2014-04-15[n年前へ]
■江戸時代の侍は推定身長50メートル。ウルトラマンより高かった!?
東京国立博物館で江戸時代の写真を眺めていると、何だか「遠近感」「サイズ感」が少し(というよりとても)変なことに気づきます。サムライ姿の(というか本当の侍だけど)人の後ろにある山や横にある松の木のサイズに比べて、被写体たる人間のサイズがむやみやたらに大きいのです。江戸時代の武士たちの平均身長は、おおよそ150cm程度だったはずなのに、松の木の高さを基準にすると、推定身長50メートルほどに見えてしまいます。
で、写真をよくよく眺めてみると、写真の上に松や背景の山々や足下の草などが、墨で描かれているようです。「被写体を大きく見せる」度合いが凄くて、近年のプリクラ写真機のように「少し(というかかなり)やり過ぎじゃなかろうか…と思ったりする今日この頃です。