hirax.net::inside out::2012年08月24日

最新記事(inside out)へ  |   年と月を指定して記事を読む(クリック!)

2012年7月 を読む << 2012年8月 を読む >> 2012年9月 を読む

2012-08-24[n年前へ]

大人のための自由研究 「ビールの色」を調べてみよう!? 

 「大人のための自由研究 「7色/虹色のビール」を作ってみよう!?」でビールに色んな食用色素を混ぜ込んで、彩り鮮やかなカラフル・ビールを作ってみました。今日は「ビールの色」について調べてみることにします。

 「ビールの色」を決めるやりかたのひとつにAmerican Society of Brewing Chemistsが決めた430nmの波長の光がビール中を通過する間に「どのくらい吸収されるか」で表すというものがあります。430nmということは「青色」ですから、それはつまり、「青色に相当する波長の光をどれだけ吸収するか」でビールの色を表すというわけです。

 「青色の波長光が吸収された光はどのように見えるか」というと、それは「黄色」です。(色処理ライブラリを使って)「青色の波長光が吸収された光スペクトル」(左下図)をRGBに変換し、そのRGB色でビールジョッキ状の円筒形を描いてみると右下のようになります。こう眺めてみると、それは確かにビールの色にも見えてきます。

 

 処理コード:

beerColor=(whiteLight[#]*(1-yellowFilter[#]))&;
spectorPlot[beerColor] (* スペクトル図示 *)
rgb = spectorFitting[ beerColor,
  redLight, greenLight, blueLight ];(* RGB近似 *)
Graphics3D[{RGBColor[rgb], Opacity[0.6], Cylinder[]}]

大人のための自由研究 「ビールの色」を調べてみよう!?大人のための自由研究 「ビールの色」を調べてみよう!?