2008-01-08[n年前へ]
■「昔の街道」と「はらっぱ」
特に名所でも何でもない道を歩いているとき、遥か昔の街道や町並みが見えてくることがある。出張先でいつも通らない道を通ったとき、初めての町で景色を眺めているとき、いろんなものをきっかけにして、そんな景色が見えることがある。
そんな風に思うのは、たとえばこんな時だ。道が柔らかく曲がっている。ゆったりと左に右に道が方向を変えている。そんな時は、昔の街道の雰囲気を感じる。そして、そんな時には必ず、その道端のどこかに寺社や祠がある。
なぜだろう、昔の街道は定規で引いたような直線じゃない。いつも滑らかに傾斜し続けている。そんな感じがする。…そんなことを思いながら朝の道を歩いていると、「はらっぱ」を見つけた。「はらっぱ」なんて、久しぶりに見たような気がする。昔の街道沿いのはらっぱのてっぺんには、一体何があるんだろう?
蛇行する
川には蛇行の理由あり
急げばいいって
もんじゃないよと
俵万智『チョコレート革命』