2009-10-26[n年前へ]
■楽天、分散キー・バリュー型データストア「ROMA」のソースコードを公開
楽天、分散キー・バリュー型データストア「ROMA」のソースコードを公開
楽天は2009年10月24日、同社が独自開発した分散キー・バリュー型データストア「ROMA」をオープンソース・ソフトウエアとして公開した。
ROMAはデータを「キー」と「値(バリュー)」の組み合わせとして保存するキー・バリュー型データストアであり、キーに応じてデータを複数のノード(サーバー)に分散・複製して保存できる。そのため、サーバーの台数を増やした分だけデータ容量やスループットが向上するほか、データの複製を複数のノードで保存することから耐障害性も高い。ノードに障害が発生した場合も、ROMAが障害を検出して自律的に障害を復旧できる。
ROMAは分散メモリー・キャッシュ「memcached」互換のAPI(アプリケーション・プログラミング・インタフェース)を備えるほか、独自に開発したコマンドやストレージ・システムなどをプラグインによって拡張できる。
2009-10-25[n年前へ]
■通常のPCにOSXをインストールするソフトウェアの試用版公開
Mac OS XのプレインストールPCを販売しているPsystarから、通常のPCにOSXをインストールすることができるようにするソフトウェアRebel EFIが販売開始された(参考記事)。
Psystarによれば、Rebel EFIはIntelの「Core 2 Duo」と「Core 2 Quad」「Core i7」「Xeon Nehalem」CPUを搭載したマシンに対応するという。
ユーザーはRebel EFIをダウンロードした後は、それをCDに焼いて、画面に表示される指示に従うだけでよいと、Psystarは述べる。ハードウェア機能の制限が全くないRebel EFIスイートのフルバージョンは、49.99ドルで販売されている。ちなみに、使用時間限定等の制限がついた試用版は、ここにisoイメージがある(使い方FAQ)。
インストール・メンテナンスに使う時間・手間を考えると、結果的には純正品のApple MacBook Pro でも買ったほうがずっとお得だと思う。しかし、コンピュータをいじる・改造すること自体が目的・趣味だという人々にとっては、この試用に一回は挑戦してみたくなるかもしれない。ちなみに、Mac OS X 10.6 Snow Leopardなどは別途必要なので、(持っていない人は)2,937円ナリを支払ってインストール用ディスクを購入する必要があります。
2009-10-24[n年前へ]
■【iPhone】カメラアプリ系の画像処理をする
iPhoneで画像処理プログラミングを思わずしたくなる「【iPhone】カメラアプリ系の画像処理をする」
2009-10-23[n年前へ]
■g++でOpenCVコードをg++でMakeする方法についての情報
今までVisual Studioでコンパイルしてたんだけど、だんだんしんどくなってきた。まぁWindowsマシンのスペックが低いのが原因なのだが... とにかく、これからはgcc/g++でやるとしよう。というわけで、g++でOpenCVコードをg++でMakeする方法についての情報
2009-10-22[n年前へ]
■「Windows 7の数式入力パネル」で手書き数式処理プログラムを作る…!?
Windows 7を試用してみよう、と思います。理由は、「Windows 7ソフトウェアレビュー - アクセサリの数式入力パネルで楽々数式入力編」で遊んでみたいからです。
Windows 7で新たに追加されたツールに数式入力パネルがある。その名前の通り、ポインティングデバイスで、手書きで入力した数式を、自動認識してくれるというツールである。
以前、数式処理プログラムMathematicaの世界戦略統括責任者であり、開発者Stephen Wolframの弟でもあるコンラッド・ウルフラムに、「手書き(Tablet)Mathematicaをなぜ出さないのか?」と尋ねたことがあります。
その時は、「そういう試作品はすでに作った。しかし、未だ市場ニーズがない」というような答えを聞いたように思います。それは、決して「Wolfram AlphaのiPhoneアプリ」のような今一つ感にも・割高感にも溢れるものでなかったのでは?と思っています。
「欲しいものがなければ、作ろう」というわけで、Windows 7の数式入力パネルを試してみるつもりです。もちろん、Mathematica PlayerのMathematica カーネルと組み合わせてみよう、というわけです。AutoHotoLinkやAtokとの組み合わせにチャレンジした後は、当然「手書き数式処理をしてみよう」というのが、当然予期されるだろう自然な流れ、ですよね。
2009-10-21[n年前へ]
■ボケ風味画像を画像処理で作り出すFinePix F70EXR
"> 一眼レフカメラのようなボケのある写真が撮影できる! 富士フイルム「FinePix F70EXR」
ボケが大きくなりやすい一眼レフカメラと比べ、撮像素子の小さなコンパクトデジカメやカメラ付きケータイは大きなボケを得にくい。ボケの大きな写真を撮影するのは、コンパクトデジカメユーザーの憧れだろう。
その課題を画像処理で解決しようという新機能が、富士フイルムの「FinePix F70EXR」(以下、F70EXR)が搭載した「ぼかしコントロール」だ。シーンモード内に新たに加えられた。シャッターを切ると自動的に2枚の写真を連写し、その画像を基にしてメーンの被写体と背景の距離を計算。画像処理によって背景のボケだけを強調する仕組みだ。
2009-10-19[n年前へ]
■何かしらつくるときに、誰かとかぶる(Ruby and GCD)
Snow Leopard から搭載されてる Grand Central Dispatch (GCD) を Ruby で使えるようにしたら、お手軽並列プログラミングできたらいいよね。なので、ちょっと取り組んでいた。
半分くらいできて、 CRuby の GIL をどう回避するかなーと考えていたところに MacRuby 0.5 beta 1 で GCD をサポートしたよ、とさらりとアナウンスされる。何かしらつくるときに、誰かとかぶる。いつもタイミングが悪い。あるいはいつも出遅れている。
2009-10-18[n年前へ]
■Ruby拡張ライブラリの罠
ここ数日Ruby専用DLLである「拡張ライブラリ」なんてものに手を出しているわけですが割と呆然とする問題に遭遇したので書いてみる。
fclose関数が(#define fclose(f) rb_w32_fclose(f)により)得体の知れぬ(msvcrt-ruby18.libもしくは関連dll中にあるだろう)rb_w32_fcloseなる関数に置き換わり、さらにその中でエラーしている、というわけです。
2009-10-17[n年前へ]
■並列化テンプレートクラスライブラリ「Intel Threading Building Blocks」入門
「オープンソース化された並列化テンプレートクラスライブラリ「Intel Threading Building Blocks」入門」
C/C++で並列アプリケーションを実装する手法として、並列化したい処理をOSのAPIを用いてマルチスレッド化する、もしくは並列プログラミングの規格である「OpenMP」を利用する、といったものが知られている。これらについては以前の記事でも紹介しているが、マルチスレッドを利用した実装は柔軟性がある一方で手間が掛かり、OpenMPは比較的手軽だが柔軟性に欠けるなど、それぞれに長所と短所がある。
これらの問題を解決し、C++での見通しの良い並列処理実装を可能にするのが本記事で紹介する「Intel Threading Building Blocks」(以下、TBB)である。