2003-04-05[n年前へ]
■過去と未来の境界線
もうすぐ鉄腕アトムの誕生日2003年4月7日だ。50年近く夢の未来だったアトムの誕生日は、もうすぐに「過去の未来」になる。
そういえば、アトムが動き回っていた「過去の未来」は「機械」と「人間」が共存しようとする世界だったけれど、そんな二つの面が共存する世界はとても面白い。それは時には「機械」と「人間」であるかもしれないし、「強さ」と「弱さ」であるかもしれないし、「悪」と「善」であるかもしれない。あるいは、また「死」と「生」であるかもしれない。そして、その二つの面の接点には、いつも「科学の子」アトムがいる。
そういえば、私たちはいつだって、過去と未来という二つの面の接点にいる。過去と未来の狭間にいつだって私たちは立っている。少しだけでも後ろを振り返ってみれば、そこは過去の世界だし、足下の先に見える世界は全部未来の世界だ。私たちは、過去と未来の境界線を歩き、そしてその境界線を描き続けている。それでも、それでも鉄腕アトムの誕生日に辿り着いて、その日を「過去の未来」にしていくというのはやはり少し感慨深いのだ。
■IEEE-1394接続のプラズマボール
本体のスイッチで「常時発光モード」と音に反応して発光する「Plasma Sound」モードを切り替えられる「IEEE-1394接続のプラズマボール」