hirax.net::inside out::2008年05月14日

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2008-05-14[n年前へ]

続々・腹部全脂肪面積減少のヒミツ 

 こんなことを教えて頂きました。

 脂肪が多いと(肥満していると)、脳卒中・心筋梗塞などの疾病に罹患しやすいのですが、脂肪が多くとも比較的元気な人と高リスクの人がいることがわかってきました。そこで、「内臓脂肪による肥満」と「皮下脂肪による肥満」が健康に与える影響は違うという仮説が出てきました。
 さらに、他人どうしを互いに比較するために、へそ(臍)の高さの断面写真から「内臓脂肪面積」「皮下脂肪面積」「総脂肪面積」が測定されるようになりました。
 コーヒー広告の「腹部全脂肪面積」というのは、この「臍の高さでとったCTから測定されたトータルの脂肪の面積」ではないでしょうか。
 ということは、コーヒー豆マンノオリゴ糖」の広告言うところの腹部全脂肪面積は、「続・腹部全脂肪面積減少のヒミツ」と同じような次元のものであるように思われます。

 20cm^2ほどの断面積は、集めて見れば「4.5cm×4.5cm」になります。「5cm四方の面積の脂肪」を思い浮かべれば、それは大きな脂肪の塊に思えます。その一方で、円周が85cmで幅が2mmのドーナツ状の脂肪を想像すると、それはごく薄い脂肪に感じられてきます。何だかそんな違いは不思議で面白いと思います。

 一万分の一と聞くととても小さく感じると同時に、白い1m^2の中の1cm^2の黒い領域はとても大きく感じたりもします。それが、人の感覚というものなのかもしれません。不思議なものです。