hirax.net::inside out::2003年08月08日

最新記事(inside out)へ  |   年と月を指定して記事を読む(クリック!)

2003年7月 を読む << 2003年8月 を読む >> 2003年9月 を読む

2003-08-08[n年前へ]

色んな景色 

 今日は色んな景色がp@hirax.net宛に届いています。誰かが歩きながら眺めた景色もあれば、台風が近づく何処かの場所で眺めた「今日見た景色」もあります。そして、CRTの向こうの「今日見た景色」だってあります。

 このCRTの向こうの「今日見た景色」なんかの場合には、「同じ景色」を眺めた人も多いかもしれません。いえ、多くはないかもしれないけれど少なくともほかにも何人かは「同じページ」を眺めたはずです。だけど、その景色の額縁は見る人それぞれ違うのです。そんな違う世界が人の数だけ確かに何処かにあるわけです。それは、なんだかちょっと不思議でとても面白いことだなぁ、と私は思います。同じ景色を眺めていても、それを包みこむ世界は人それぞれ違うんだなぁ、とそんなCRTの向こうの「今日見た景色」を眺めながら今更ながらに考えてみたりするのです。

 もちろん、そんなことはきっとちょっと考えれば当たり前のことなのでしょうけれど、こんな風に自分と違う世界から眺めた「同じ景色」を形にして見せられると、何だかちょっと新鮮に感じるのです。こんな「あなたが眺めたCRTの向こうの今日見た景色」をぜひぜひ真似して送ってみてもらいたいなぁ、と思います。

 そういえば、今日山手線に乗りながら、人の多さにちょっとビックリしつつ、こんなに人が多い街でいつか知っている人とすれ違ったりする確率はどの程度あるんだろう?などとずっと考えていたのでした。同じ景色をCRTの向こうに眺めていても、それを包み込む世界は人それぞれ違うように、同じ景色をとても近くで眺めていてもそれを包む世界はやはり人それぞれ違うのだろうか?いつか一瞬でも世界が重なり合うことはないのだろうか?と考え込んでいたりしたのでした。

「取手の空」「黄色い花」「品川の空」 

「取手の空」「黄色い花」「品川の空」「取手の空」「黄色い花」「品川の空」「取手の空」「黄色い花」「品川の空」






続「美人化」連打物語 

 カメラ付き携帯電話で動く美人フィルタの話の続き。 …「まずカメラ付きの携帯電話で女性の写真を撮らせてもらうわけだ」「で、美人化ボタンを何度か押してその変化を本人に見せてみるというのはどうだろう?」「そして、最後に元の画像(撮影したそのままの女性の顔)と比べて、ホ〜ラこんなに美人になったろう?と見せてみるのはどうだろう?」「喜ばれないかなぁ?ほ〜ら、君をこんなに美人にしてあげたよ!ってさ」
 「う〜ん、それってむしろスッゴク怒るんじゃないかなぁ?」「元がつまりブサイクだって言っているようなものじゃないの、それじゃぁ…」
 「それなら、いっそ美人化した状態をデフォルトにした方がいいんじゃないの」「撮影したら、もう表示するときには美人になってる、っていう風にさ」
 「なるほど」「だけど、人によって何段階美人化したら良いかは違うだろうしなぁ…」「一段階美人化したら、もうものすごく美人で、それ以上やるとやりすぎっていう人もいるだろうし」「逆に、何段階美人化してもまだまだ美人になる美人発展途上国の住人だっているだろうし…」「それって、何だかめちゃくちゃ失礼な話だけど、確かにそうかもしれないなぁ…」(続く)