2010-10-26[n年前へ]
■最高に幻想的なプラネタリウム
タイの灯籠流しのロイクラトンは、今年は11月の20日頃のようです。ロイ(=流す)クラトン(=灯篭)は、11月の満月の時期に行われる、川の水面に船を浮かべたり、空へロウソクの熱で気球(コムローイ)を届ける、そんなお祭りです。チェンマイやスコータイといった町では、その夜の空には、数えきれない星より多くのコムローイが浮かび、どんなプラネタリウムよりも奇麗な人工の星が光り、それらの灯りが水面に映り込む姿と重なりつつ、やはり数えきれない灯篭が水面に浮かんでどこかに流れていくのです。
コムローイが浮かぶ夜空は、一度は眺めてみたい景色だと思います。不思議な幻想に満ちていつつ、それでいて、夜の空気に吹かれつつ人の喧噪に浸ることができる時空間です。
少しでも興味を感じられた方がいたならば、今から飛行機チケットを買ってみても、きっと後悔はしないと思います。