2004-03-06[n年前へ]
■「役に立たないように見えること」
void GraphicWizardsLair( void ); //経由で「組織の中の研究者・技術者がウェブで語るとき」を読む。それぞれの節としてはじめに注目する点は私の感覚と近いところもあるが、それぞれの節での流れは私の感覚とは少しづつあるいは時には大きく違和感やズレを感じる。そして、その最終的な流れには実に大きな感覚のズレを感じる。一番のズレというか私の希望は、「組織から独立した個人に由来する部分に個人の価値を見いだしたい」というところだろうか。 とはいえ、とても面白く読む。
自分の感覚と最も大きくズレている部分は下記の一節なんだろうと思う。
仕事と遊びを区別して割り切ることができるのは、サラリーマンの特権だ。個人として自分を売り込む専門家の場合は、「ホームページ作りに時間を使うより論文を書くほうが業績になる・・・」といった雑念も沸くかもしれない。逆説的だが、「自分はサラリーマンだ」と割り切れる人ほど、楽しく専門知識のページを作れると思う。こんなサラリーマンという言葉を(書き手以外に)一般化しないで欲しいなぁ、とは思う。おそらく、そんな一般化が少し引っかかったのから反応してしまったのだろう。
「世の中の役に立つことをしている」というフレーズにはとても惹かれつつ、その「世の中の役に立つこと」が組織と関連するのであれば、その「世の中の役に立つこと」をそうそう行うわけにはいかないだろうな、と思う。そんな思いもあるのがために、直接「役に立つことはしない」というのをhirax.netのポリシーにしたということもある。とはいえ、hirax.netから出たグッズが画像学会から販売されてしまったりすると、その区別は実に曖昧なものになりかねないが。
とりあえず、(中略)私自身は「一見すると役に立たないように見える」ことを勝手に「世の中のために善い活動をしている(していると思っている)」と思いこみながら書いていくことにしよう。とはいえ、それがオッパイ星人との戦いに発展してしまうと、自分でもちょっと「何だかなー」とは思うが。どうにも、相手がオッパイ星人では勝ち目もないし気がするし。
個人的にはこの方の意見を少し拝聴してみたいところ。
■8盤レコード
今日買った「デジタルでは聴こえない音がある」という8盤レコード。片手の上になんとか乗る位の小さな小さなレコードプレーヤー。車に乗せて、海沿いの防波堤の上でレコードに針を乗せてみようかな。
同梱されていたのは「ジャイアントロボ」の主題歌。オールディーズ・シリーズのStand by meを手に入れたい。
■アニメ空間はどのくらい「遠い」か?
もしかして「脳はアニメの世界を現実に換算して30〜40メートルほど向こう」に認識しているのかもしれないという『アニメ空間はどのくらい「遠い」か?』
ふたり同時に同じ夢を見たりすることがあるのを思えば、脳よりも夢のほうが絶対的な現実かもしれないfrom FAIREAL