2003-02-20[n年前へ]
■「ひらがな」っていうブレイクスルー
ノイズの中にも「面白い言葉」
日記っていう表現形態は日本には平安時代からあったでしょ?あれも「ひらがな」っていうブレイクスルーなメディアがあったから活性化したわけじゃん。徒然草とか、枕草子とか、いろいろ残ってるのもあるし、いまは残ってないのも、宮中で、回し読みされてたはずなんだよ。あれがWeb日記/Blogの始まりかもしれないよ。
■CONNECT THE DOTS
はてなダイアリの「おとなり日記」を眺めながら、一瞬だけど強く何かを感じた。日記を書いてる何処か遠くの隣の誰かの生活を考えた。実際のところ、何を感じたかはすぐに忘れてしまったのだけれど、とにかく一瞬だけど強く何かを考えた。
「できたらいいな」と思うことはたくさんあるけれど、「できること」はとても限られていると思う。ごく限られた「できること」を積み重ねていくしかないのだろう、と思う。だけど、そんな小さな「できること」を実際に目に見える形で現実のものにすることと、単に口で語ることはもう大違いだ。だから、「日記によってお互いの存在、同じ時間に生きている事を実感する事ができる、そういうことで得られる元気や、幸せの方がよほど現実的ではないか」という言葉はとても良いな、と思う。
バラバラに描かれた数字を線で結んでいくと、いつか大きな絵が完成するCONNECT THE DOTというゲームみたいに、「できる」小さなことを「辞めずに」続けていれば、何かの絵がきっと浮かび上がってくるんだろうな。
そういえば、SPAの連載中の鴻上尚史が書く「ドン・キホーテのピアス」の先週辺りからの話はちょっと興味を惹かれる話かもね。