hirax.net::inside out::2012年11月19日

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2012-11-19[n年前へ]

送電線を伝う人たちが描き出す「青空上の五線譜」 

 蒼い冬の空を背景にして、送電線を何人もの人たちが伝い電気工事をしていました。その風景は、まるで五線譜の上にト音記号を記して、オタマジャクシならぬ音符が美しいメロディを描いている…そんな風に見えます。

 蒼く染まった空の下を、地上数十メートルの高さを、高圧線にぶら下がりながら鉄塔の間を移動するのは、一体どんな心地なのでしょうか。遙か遠くの発電所から、山を越えて谷を越え、何百kmもの旅をして、あなたの部屋まで届く電線にぶらさがって、鉄塔の間を少しづつ動いている人たちがいます。

 高いところが好きな人なら限りなくキモチ良く、高所恐怖症の人たちにはガタガタブルブルな…けれど何だか素晴らしく幻想的な「青空上の五線譜」が今日見た景色です。

送電線が描く「青空上の五線譜」