2012-04-16[n年前へ]
■エクセルで2次方程式の「解の配置」を図示してみる!?
(たとえば)2次方程式、つまりx^2+bx+c==0という方程式の実数解を、中学生か高校生の頃、グラフにしてよく眺めたような気がします。しかし、それらの方程式がいつも1個か2個の解を持つにも関わらず、グラフにして眺めるのは「(時にはゼロ個の)実数解」だったような気がします。
そこで、今日は「複素数係数を持つ2次方程式の(複素数)解を”可視化する”エクセルシートを作ってみました(ダウンロード先)。"b"と"c"という2つの複素数を入力すると、(ある程度の範囲の)任意の複素数を"x"とした上で"x^2+bx+c"を計算し、その計算結果がゼロ近くになる部分(どんな複素数値を”x”に代入すれば"x^2+bx+c"という式がゼロになるか)を複素平面上で”可視化”する、というエクセルシートです。
実数(あるいは時に複素数の)係数b,cを持つ2次方程式の、それら係数b,cを自由自在に動かしてみた時の2次方程式の2つの解(の配置や動き方)を眺めてみると、何だかとても面白いものです。たとえば、実数係数の2次方程式を作った時には、実数軸に線対称な2つの共役数が解になったり、複素数係数を入れてみると…何だか綺麗な対応が見えてきたり…と不思議に魅力的な世界が見えてくるのです。
明日は、「係数」をドラッグ&ドロップで動かすと、「解」がどんな風に・どんな配置で動き回るかでも眺めてみよう(眺められるソフトでも作ってみよう)と思います。