hirax.net::inside out::2011年07月08日

最新記事(inside out)へ  |   年と月を指定して記事を読む(クリック!)

2011年6月 を読む << 2011年7月 を読む >> 2011年8月 を読む

2011-07-08[n年前へ]

”カット(切り取り)”でないエクセルの”カット”から「統一感と便利さ」を考える 

 エクセルの「カット」は、「選択領域を削除する(そして、選択部にあった内容をクリップボードに一時的に格納しておく)」という動作を行いません。 つまり、エクセルの「カット」は一般的なアプリケーションとは意味が違います。 エクセル上で領域選択を行い「カット」しても、その瞬間には「選択部にあった内容をクリップボードに一時的に格納しておく」ということだけしか行われず、 引き続き「ペースト」を行った場合にのみ、元の選択領域が消え・ペースト先へと内容を移動させるという動作が行われます。だから、たとえば「カット」直後に「ペースト」を行わなかったとしたら、「カット(という名の作業を行ったはずの)」した領域は実は「カットされる=切り取られる」ことがないのです。

 おそらく、エクセル使い・達人からすれば、そんな”移動”目的に特化されたカット機能の方が便利・使いやすい・メリットがあるということなのだろうと思います。 しかし、その便利さはユーザー・インターフェースの統一感、つまり「単純で数少ない基本原則を覚えさえすればどのように動くかがわかる」というメリットを失わさせてしまう両刃の剣でもあります。

 「ユーザー・インターフェースの統一感」と「特定目的のアプリケーションにおける機能重視のカスタマイズ」を考える時、どんなさじ加減・バランスにしたくなるでしょうか。たとえば、エクセルの「カット」機能を題材にしてみるならば、あなたならどんな動きにしたいと考えますか?