2009-05-17[n年前へ]
■「赤毛のアン」と「モンゴメリ」と「日記」
『『赤毛のアン』を書きたくなかったモンゴメリ 』『誰も知らない「赤毛のアン」―背景を探る 』『L・M・モンゴメリー―「赤毛のアン」の素顔 (生き方の研究) 』『「赤毛のアン」の秘密 』『モンゴメリ日記〈1897~1900〉―愛、その光と影 』とたて続けにモンゴメリ関連の本を読んだ。本人も含め、何人もの人が書いている「モンゴメリには多少の差はあるが、それほどかけ離れた姿ではない。けれど、アニメで見た「赤毛のアン」の印象からすると、ずいぶんと、意外な姿の、それは確かに「赤毛のアン」の主人公と重なる部分も多くあるにも関わらず、意外な「モンゴメリ」がどの本でも描かれている。
彼女には、さまざまな顔がる。私は、彼女の日記をとおして、こうした多面性を持つ一人の女性作家にますます興味をひかれる。
『誰も知らない「赤毛のアン」―背景を探る 』 (p.197)
モンゴメリ関連書を読んでから「赤毛のアン」を読むと、「赤毛のアン」をもっと興味深く読むことができそうな気がする。
そういえば、1年間ほど、(モンゴメリが暮らしていた)プリンス・エドワード島出身の男性に英語を習っていたことがある。彼は、「プリンス・エドワード島は何もないところだ」と言っていた。「旅行で行ったとしても、本当に何もないよ」と、確か、言っていたように思う。・・・いつか、行ってみたいと思う。
彼女を知る多くの人は、付き合いの深い親戚を含めて、日記に仰天した。その個人的な記事は、みんなの知る女性とは似ても似つかぬものだった。
『L・M・モンゴメリー―「赤毛のアン」の素顔 (生き方の研究) 』(p.189)