2016-09-26[n年前へ]
■2001年と2011年、テレビ画面の向こうに観た景色。
アニメ映画「君の名は。」を観た。本当のところ、実際のところは、何も知らないけれど、2011年の日本で強く感じたことを原動力にして作り上げられた、綺麗なジュブナイルに思えた。その「君の名は。」をひいて2011年米国映画「Source Code」を紹介しているコメントをFacebookで読んだ。
「君の名は。」も「Source Code」も…そのどちらも、名前も知らない少なからずの人たちが”あるできごと”に巻き込まれ、それを第三者として眺めた人が”あの時何ができたか・その時何ができるか”を考えたことから始まる物語だと思う。そして、多くの物語がそうであるように、そのストーリーを精一杯辿っていくことを経て、(名前も知らない)他の人たちの物語”がそれぞれ浮かび上がってきて、そして何より自分自身(の物語)を発見していくという…いわゆるひとつの物語の王道だと思う。
2001年の秋、日本では早朝の時間に北米から放映されるTV画面の中で理解しがたく観ていたことや、2011年の春の午後に、日本の東北地方で撮影されるTV画面の向こうから、信じがたくリアルタイムで観た映像や、それをきっかけに人生を大きく変えていった親しかった人たちのことを思い起こすと、少しだけ・ほんの時々だけど、”あの時何ができたか・その時何ができるか”とか考えてしまう。
2016-06-24[n年前へ]
■東工大(旧長津田キャンパス)最寄り駅の「すずかけ台」…駅名由来や花言葉
東工大(すずかけ台キャンパス:旧称 長津田キャンパス)に行くために降りたすずかけ台駅、ふとその名の由来を眺めた。…それは、「古代ギリシャの哲学者プラトンが開設した学園に植えられていた鈴掛の木にちなむ。春に咲く花は「枝に懸けられた鈴」のような果実を生み、花言葉は「天才」…良い名前を付けられたものである。
24 Jun 2016
パーティーって「その一瞬の雰囲気」が大事だと思うんです。Ricoh Thetaみたいなものや、こんなバレットタイム映像は、何だかそんな「場」が記録されていいですね〜。
21:23:55 18th, June
2014-12-27[n年前へ]
■「走った時の風で女子のスカートがめくれるはず」
中2病まっただ中の少年少女、そしてかつて中学生だったすべての大人たちに送る、妄想実験バラエティー!
“中2病”という言葉が生まれるほど、最も多感な年頃と言える中学2年生。 彼らの頭の中は、いつも大人の考えつかないような妄想で溢れている。 では、そんな突拍子のない妄想に、大人たちが本気で向き合ったらどうなるのか?
野球に打ち込む少年の妄想は、走った時に起こる風だけで女子のスカートをめくるというもの。きっとめくれるはずという一心で、少年野球の仲間たちが団結!何度も走り込み検証する。
2014-09-28[n年前へ]
■「今日が駄目なら、明日の自分」「明日に向かって走るんだよ!」
島本和彦の「アオイホノオ」や、梶原一騎・ちばてつや「あしたのジョー」にハマった、2014年9月末の週末。
TVドラマ「アオイホノオ」…実は結構ハマらなかったけど(マンガの方がそれだけ好きだったから、けど毎週観たけど)、けれど、島本和彦が喋る(というか普通のテンション基準なら叫ぶ)「違うぞ若造。お前はこのバイクに乗って明日に向かって走るんだよ!」には、着メロにしようかと思ったくらい、気に入ったかも。
「今日が駄目なら、明日の自分に任せよう!」という、丹下段平が書いたらしき言葉がある。いいぞこれ。島本和彦的な「あしたの自分」に丸投げ…じゃなかった、あしたの自分を信じる姿が最高だ!頼む。あしたのジョーならぬ、明日の俺!
2014-08-16[n年前へ]
■「カリオストロの城」研究と「風立ちぬ」
ルパン三世「カリオストロの城」の解説動画。"The Castle of Cagliostro Analysis" Fiat500のエンジン配置とかフレーミングの工夫とか、とても面白くて作業BGMに全然ならなくて、仕事捗らない…。
1年遅れの「風立ちぬ」。カリオストロの城の解説動画"The Castle of Cagliostro Analysis"にハマったせいか、風が流す雲の動き、逆に流れる風景や、その前で動く人物のスプライトも面白い。泣けちゃうけど。
とてもシンプルな物語に感動した「風立ちぬ」のエンドロール、荒井由実の「今はわからない」「他の人にはわからない」という部分には、本当に端的に泣けてしまう。
2014-04-16[n年前へ]
■「パウロ2世の口」と「オッタッタチンコ」
ロケット工学の的川泰宣先生に、ハレー彗星探査機「すいせい」でロー マ法王パウロ2世に招待された時の話を聞く。「講話」中に居眠りする日本科学者たちが、ん?変な言葉が聞こえたような?と何度もふと目を覚ましたという。
その聞こえた言葉は「オッタッタチンコ」
「すいせい」の打ち上げ年である1985年の85は、イタリア語で言うと「オッタッタチンコ」に聞こえたのである。その年号が、つまりは、パウロ2世の口から「オッタッタチンコ」という音が連呼され、そのたびに日本人科学者たちは目を覚ましたのだという。
2014-04-14[n年前へ]
■「安全・信頼性」を確保する技術
H-IIBロケットのプロジェクトマネージャだった中村富久氏のお話を伺う機会があった。正直に言って、本当に心動かされ・学ぶことが多かった。松野元さんが書いた「原子力防災」を読んだ時のような感覚を受けた。
安全確保はゲームに例えて言えば、勝てない・引き分けもない・棄権もできない、というものである。つまりその仕事に就いた人は、絶えず努力をする必要があり、しかもそれでもなお永久に「絶対」という段階には到達できない。
原子力防災」著者 松野元さんがテレビ番組で語ること
氏の手帳の最終頁には、「H−2A6号機失敗の教訓」という調査部会の報告が、毎年365日それを見返し続けるために貼られていた。そこに書かれた内容は、大雑把に言えば2つの内容で、「起こった事象を謙虚に受け止める姿勢」「あらゆる可能性を追求する真摯な姿勢」というものだった。
2014-04-11[n年前へ]
■小保方さんを「職人」と称した不可解な記事を、タイの家作り職人さんで理解した!
「世界の日常」を主観的かつ客観的に映し出していくGOLVAL VISION、No.2 は"HOUSE"。世界の3つの場所での日常のうち、タイの家を作る大工さんが最高にいい。
「(建築)作業は長年の勘と経験が生かされる」…ん?それって行き当たりばったりの香りがするぞ(タイだし)?
「ところが、(ロケ日の)今日はどうやら苦戦の様子」
「くそ!どうしてはまらないんだ!」
「設計図はないんですか?」
「そんなものはないよ」
「全部頭の中に入ってるんですか?」
「あぁ全部覚えてる」
「今まで設計図を描いたことがないというので、この家の間取りを訊いてみると…」
「間取りも描いたことがないんだよな」
(…で描き出したのが三角屋根)
「こりゃ本当にわからないな」
「(予算のない夫婦のために)実はこの家はたった6日間で建てたんだ」
「(普通ならば一ヶ月ほどもかかるところを、たった6日で建てたこの家、耐久性は大丈夫だろうか)耐久性は大丈夫ですか?」
「30年は絶対持つよ」
「凄いですね」
「凄いだろ」
「設計図も間取りもなく勘と経験だけで家と作るジャガットさん。住む人を思う気持ちは誰にも負けない」…彼、タイの高床式住宅に、洋式便器を取り付けた。もちろん下にただ落ちるだけ、水も流れなくただボットンだけど、座りやすいのも本当だ(値段は高いけど)。
この大工さんが、(3歳くらいの本当に可愛い娘さんを抱きながら)「これが僕の理想の家だよ」と描いた(三歳児くらいのラクガキに見える)「椰子の木が横にある三角屋根の家の絵」を見たら、単純にとても楽しくて・とても単純に感動してしまった。
そうか!小保方さんを「職人」と称した(その書き手の感覚に少しばかり驚かされた)この記事は、タイの職人さんを念頭に置いたグローバルビジョンかつマイペンライでコップンカーな感性をもとに書かれた記事だったんだな。それなら凄いわかるぞ!(そうでないとわからないけど)
2014-04-10[n年前へ]
■いつだって「背中にランドセルを背負った人生一年生」なヤツらこそ最高だ!
十年数年くらい前に、お世話になったライターさんが「三十代前半は気をつけないといけない年齢だから」と言っていた。その後色々あって、その言葉にとても感銘を受けた。とはいえ、その数年後には、そのお世話になったライターさんから「四十代も気をつけないといけない年齢だから」という言葉をありがたくも承り、人生いつまでも「大変な年齢」なんだなぁ…と苦笑とともに気づかされた。
そのライターさんが教えてくれた他の名台詞に、「下ッパーず」というものがあった。底辺を形にしたような「シタッパ」の複数形である「三等兵」を表す言葉を聴きながら、とても感銘を受けた。…なぜかというと、私が尊敬していた人たちは、みんなそんな「下ッパーず」なベクトルを持つ人たちだったからだ。逆に言えば、手を動かさなくなって・成長しようと苦しくあがくことを止めてしまった瞬間に、何かしらの「年老い」を感じてしまったからだと思う。
三十代や四十代で(もちろん20代でも、50代でも、60代でも同じことだ)成長しようと苦しくあがくことを止めてしまう人がいる。そういう人の気持ちもわからないでもないけれど、そんな人を尊敬できない気持ちがあるのも本当だ。いつだって「背中にランドセルを背負った人生一年生」なヤツらこそ最高だ!と思う気持ちは、捨てられない。
2014-03-31[n年前へ]
■今も江戸が残る東京を辿る散歩や、カーネギーメロンな東工大でお花見をしよう!?
最近2014年4月の最近の「つぶやき」から。
「東京オリンピックによる大手町再開発計画でも平将門の首塚は避けて通る」の話で、平将門にまつわる場所は北斗七星の形で残ってるという話を思い出した。今度、歴史ミステリー散歩をしてみようかな。
東京に残る「平将門にまつわる北斗七星の形の史跡」で思い出したのが、東京の五色不動を探しつつ彷徨ってみたこと。あれは、もう15年も前なんだなぁ…。うぅ。
東工大@大岡山で花見をしてると、新入生が桜の花の下を(妙に狭い通り道を)歩いてる。…前にカーネギーメロン大のキャンパスを歩く新入生を見て(その服装が実にアキバな東工大@大岡山の学生みたいだ!)と思ったことを思い出した。何はともあれ…桜は綺麗でとてもいいな。
…小保方さんみたいな人をキライになれないことは絶対否定できないけれど、小保方さんに憧れを感じさせる人がいたら、それは少しマズイと思ってる。
一昨日、早稲田理工で眺めた「ワセダものづくりプログラム成果発表会」…これは欲しい!と思ったもののひとつが「アマノジャクー雨の日こそ外で遊ぼう!」…デイリーポータルZみたいだ!