2009-01-18[n年前へ]
■続:Simulinkで経済循環モデルを作ってみる
「Simulinkで経済循環モデルを作ってみる」の続きで、マクロ経済学の経済循環モデルを教科書を読みながら、同時にSimulinkでそのモデルを作り確認しつつ、自習しているのですが、「わかった気になるのと、わかるのは大違い」ということだけは実感できます。教科書に書いてあることを、自分できちんとなぞることがなかなかできません。
今日は、前回作ったSimulinkモデルを単純化し、乗数理論の項を読みながら、さらに「消費を国民所得と限界消費性向を使った関数に変えてみた」のです。ついでに、「(景気の)外乱」まで付け加えてみました。
というわけで、モデルを組んだ後に、シミュレーション計算をしてみたわけですが、何だか「教科書を読んだときの予想とは異なる結果」になってしまいます。「消費」が増減すると、その増減を「貯蓄」の項が吸収してしまうため、何だか「乗数効果」というのが体感できないのです…。やはり、教科書に書いてあることを、きちんと理解することができていないようです。「部分部分」はわかったつもりになれても(わかったように勘違いできても)、実際に組んでみようと思うと、自分が全くわかっていないことが本当によくわかります。