2012-07-22[n年前へ]
■JR秋葉原駅は「3次元版ケーニヒスベルクの橋渡りの問題」で「4次元あみだくじ」な空間だ!
かつてケーニヒスベルクという名前で呼ばれたバルト海沿いにあるロシアの街カリーニングラードを舞台にした、「流れる川により区切られた土地を、一筆書き状にすべて渡り、スタート地点に戻ってくることができるか?」という「ケーニヒスベルクの橋渡りの問題」というパズルがあります。
この「ケーニヒスベルクの橋渡りの問題」は普段眺める景色の中にも、意外なほど多く見え隠れしているものです。
秋葉原駅で「ホーム案内図」を眺めていると、「ホーム」が「線路という名の川に挟まれた島」に見えてきます。JR秋葉原駅で、複雑に上下に、そして、東西南北に折り重なっているホームは、まさに「ケーニヒスベルクの橋渡りの問題」3次元版です。すべてのホームを、すべての階段やエスカレータやエレベータを使い、一筆書きで戻ることができるだろうか…?と考えたくなります。
そしてまた、こんなJR秋葉原駅が見せる構造は、一種の「あみだくじ」にも見えてきます。「御徒町方面の真ん中 の高さにあるホームから、神田方面に(ホームという名の)あみだくじ上を歩き出したとしたら…さて、どこに辿り着くでしょうか?電気街口?昭和通り口?あるいは、それらの入り口が閉まっていたら…?
JR秋葉原駅は「3次元版ケーニヒスベルクの橋渡りの問題」で「4次元あみだくじ」な空間です。これが昨日眺めた「理系の散歩道」です。