2016-01-31[n年前へ]
■次元ネーミングから「自由度・情報量の価値」を考える
『篠崎愛の「匂いや吐息」をVRで“2.9次元”体験……バレンタインデーに開催』という記事に対する”4Dといい、みんな思い思いに次元数つけるなぁ・・・”というtweetを読み、何らかの自由度や情報量が増えることに対して、世の中は一体どんな次元ネーミング(値付け)をしているのか?が知りたくなりました。
そこで、そんな「○.×次元と自称するもののリストを作り、各自由度や情報量の(自称)価値を眺めてみました。このリストには、3次元プリンタのような「そのまんま」のものは、数勘定に含まないことにします。
- 2.1次元実装・2.5次元実装(基板積層の工夫は0.1〜0.5次元相当?)
- 2.5D印刷(数mm程度の凹凸は0.5次元相当?)
- 2.9次元バレンタイン(”「視覚」「聴覚」「触覚」「嗅覚」「味覚」の五感すべてで、限りなくリアル(3次元)に近い”)
- 4DX(動きや水・香りの追加は(2次元画像に対して)2次元相当?)
こうして眺めてみると、「2.9次元バレンタイン」が(2次元の画像情報に加えて)「聴覚」「触覚」「嗅覚」「味覚」が足されているにも関わらずわずか0.9次元しかプラスアルファとして数えられていないあたりが、次元数デフレというか何か数勘定が間違っているような気がしてきます。