hirax.net::inside out::2010年12月30日

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2010-12-30[n年前へ]

「漫才」が与えてくれる発想法や会話術 

 「漫才」を聴いていると、毎日の会話が楽しくなるような気がする。「漫才」で覚えたボキャブラリーや会話のデザインパターンは、自分が見聞きしたできごとを誰かに話してみたり、あるいは、誰かの話に耳を傾ける時、そこで交わす会話を豊かに・楽しくしてくれるような気がする。

 Wikipediaの「漫才」の項には、漫才とは「古来の萬歳を元に、日本の関西地方で独自に発達したとされる、主に2人組で披露される演芸・話芸。2人の会話の滑稽な掛け合いの妙などで笑いを提供するもの」とある。漫才の本来の目的は「2人以外の第三者に笑いを提供すること」かもしれないが、そこで用いられる技法や視点は、考え方やや口から発する言葉をも、変える何かを持っているように思う。

 漫才とコントの違い…そんなことをテレビ番組の(漫才コンクールという位置づけの)「M-1グランプリ」を見ながら考えた。漫才が日常に溢れる毎日を過ごす人たちが交わす会話はさぞかし楽しいものなのだろう。