hirax.net::inside out::2008年03月11日

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2008-03-11[n年前へ]

高層ビル消滅(消灯)マジック 

 誰でも簡単に「高層ビルを消すマジック」をすることができる。少なくとも、あなたが合図するだけで「高層ビルの灯がいきなり消えてしまうように見せかける」テクニックがある。といっても、コツさえ知っていれば、それは本当に誰でも起こせる「超自然現象」の一つだ。その種あかしはこうだ。

 東京駅の西南に見える大きな高層ビルは、いつも夜10時、つまり、22時ピッタリに多くの階の灯りが消える。もちろん、このビルでは22時ちょうどに、(おそらく)省エネのために照明が消える、というだけのことである。しかし、そのことを知ってさえいれば、22時ピッタリにそのビルを指差すだけで、まるで指先から不思議な波動が放射され「高層ビルの灯りが消えていくように見える」というわけだ。22時ちょうどに、そのビルを撮影した動画が下に貼り付けたものである。パタパタと灯りがいきなり消えていくようすがわかるだろう。


 「正確な時計があれば、あとはその高層ビルを指差すだけ」の手品だし、当然すぐにネタはバレて(想像されて)しまうわけだが、それでも「ビルの明かりが次々に消えていく」瞬間にはビックリする人もいると思う。

 面白いのは、消灯した後に、バラバラなタイミングながらも、灯りが再び点いていくことである。きっと、残業している人たちが、暗い中であたふたしながら、電灯のスイッチを入れているのだろう。そういった、夜の高層ビルの「なかのひと」のようすを想像してみたりしても、何だかとても可笑しい。そんな景色は、22時にだけ見ることができる。