2011-02-03[n年前へ]
■「未来の3次元AVのモザイク」が満たすべき不等式
3Dアダルトビデオの「モザイク処理」のナゾ!?で、こう書きました。
立体動画に単純にモザイクをかけてしまったとしたら、女優や男優の体の真ん中へんに、奇妙に薄っぺらい「平面モザイク」が突き刺さったように見えてしまうように思えます。・・・かといって、モザイクを立体的に見えるような処理をかけたとして、・・・下腹部を不自然極まりない人工的なレゴブロックが覆うような具合になってしまいそうで、それもまた変な映像に見えてしまうような気がします。この疑問は、「3Dモザイクのシュールリアル性への期待」を読み、解消したのです。なるほど、画面に映し出される実際のものたちの遥か手前に「モザイク平面」が映し出される、ということなのでしょうか。
二次元の映像世界でも、「モザイク」というものは不自然極まりないものですが、それが三次元の世界になると、さらに不自然に感じられてしまいそうな気もします。
(全略)アナグリフ式の3Dエロはいくらか観た。基本的には、(モザイクは)手前に平面式なんだけど、「女優や男優の体の真ん中へん」にはなく、それら全体の手前ですね、だから突き刺さってはないです。
しかし、そうなれば、さらなる未来の世界のモザイク処理がどうなっているのだろう?と考えてしまいます。未来には「画面を眺める人の動きに合わせて、その人の(各)視点から眺めた画像が映し出される」というのが普通になっているに違いない、と思います。左に少し動けば、少し左から見た映像が見えるだろうし、少し右に動けば、右から眺めた映像を見ることができるようになっているように思えます。
だとすると、モノリスのように画面の手前に浮かぶモザイク平面が存在したりすれば、そのモザイク平面を見たAVサルたちは、必ずしや左や右に動き、そのモザイクの向こうを眺めようとするに違いないのです。
逆に言えば、「二次元AVのモザイクが隠す範囲」を必ず隠そうとするならば、未来の多視差保証型三次元AVでは「より広いモザイク」にしてやらなければ、隠さなければならない領域が見えてしまう、というわけです。
つまり、「3次元AVのモザイクの大きさ≧2次元AVのモザイクの大きさ+多視差により覗くことができる大きさ」という、「未来の3次元AVのモザイク」が満たすべき不等式が存在するに違いないのです。
「より自然」を追求していくだろう映像技術は、「不自然な存在のモザイク」とどのように折り合いをつけて行くのでしょう? 未来の3次元AVのモザイクは、一体どんな姿をしているのでしょうか?