hirax.net::inside out::2010年10月20日

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2010-10-20[n年前へ]

肥満は意外とエコロジー!? 

 ユニットバスに、右に貼付けたようなシールが貼ってあります。それは、「体重の程度次第で、入れるお湯の量を変えましょうね」というものです。人は体重に比例した体積を持つのだから、浴槽に入れるお湯の量は「浴槽の容積ーあなたの(体重に比例する)体積」で良いですよね?というシールです。

 浴槽とシールを眺めてみると、意外なほど、体重次第で入れるお湯の量が違うことがわかります。体重40kgの人に比べると、体重100kgの人などは、まるでほとんどお湯を入れなくても良いように思えてしまうほどの量に(お湯を入れる量を示す)マーキングがされています。

 このサイズの浴槽であれば、体積はおよそ150リットルくらいでしょうか。そして、体重が100kgの人であれば体積は約100リットル程度ですから、必要なお湯の量=「浴槽の容積ーあなたの(体重に比例する)体積」は、50リットル程度になります。・・・確かに、必要なお湯の量が激減しています。これが、体重50kgの人ならば、100リットルものお湯が必要なわけですから、体重100kgの肥満体型の人と体重50kg の人をくらべてみれば、肥満気味な人は、なんとバスタイムに必要なお湯の量は半分ポッキリで済むのです。

 「肥満」は意外にエコロジーなのかもしれません。お風呂に入る時のお湯の量も少なくて済みますし、寒い冬にも体の冷えを抑えることができて(体重あたりの皮膚面積が小さい=熱を奪われにくい)、暖房費を抑えることもできそうです。「体重あたり」の「体重」が必要なのか!?といったツッコミはさておき、暑い夏が通り過ぎて、冬が近づく今日この頃、少し(だけ)肥満気味になってみても良いのかもしれません・・・?

肥満は意外とエコロジー!?肥満は意外とエコロジー!?