2015-10-18[n年前へ]
■紫外線カメラで花の写真を撮ってみよう!
人間が見ることができるのは波長400〜800ナノメートルの可視光、それよりも短波長の光を見ることができる昆虫などが多いといいます。自分が見ることができない世界があるのなら、そんなものこそ眺めてみたい!というわけで、紫外線カメラを仕立ててみました。
ちなみに、可視光を完全にカットして紫外線のみ通過させるような波長特性フィルタは高いので、(青色が若干通過する)FUJIFILM 特性波長透過フィルター BPB 42を使ったので、制作費は1000円ちょっとの紫外線カメラとなりました。
紫外線カメラで眺めるなら、せっかくなので「昆虫が普段眺めていそうなもの」として、川沿いに咲いていた花を摘んで撮影してみたのが下の写真です。左の写真がが可視光のカラー画像、右が紫外線撮影したものです。紫外線で眺めてみると、同じような色に見えても、花びらと花の中心部の明るさが全く異なっていたりして面白くなります。またあるいは、可視光では暗く沈んだ赤色に見えていた花が紫外線の世界では明るく輝いていたり、生き生きとした明るい橙色の花が紫外線では全く見えない暗黒のような花だったり…と意外で面白く感じます。