hirax.net::inside out::2008年01月04日

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2008-01-04[n年前へ]

山と海と天文台 

今日見た景色今日見た景色今日見た景色今日見た景色






千円札を拡大して見る 

 日本銀行の千円札の説明を読むと、千円札の偽造防止技術の一つに「深凹版印刷」があって、「従来のお札よりもインキが表面に盛り上がるように印刷されている」という。そこで眺めてみた。すると、確かに濃緑色のインクが(他の色のインクに比べ)高々と盛り上がって印刷されている。その分、ちょっとインクが乱れて汚い感じにも見える。

千円札千円札千円札千円札新しい日本銀行券(千円券)の印刷開始と偽造防止技術について






「バベルの塔」と「宗教改革」 

 バベルの塔を描いたピーテル・ブリューゲルがネーデルランドに生まれた1525年は、ルターがドイツで宗教革命を始めた7年後だ。ネーデルランドでは新教のカルヴァン派が広まり、ついには旧教国スペインからの弾圧を受ける。そして、ネーデルラントの新教勢力は、旧教の支配から脱するためにオランダ独立戦争を起こす。それが、ブリューゲルが死ぬ一年前だ。そして、その結果ネーデルランドは南北に分裂し、現在に至る。

 そんなことが始まった時代、宗教戦争で一つの地方が二つに分かれていく時代にブリューゲルは生きていた。そんな時代を想像しながら、互いに言葉を交すことができなくなり、人々が離れ離れになっていくさまを描いた「バベルの塔」の絵を眺めると、やはり色々考えてしまう。

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