hirax.net::inside out::2013年01月11日

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2013-01-11[n年前へ]

デジカメ本体・SDカード…全パーツがプログラマブルに動く世界!? 

 2週間くらい、デジカメに挿入したSDカード内部に置いたソフトウェアをデジカメで動かすという、デジタルカメラ本体のファームウェア・プログラミングにハマっています(参考:デジカメ内部でレイトレーシング計算をさせてみる!?Rubyで(が)動くデジカメを作る!? キックオフ編 )。

 それとは別に、(デジカメ本体ではなく)デジカメに挿入したSDカード内部で色んなソフトウェアを動かそう!という「 デジカメ内部でRubyを動かす狂気!無線LAN内蔵SDカードアダプタPQI Air Cardの間違った使い方」という面白い話があります。これは、デジカメに内蔵するPQI Air Cardという無線LAN内蔵SDカードアダプタ上で各種プログラミングをしてみよう!という話です。

 デジカメに挿入したSDカード自体がプログラマブルに動き、(デジカメに挿入したSDカードに挿入したソフトウェアを元に)デジカメ本体もプログラマブルに動く…となると、もちろん、それらを組み合わせてみたくなります。そこで、今日は、(プログラミング可能な)無線LAN内蔵SDカードアダプタPQI Air Cardを購入し、このSDカード内に置いた改造ファームでデジカメ本体を動かしてみることにしました。

 PQI Air Carは4GB以上のmicroSDでないと動きません。その一方、今回使う改造ファームは、SDカードがFAT16でフォーマットされていないと起動できません。ということは、PQI Air Cardの動作加減かつFAT16でフォーマットできる上限=4GBのmicroSDカードを買って、改造ファームを焼き込んだ上でPQI Air Cardに差し込み、さらに、PQI Air Cardの壁面を削り「書き込み禁止状態」としてやれば、「内蔵SDカードがプログラマブルで、本体自体もプログラマブルなデジカメ」ができあがる、というわけです。

 そういうわけで、作ってみたのが右写真の「壁面をカッターで削ることで書き込み禁止状態に見せかけた、改造デジカメ本体ファームウェアを内蔵する無線LAN内蔵SDカードアダプタPQI Air Cardです。デジカメ本体・SDカード…全パーツがプログラマブルに・記憶領域を共有しつつ動くようになったわけですが、…さてさて、どんな使い方をしたくなるものでしょうね?

デジカメ本体・SDカード…全パーツがプログラマブルに動く世界!?