hirax.net::inside out::2010年08月27日

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2010-08-27[n年前へ]

ダイソーで"100円"UV400カットのスポーツ・サングラスを買ってみる 

 100円ショップのダイソーの陳列棚を眺めていると、サングラスのコーナーにUV400カットのスポーツ・サングラスが山積みに売られていました。色合いもデザインも良い感じだったので、同じ種類のものを「2個」ほど選び、レジへ向かいました。なぜ、まったく同じものを「2個」も買おうとしたかというと、それらのサングラスはいずれも右目中央部のネジがなかったり・その取り付け部が割れていたりしたからです。

 私は、「なるほど、このサングラスは結構良いように思えるけれど、ジャンク品だから100円なんだな」と、ごく自然に納得し、不思議に居心地良く感じながら、部品を組み合わせるのに良い組み合わせの2つをじっくり選び、レジへと向かったのでした。

 レジにいた二十歳くらいの女性は、サングラスを手に取るや否や、「あっ、申し訳ありません、このサングラスは壊れていますので、交換させて頂きます」と言い、サングラス棚に向かおうとします。そのときようやく、「あぁ、ここはガラクタ品があふれている、それはつまり、得するか・損するかのギャンブルが満ちあふれている(しかも、損をする確率の方がずっと高い)場所ではなかったんだ」ということに気が付かされ、そして、なぜか、あたふたとしてしまいました。「いえ、多分、その棚のサングラスは全部壊れていると思います」「なので、2個買って組み合わされば一個として使えるかと思って・・・すみません、すみません…」と、言い訳のようなことを言いながら、なぜだか謝りの言葉を連ねてしまったのです。

 レジの女性は、棚に陳列されていた(私が選んだものと同じ)サングラスがすべて壊れているのを確認したあとに、驚いたことに「壊れたサングラス2個よりも、壊れていないサングラス一個の方が良いですよね?」と私に言い、精密ドライバーを引っ張り出し、慣れない手つきで私が持っていた2個を合体させ「壊れていない一個」を作り出したのです。なんだか、日本じゃない国の電気街にでもいるかのような心地になりながら、掌の中の210円を引っ込めて、105円と感謝の言葉を渡して、早速そのサングラスをかけ気持ちよく自転車で走り出しました。

 そして…しばらく走った後に、右目中央部のネジがなくなっていることに気づきました。そこでようやく気付いのたです。そうか、どのメガネも同じ部分のネジがなくなっていたのは偶然ではなくて、製造上の理由があったに違いないのだ…ということに気が付かされたのです。

 そこで、メガネのネジがとれた部分に、余っていた小さなネジにボンドをとりつけて復活させたのが、一番右上の写真のサングラスです。右目中央部の不具合を直すと、結構良い感じで、満足納得の一品です。

 もしも、私と同じように、このダイソーUV400カットのスポーツ・サングラスを買おうとする人がいるのなら、買った直後にネジ(とネジ穴)をボンドで固めておくと良いかもしれません。そんな補修さえしておけば、とても、お勧め・お買得の一品になるような気がします。とりあえず紫外線は防止できそうですし、よくある値段の50分の1くらいですし…。

ダイソーで