hirax.net::inside out::2013年08月12日

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2013-08-12[n年前へ]

「新宿区・豊島区で殺人事件が起きた」とき、名探偵コナンがいる確率は!?…400パーセント!? 

 「台湾大学の確率」の講義要綱として「名探偵コナンがいる場合の死亡率」という面白い話題がありました。たとえば、下に挙げられたたような題材を眺めれば、思わず台湾大学に進学したくなります。

・名探偵コナンがいる場合、人の死ぬ確率は?
・まったく役に立たないジェームス・ボンド

 ところで、平成24年版 犯罪白書を眺めると、日本国内では殺人事件が年間1000件起きる、ということがわかります。つまり、1日約3件、1週間に約20件というペースです。

 人呼んで名探偵コナン、江戸川コナン(工藤新一)は、(アニメ版では)2〜3週間に一回の頻度で殺人事件の現場に遭遇し、その事件を解決します。つまり、1年間にすると、20件程度の殺人事件に遭遇する、という計算です。端的に言ってしまえば、日本という国で殺人事件が起きた時、20件/1000件=2%の確率で、その殺人事件現場にはコナン少年がいるというわけです。

 ちなみに、コナンたちが住む町「米花町」のモデルは、「新大久保駅から高田馬場」あたりだとされています。つまり、新宿区か豊島区あたりに、コナンは住んでいることになります。ところで、犯罪件数は、非常に大雑把な近似をすると、その地区の人口に比例します。新宿区・豊島区の人口は、それぞれ30万人程度ですから、日本人口1億3千万人中の60万人が住む「新宿区・豊島区」では、年間にすると、1000件×60万人/1億3千万人=4.6件の殺人事件が起きることになります。

 おやおや?コナン少年が住む地域では、年間に5件弱の殺人事件しか起きないのに、彼(ら)は年間に約20件もの殺人事件に遭遇する!?つまり、20件/5件=400パーセントの確率で殺人現場にコナン少年がいる!?…一体、この数字が意味するところは、どんな答なのでしょうか…!?

「犯人はオマエ(コナンたち)だ!」