hirax.net::inside out::2008年03月03日

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2008-03-03[n年前へ]

「点字」というエンコーディング 

 エレベータに乗ると、階数が描かれたボタンには、必ず点字でも階数が刻まれている。いたる所に、当たり前のように、点字が刻まれたものがある。けれど、その読み方を知っている人は決して多くない、と思う。少なくとも、私は知らなかった。

 点字印刷機のパンフレットに、点字で五十音やアルファベットや数字などが羅列してあった。そのたくさんの点字を見ていると、そこには明らかなルールがあることが見て取れる。点字は、とてもわかりやすい「決まり」で表されている。

UTF-8,EUC, ShiftJIS…そんな文字コードに触れたことがある人であれば、「点字」というエンコーディングを眺めてみると、きっと全ての人がとても面白く感じると思う。たとえば、とほほの点字入門を見れば、その面白さがわかると思う。そう、あの「とほほ」氏だって、その点字の面白さにハマっているのである。

 「点字」というエンコーディングを眺めたとき、きっと「あぁ、こんなことができるかも」と何か新しいアイデアを思いつき・実現できる人は多いと思う。そして、もしかしたら、そんな風にして実現されたアイデアの幾ばくかは何かの形となって残っていくかもしれない、とも思う。「点字」というエンコーディングは面白いと思う。

おさけとほほの点字入門