hirax.net::inside out::2014年03月07日

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2014-03-07[n年前へ]

和便器におけるコペルニクス的転回、いつから「衣掛け」が「金隠し」になったのか? 

 今日知りたくなった疑問は、日本独自の和便器の金隠し、語源だと言われている「衣掛け」が一体いつから「金隠し」に転じたのか?ということです。そして、元々は衣掛け側にお尻を向けていたのが、いつの間に、金隠し側を向くことになったのだろう?というものです。

 便器の「きんかくし」の語源の一つに「きぬかけ」というのがある。平安時代の樋箱(しゃがみ式のおまるの一種)には鳥居のような丸い棒が付いており、それを「きぬかけ」と呼んだ。この時の使用姿勢は「きぬかけ」を背にしゃがみ、まくり上げた着物(十二単)の裾を掛けて用を足した。この言葉がいつ頃「きんかくし」となったかは不明。

金隠し

 便器上で用を足す時の向きが180度転換するなんていう和便器におけるコペルニクス的転回は、一体いつの時代に、どんな風に生じたのでしょうか?