2008-02-17[n年前へ]
■「にくい」という言葉
大野晋の「日本語の年輪」(新潮文庫)を読んでいた時だったと思う、「にくい」という言葉が生まれた源・その言葉が抱えるものについて書かれていた一節に付箋紙を貼った。そして、昔の日本で使われていた本来の意味と現在とでは、その意味合いも変わってきているという一節も興味深く読んだ。個人主義が輸入された現在の日本では、昔ながらの「にくい」という言葉はないのかもしれない、という一節も面白く読んだ。何より、本来の意味を読んだ。
色んなものを抱えている人がいる。とても綺麗に澄んだものも、濁って先が見えないようなもの、ありとあらゆる抱えきれないものを、それでも抱え走る人がいる。あの人の本当に身近にいる人は、それをどう見ているのだろうか。そして、あの人はそれをどう感じているのだろうか。
なんだ、あれが僕たちの探している青い鳥なんだ。 僕たちは、ずいぶん遠くまで探しに行ったけど、本当はいつもここにいたんだ。
「青い鳥」 M.メーテルリンク