2005-05-24[n年前へ]
■「数理科学美術館」
「数理科学美術館」 同じ作者の「こびとのせかい」も面白い。少なくとも、「近すぎるものと遠すぎるものを普通の条件下で同時に見ることは不可能なのです。 しかし、私たち人間とジェリーとでは、その『近すぎるもの』の尺度が違います。 私たち人間にとって「近すぎるもの」も、ジェリーにとっては 「ちょっと近いもの」になり、景色と同時に見ることができてしまいます」という作り手の言葉に惹かれる人は眺めてみると、面白いかも。
■「怖さ」を支える「論理性」
昼、「自分の中の映画ランキング」の話になる。その中で「映画『リング』はとても怖かった。映画を見た後もとても怖かった」という人が多かった。そんな話を夜すると、アメリカ人いわく「映画『リング』は全然怖くない。少なくとも、見終わった瞬間には怖さが全然なくなってしまう」と言う。
なぜかというと、「怖さを裏付ける『論理』がないから」だと言う。「貞子が貞子たる論理が提供されていない」から全然怖くない。論理がないから、見終わった瞬間には忘れてしまうのだ、と言う。