2011-09-13[n年前へ]
■「十三個お月見団子ピラミッド」と「名残の月」
今日は新暦いわゆる太陽暦の9月13日ですが、旧暦の9月13日…つまり、来月の頭頃には「十三夜」の観月が行われます。旧暦8月15日「十五夜」が「仲秋の名月」なら、旧暦9月13日「十三夜」は「名残の月」と呼ばれます。
十五夜は、ススキを飾り、月見団子や枝豆などを頬張り、空に浮かぶ月を眺めました。…いえ、正確に言えば、十五夜の一日前にあたる日曜夜、ススキならぬ「ススキみたいな草木」を飾り、まだ完全には丸くない月を眺めました。それはつまり大晦日に正月を祝うようなものですし、それっぽいけれど、そこはかとなくニセモノの香りも漂ってきます。
しかし、想像した以上に「十五夜の月と空」は綺麗でした。月が時折雲の後ろに隠れ、動く雲の背後から輝いていることもありましたが、空を動く雲の速さを新鮮に感じることができて、それもまた趣ある光景だったのです。
肌寒さが感じられるだろう来月の頭「十三夜」には、どんな風に月を眺めてみようかと考えます。そしてまた、十五夜の「十五個お月見団子ピラミッド」の並べ方に頭を悩まされたように、今からすでに、十三夜の「十三個お月見団子ピラミッド」は一体どういう風に積み上げれば安定なんだろうか・綺麗に見えるのかというパズルを楽しんでいます。
今年の「十三夜」は10月9日の日曜夜です。日曜の夜なら、「大晦日に正月を祝う」かのごとく「日にちをずらす」ようなことはしなくても良さそうです。
あなたは、どんな風に十三個のお月見団子を積み上げて、どんな十三夜の月を眺めるのでしょうか?